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不登校なりかけ三男と小旅行に行った話 発達グレーの子の気持ち切り替えテクニックも

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ある朝、珍しく
起こしてもなかなか起きられない
三男。

今日はちょっとイヤな予感がする。

着る服がない!

案の定、
お気に入りの長袖がないと
怒ってる。
それ昨日着たやつ。
今ぐわんぐわんと洗濯機で洗われてる。

つい最近まで半袖で行くと
言い張ってたが、
さすがに寒くなってきた。
三男坊だから、
おさがりいっぱいあるのに、
どの服も何かが違う。


ようやく、
シンプルなトレーナーで決着。
もう8時20分過ぎ。

遅刻だから行きたくない!

今度は、
遅刻したらみんながジロジロ見てくるから
イヤだと玄関から一歩も出ない構え。
うーむ。どうしようか。

今日は、
前々からこっそり
私1人で近場へ小旅行と
洒落込むつもりでいた。

そのために仕事も前倒して
やることは済ませている。
8時過ぎに出発するぞとか思ってたのに、
思い通りにはいかぬ。

気持ちの切り替えテクニック発動→成功ならず

私に切れるカードはあまり多くないが、
切り替えができないときのテクニックを
駆使する。

要点は3つ
1. 笑かすのが勝ち
2. 未来のかっこいい姿を想像させる
3. おかげで母さん助かるわ

この3つをいかに繰り出すか。
頭脳戦である。

まず一手。

『ドウェインジョンソン!!』


この左上のかた。
いかついスキンヘッド、
筋肉マッチョ、
なのに意外に穏やかな眼差し、
そして、
『ドウェインジョンソン』の
語呂の良さ。

しばらく三兄弟で
ドウェインジョンソン!!
ドウェインジョンソン!!
と連呼するのがブームであった。
それを利用する。

ついニヤッとしてしまう三男。
よし、いけるぞ。

次の手は、
どっちがかっこいい選手権である。

右手を挙げる。
「ママ〜、ぼく遅刻したら
みんなにジロジロ見られるのがイヤだから
おうちにいたいぃぃ」(のび太っぽく)

と、

お次は左手を挙げる。
「お母さん、ぼくが学校行ってる間、
たまには、
1人で遊びに行って楽しんでおいでよ。
じゃ、行ってきま〜す」(キリッ)

のどっちがかっこいいの?

ぐぬぬぬぬと
答えない三男。
あたま抱えだした。

でも、左手がかっこいい、
とジェスチャー。


「じゃあ、学校行く?」

ううん。
くびを横にふる三男。


最後の一手。
渾身の一撃。
「お母さん、
今日はお出かけしようと思ってて、
前々から楽しみにしてたの。
学校行ってくれるとすごい
助かるんだけどなぁ。
お願い」

さあ、もう切れるカードはない。
どう出るか。

すごく迷ってる顔してる。
でも、でも、やっぱり行きたくないんだな。

「ぼく、お留守番できる」

「ええっ、でも、お昼ご飯ないよ?
今日の給食きっとおいしいよ?」

「我慢できる。
お母さん、おでかけ行っていいよ」

なるほどなぁ、
中間の選択肢を出してくるとは。
成長を感じるぞ。

そっか、どうしても行きたくないんだな。

「じゃあさ、お母さんと小旅行に行く?
お母さんの好きなところしか行かないけど。
結構歩くよいいの?」

うん。

ああ、やっと笑顔出た。

結局学校サボりふたりでおでかけ

ということで、
学校に休むと連絡して、
2人でデートになりました。

2人で手をつないで、
歩きながら、
ずっと好きなバスケの話をする三男。

最近1対1で
こんなにゆっくり
話を聞く機会も取れてないな。


観光して、

マクドで食べて、

香水沼にさらにハマりに行くのに
付き合ってもらって、

帰ってきました。


なんか、私も充電できたな。

また明日からも頑張ろう。


次の日は晴れやかな顔


次の日の朝、
晴れやかな顔で、
三男は
行ってきまーすと
学校行きました。

ちょっとは充電できたようです。


きっと後から振り返ったら
こんなことあったよね、って。
立派になったね、って。
眩しく見上げる日が来るんだろうな。


読んでいただきありがとうございました。

良い1日をお過ごしください。


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