見出し画像

健康マインド(シャチVSシロナガスクジラ❗) オーストラリア沖合

2021年3月 オーストラリア南西部 ブレマー沖合で観測されたシャチとシロナガスクジラの攻防❗
体長20mのシロナガスクジラの成体にシャチの12頭の群れが襲いかかった様子が映像に残された。

オレゴン州立大学の研究チームにNHKの番組ディレクターと映像家が調査船に同乗して番組制作されました。
元々はこの地(ブレマー沖合)でシャチやクジラの群れ、巨大イカの目撃があった事で本格的な調査に取り組んだ時の目撃情報です。

(研究チーム)

シャチの群れは母系で、経験豊かな母親とその子供達で形成される。
成人してもオスのシャチも群れを離れないのが特徴ですね。

(シャチの群れ)

その日の攻防は、1頭のシロナガスクジラにシャチの群れが追走してシロナガスクジラに体当たりして行く手を阻む、口先や背びれに噛みついて追い詰める。
シロナガスクジラが海中に逃げ込むと群れ全員が海面を覆ってシロナガスクジラが海上に息継ぎするために浮上するのを邪魔する。
シロナガスクジラは巨大な尾びれを振り上げてシャチに打ちつけて追い払う❗


(巨大なシロナガスクジラの尾びれ)



時速60キロで繰り広げられる海の死闘の様子が映像で鮮明に撮られていました。

海面にシャチが噛みつき、シロナガスクジラが流す血が浮き上る❗

とうとうシロナガスクジラの動きが止まり、決着がつきました。
シャチの群れにとって生涯一度の大格闘です。

この地点は浅い海底から1000メートル以上の海溝が崖の様に切り立った地形で、海流が急上昇するポイントで豊富なプランクトンが浅い海の日光に照らされて増殖するので、多量な生き物が集まると予想されています。

捕らえられたシロナガスクジラの体は沢山の海の生き物に恵みを与えます。

(クジラの骨に群がる生き物)


海底にはクジラの骨が見つかっています。

海の食物連鎖の姿ですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?