見出し画像

超個人的なインド映画との出会いと映画『RRR』の影響の記録

 映画レビューではなくて日記。徹底して超個人的目線。敬称略。

インド映画との出会い

 初めて見たインド映画は「バードシャー テルグの皇帝」N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア主演作。2020年の年末のことだった。進撃のインド人の亜種みたいな動画をきっかけにこの映画主演の彼を知り、ダンスに衝撃を受けてダンスシーンの動画を漁るようになった。当然映画も見てみたいと思ったので唯一の日本公開作のDVDを購入して見た。
 正直言ってバードシャーはそこまで私の好みの映画ではなかった。それでも音楽は全編通して素晴らしく、目当てのダンスシーンは大満足だった。美しい景色の中で、もしくは芸術的なセットの中で、俳優とは思えない超絶ダンスを披露するNTRジュニア。間違いなくこの人は天才だと思った。プロフィールを調べてみるとまだまだ若い。将来また別の映画が日本公開されるかもと思ったのでTwitter、インスタグラムでフォローした。
 その後インド映画に少し興味が湧いてTSUTAYAで「ロボット」を借りて見た。こちらは普通に面白かった。近所のTSUTAYAでは目立つところに「サーホー」が置いてあって「バーフバリのプラバース主演」と書いてあって少し気になっていた。バーフバリは未見だったがあるアイドルがブログでおすすめしていたからだ。「マッキー」も置いてあってあらすじが斬新なので気になっていた。でも結局どれも見ることはなかった。その時点で私が見たインド映画は2つ。そのうち1つが好みでなかった。当たりの確率2分の1は低いなと思ってしまい、踏み出せなかった。その後、いつの間にかインド映画のことは忘れた。

RRRとの出会い

 インド映画への関心は薄れたが、NTRジュニアのSNSはフォローしていたので、次作がRRRという映画らしいというのは把握していた。ある日彼のインスタにナートゥのプロモーション用の短い動画が投稿された。美しい場所で二人組で生き生きと踊っていた。あれっ?超踊れる俳優は他にもいるの?しかも格好良い、と思った。でも日本公開されるとは限らないので、酸っぱいブドウ理論でまぁ面白い映画とは限らないし、と自分に言い聞かせて忘れることにした。ある日TwitterでRRRが日本公開されるという情報を目にした。しかし地元(スーパーウルトラど田舎)の映画館で上映されるとは限らない。自分を慰めるために、面白いとは限らない、とまた心の中で唱えた。ところがRRRは地元の映画館で公開されることになった。
 全国公開日から遅れること約1週間後、私は地元の映画館にRRRを見に行った。内容に全く期待はしていなかった。映画館でNTRジュニアのダンスが見える。それだけで十分だった。

ご存じになった後のこと

 RRRを鑑賞した後の自分の変化を書きたい。先に謝っておくが超読みにくいと思う。どう整理すればいいか全く分からない。とにかくインド映画の新規開拓は怖いとか思っていたかつての自分はRRRという圧倒的な映画とラーム・チャランの魅力によって消し飛んだ。
 まず、今まで個人的に避けていたアマプラに入った。マガディーラとマッキーが見たかったからだ。両方速攻で見た。次にバーフバリ二部作をレンタルで見た。「あなたがいてこそ」のDVDを買って見た。マガディーラ完全版のblu-rayを購入して毎日見るようになった。ツイッターでインド映画ファンの人やラーム・チャランファンのアカウントをフォローし、私のいいねの履歴はインド映画関連で埋め尽くされるようになった。ラーム・チャラン出演作でYou Tubeに公式がある映画は全て見た。ツイッターでカンナダストアという日本にも発送してくれるインドのDVDショップの存在を知り、円安が加速した時期だったがラーム・チャラン出演作のDVDやblu-rayをまとめて注文した。You Tubeでラーム・チャランが踊っているMVをほぼ全部見つけて再生リストを作った。ラーム・チャランの父も叔父も従兄弟も格好いいと気づいて彼らの動画も見るようになった。
 ネトフリにも入った。サーホーを見た。サーホーはblu-rayも買った。ネトフリの言語を英語にして、気になるインド映画を英語字幕でいくつか見た。インド映画のサントラが豊富だったので音楽系サブスク(アマゾンミュージック)にも加入した。友達にRRRを勧めた。ラーム・チャランの動画を見せて、楽しそうで何より、みたいな反応をされた。
 RRRを見てから数ヶ月の間に、いつの間にか20本以上のインド映画を見ていた。大半がテルグの映画だ。あまり新しい映画を次々と見る方ではなく気に入ったものを何度もみるタイプなので、私にしては結構なペースだ。ラーム・チャランの魅力にやられてしまい、彼の新作の日本公開に繋がるならどんなインド映画も見に行こうと思うようにもなった。

終わりに

 RRRとラーム・チャランの衝撃は大きかった。たったひとつの映画によって、少なくとも数十時間、それまでの自分では想像できなかったようなことに時間を使ったし、影響は数ヶ月経った現在も継続している。私はインド映画ファンになったのか。それはよく分からない。案外すぐ飽きるのかもしれない。それでもこの数ヶ月の衝撃はどこかに記録しておきたいと思って書いてみた。せっかくnoteのアカウント作ったので、見た映画のことをまた書いてみようと思う。
 こんな内容でまさかの2000字超え。ここまで読んだ方が存在したらありがとうと言いたい。終わり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?