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卒業に思う


在籍している会社は
いよいよ明日3月31日をもって
退職となる

天災がらみとはいえ
業務の突然の「終了」は
人生初めてである
 
さすがに
施設が再開する6月まで
待つことはできないので
施設の運営元と会社との
業務委託終了を迎えるにあたり
職場を去る

時節柄
卒業…なのかもしれない

思うに
学業を卒えるだけが卒業ではない
むしろ
卒業シーンは
社会人になってから幾度も訪れる

まずは
20代半ばから40代半ばまで
20年勤めた
博多の駅弁屋
後継者不在で廃業となったが
最後まで働けて良かった
お別れの日に
もう書かれることのない
行事予定表を見て
しんみりとした

社長を囲んで最後の記念撮影。
(2011年1月10日)

次は51歳で福岡を離れた時
職場や住居を探し
他県で生活を始める期待と緊張感を
それまでになく味わった
最後の住処である
博多駅近くのマンションをあとにして
新幹線で岡山へ
旅行で頻繁に使っていた博多駅が
いつもと違って見えた

岡山での5年余りの暮らしを終えて
金沢に移ったときは尚更だった
引越したのは1月末⛄
無謀としか言いようがないが👊

その他転職、引越し経験は多々ある
就職活動、賃貸契約のするたびに
世の中変わってきてると
感ぜざるを得なかった

たとえば
非正規労働者が主流だが
短時間労働での採用だったり
賃貸契約では
保証会社の加入が必須になってたり

ただ
どういう場面であっても
自分に関わる人が何人もいる
忙しい合間に私に会って下さり゙
採用を決めて頂いたり
家主さんから
心遣いいただいたり

過去に縁があった人たちとは
もう会うことはないかもしれない
でも
そういう人たちのおかげで
今の自分があるのだと
感謝をもって
新たな春を迎えたい



               けいこ筑風









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