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私の好きなアジアの男前たち【前編】
2024年の初投稿は舞台関係ではなく、私が好きな日本以外の俳優さんと作品ついて。キッカケや好きになった順に書いていきます。
私の周りで共感してくれる人がなかなかいないので、今ここに思いの丈をぶちまけよう!
①香港
香港は映画しか見たことがなく…その香港映画を見るキッカケは金城武さんでした。
『神様もう少しだけ』’98年
やっぱコレだねー
これで金城武さんの魅力に取り憑かれた(言い方)母親が香港映画を観まくる。そんな時に仲村トオルさんが香港映画に出る。母親は仲村トオルさんが昔から好きなので当然見る。それがこの作品↓
『特警新人類
(ジェネックス・コップ)』’99年
この映画で出会ったのが謝霆鋒(ニコラス・ツェー)さん。素行不良で訓練学校から追い出された新人警官ジャック役で主演でした。私は勝手にニコちゃんと呼んでおります。
あらすじ:
素行不良で訓練学校から追い出された新人警官ジャック、マッチ、エイリアンの3人。大量の爆弾を強奪したテロリストの赤虎を追うチャン刑事は、3人を挑発して捜査に参加させる。軽い気持ちで組織に潜入した3人は徐々に核心に迫って行くが…。
物語自体はよくある感じですが、共演者がスティーブン・フォン(一時期ニコちゃんとセットなのかってくらい一緒に出てた)、サム・リー(『ピンポン』にも出てるよ)、ダニエル・ウー、でもってエリック・ツァンという豪華さ。
製作にジャッキー・チェンさんが参加されており、出演者たちはアクションをめちゃくちゃ指導されたそうです。結果としてニコちゃんはこれ以降アクション映画に多用されることになります。そう言えばジャッキーもちょっと出るよ。
ちなみにテロリストの赤虎役が仲村トオルさんです。良い味出してます。何か背負ってそうな男感があるので悪役がとっても似合っていました。
それにしても、生意気だけど賢くて憂いを帯びた表情が良きニコちゃん。最後に赤虎と対峙する時に英語でペラペラ喋るんですがそれがまたカッコいいのよ。香港だからね、そんなもんなのかもしれないけど英語苦手な日本人からしたら、アレだけでカッコいい!ってなんのよ(チョロすぎ)
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このニコちゃんにやられて以降、当時の日本で見れた作品を見まくりました。
『半支煙(わすれな草)』’00年
『戀愛行星(ティラミス)』’02年
この辺りまでは若くて可愛い感じで特に良き。顔も好きだけど歌も好きだったな。
そして日本でも見られる有名なニコちゃん出演作といえばコレ↓
『新警察故事(香港国際警察)』’04年
意外にもジャッキー・チェンさんの主演映画を見たのはこれが初めてだったりする。ジャッキー演じるチャン警部の相棒役?でニコちゃんが出ます。オール香港ロケでアクションありホロリとする部分もありで、コレがまさに香港映画だ!と言わんばかりの作品です。
あらすじ:
ある日、香港で武装グループによる銀行強盗事件が発生した。香港警察特捜班のチャン警部は自らの部下9人を率いて、武装グループのアジトへと向かったが部下を全員死なせてしまう。
事件から1年後、落ちぶれて酒浸りの日々を過ごすチャンの前に、シウホンと名乗る新しい相棒が登場する。チャンのことを「僕のヒーロー」と慕うシウホンによってチャンは少しずつ立ち直り、再び犯人逮捕に挑むことになる。
やがて犯人グループを追い詰めたチャンは、シウホンの意外な正体と、部下の死について隠された真相を知ることになる。
なんてったってジャッキー・チェン様の振り幅が素晴らしいし、ダニエル・ウーが安定の悪役だし、黒髪ニコちゃんのシウホンは可愛い。
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最初から最後まで見どころが多い良い作品です。全員体張ってます。肉弾戦より銃撃戦が多い印象ですが『あぶない刑事』好きなんで全然良いです。チャン警部とシウホンの関係が最後にわかるのですが、そこまでのシウホンの言動を思い返すとあぁーってなりますので2回見ることをお勧めします!
『怒火(レイジング・ファイア)』’21年
ニコちゃんの直近の作品はコレ。
あらすじ:
正義感あふれる警察官チョンは、麻薬組織の壊滅作戦中に謎の仮面をかぶった集団に襲撃され、仲間を殺されてしまう。やがてチョンは、事件の黒幕が3年前に警察組織にはめられ投獄された元同僚ンゴウであることを知る。チョンは自身にとって弟子のような存在だったンゴウと、激しい攻防を繰り広げるが…。
あまり髭面は好きでないけどもいい歳の取り方したなーと思ってます。短髪も長髪もスーツも小汚い格好も大門も全部似合う!やっぱり好きだわー
闇堕ち悪役ニコちゃんはいいよねぇ。
ところで「ンゴウ」て如何なもんか。
各配信サイトでも見れるんで気になった方は是非見てみて。これぞアクション映画!ってやつだから。ニコちゃん40歳だけどドニー・イェンさん60歳ですよ!?よくこんなん(失礼)出来るよね!CGで何でも出来ちゃう現代でこのアクションを生身でやることの凄さ。だからこそもっともっと色んな人に見てもらいたいよね。
ちなみにこの作品ではスタント・コーディネーターとして谷垣健治さんが参加されてます。2023年には続編『怒火蔓延』が撮了したようで。ニコちゃんの勇姿が日本でも見られると嬉しいです!
紹介した3作はすべて2020年に亡くなったベニー・チャン監督作品です。『怒火』が遺作となってしまいました。意図したわけではないのですが、お気に入りのニコちゃん作品がすべて同じ監督のもの。ニコちゃんの良さをいっぱい引き出してくれる熱量の高い監督だったんだなぁとしみじみ感じています。
最後に少し…
彼のご両親は有名人で、もちろん彼も香港では知らない人がいないくらいの有名人。でもって若い頃に付き合ってた(今もか)相手も超有名人。喘息持ちで身体弱いのにアクションしまくって心配して、結婚相手と友達と色々あって心配して、気がついたら Chef Nic になってた(香港行った時買った「鋒味」のクッキー美味しかった)。そしていまだにアクションもして歌いもする。
もうおじさんと言われる年齢だけど良いイケおじになってると思う。ホント好きになって損はない人なので是非見てみてください!
②韓国
初めて韓国に行ったのは2002年。私の初海外でした。この年は日韓ワールドカップが開催されることになっており記念?に放送されたのがコレ↓
『friends』’02年
ウォンビンさんと深田恭子さん共演の日韓共同制作ドラマでやっぱりこれは大きかったですね。
ウォンビンさんの顔は好き。現在は広告とCMで生きている人。ビジュアルがあまり変わらなくてもう不老不死なんじゃないかと思ってる。
ただ2004年に東方神起に出会いそこからは韓国音楽にどっぷりな日々。なのでドラマはちょいちょい見るくらい。面白いかは別として顔を見たいから見る!みたいな俳優さんがいなかったです。
何しろ女優さんが泣き叫ぶのが苦手すぎてドロドロものとか復讐ものとか見られない。となるとサスペンスかミステリーか医療モノのみという偏った見方をしています。
ただこの人が出てるドラマは大抵間違いないと思ってるのはイ・ジュンギさん。自分でアクションが出来るし私好みのドラマに出がち。たくさんある出演作の中でお勧めをいくつか。
『王の男』’05年
この映画が公開された時ちょうど韓国にいて映画館で観たので思い出深い。
あらすじ:
2人の大道芸人と韓国史上最悪の暴君と呼ばれたヨンサングンの運命を描く歴史ドラマ。16世紀初頭の韓国。幼なじみの旅芸人チャンセンとコンギルは国一番の芸人になるという決意を胸に都・漢陽にやってくる。宮廷を皮肉った芸により人気者となった2人だったが、王の側近に捕られ、「王を笑わせることが出来なければ処刑する」と言い渡される。
タイトルが同性愛を彷彿とさせるかもしれませんが、そういうものではない、と思います。コンギルを大切に思うチャンセンと、コンギルに母を重ねる王と、王の孤独に気づいてしまうコンギル。最後は切なさややり切れなさが残る映画だったと思います。
かなり好みが分かれる話だと思うし、タイトルがアレなんで手が出にくいとは思いますが、派手ではない韓国映画として一度は見てみてほしいかな。まぁただ4ヶ月もロングランするほど韓国で人気が出た理由は分からん。韓国の人に聞いてみたいところです。
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イ・ジュンギさんはこの作品で「女より美しい男」と言われ、めちゃくちゃ人気が出たという認識。ざくろジュース飲んだな(CMしてた)。
それ以降はもうずっと第一線で活躍されており、出た作品は必ずヒットする気がします。作品選びが上手いのかな?
『犬とオオカミの時間』’07年
『イルジメ〜一枝梅〜』’08年
『two weeks』’13年
『麗〜花萌ゆる8人の皇子たち~』’16年
どれもこれも人気な作品ですが、アクションが出来る俳優として注目された作品、初めてのパパ役、豪華な出演者の中でも圧倒的な演技力で話題となった作品、と本当に良い作品がいっぱいですね。
『麗〜』はとても良いドラマだけど後半が悲しすぎるのでもう見られない…誰も幸せじゃなくない?悲しすぎない?
なのであえて違うのを挙げてみる
『two weeks』’13年
これは日本でも三浦春馬さん主演でリメイクされています。どちらも娘ちゃんが可愛すぎ。
あらすじ:
殺人容疑の濡れ衣を着せられた男テサンが、白血病を患った娘スジンの骨髄移植手術までの2週間に及ぶ逃亡劇。
あらすじ短いけどそれが全てよね。
このイ・ジュンギさんは普通の男。強く賢く優秀な皇子でも、弁護士でも、刑事でもない。ただのノーマルなチンピラダメ男です。でもやっぱり人生が苦しくてこう生きるしかなかった男なのよね。だけどそのダメ男が、存在すら知らなかった娘のために脱走逃亡してなんとか病院に辿り着こうとするのです!娘ちゃん可愛いもんね!
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ちょいちょい挟まれるへっぽこうっかりテサンも可愛らしいし、小悪魔娘スジンとのシーンは本当に良い。ドキドキハラハラな逃亡シーンと親子の微笑ましいシーンがどちらも楽しめます。
刑事役のリュ・スヨンさん、検事役のキム・ソヨンも素敵な俳優さんですが、悪役チームがまた良い配役です。チョ・ミンギさん、キム・ヘオクさんの悪い顔。そして殺し屋役のソン・ジェリムさんカッコいいのよ。『太陽を抱く月』のウンゴム好きです。という感じです全体的に配役が良いです。
『悪の花』’20年
私的に久しぶりなイ・ジュンギさん作品でしたが、やっぱり良いなと再確認しました。
あらすじ:
刑事である妻は、殺人事件を捜査する中で、夫が過去に無惨な殺人を犯し、身分を変えた犯罪者ではないかと疑い始める。14年間愛してきた夫が、連続殺人犯として疑われるとしたら…。その時、妻はどのような決断をするのか…。
落ち着いたパパなイ・ジュンギさんも良いんだけど、若い頃の金髪姿のビジュアル良き。
思わせぶりな部分が多くて最初ちょっと離脱しそうになったのは内緒。結局はイ・ジュンギさんの演技で乗り切ってんだわさ。面白かったんだけどね。
(関係ないけどヨ・ジングさんが出てた『怪物』もそんな印象だったな。でも面白かった。)
今回は目や表情で「感情」を見せる彼の演技が演技なのですが(意味不明)、やっぱりそれが出来るのがイ・ジュンギさんの凄さなんだろうな。これは是非ドラマを見て実感して欲しいな。絶賛配信中です。
イ・ジュンギさんはいい間隔で好みの作品があるんですよね。アクションはもちろんカッコいいんですが、やっぱり演技力が凄いですよね。どんな役をしても引き込まれちゃう。表情がね、目がね、良いんですよね。
今見たいのは『アゲイン・マイ・ライフ』
やっぱりアクションしてる姿が見たい!
……自分でもビックリするほど長くなってしまったので後編に続きます。ご興味ある方はどうぞ。
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