会いたい人に合って
協力隊の合格が決まってから、
「この1年で『会いたい』と思う人には片っ端から会いに行こう!」
と覚悟を決めました。
結果、蓋を開けてみると夏休みが終わった今の時点で会いたい人の95%には会えてしまいました。
元々そんなに友だちは多くないタイプの人間なのですが、
ここ最近、不思議な力が働いたとしか思えないくらい、
昔の友だちや知り合いに会うことができています。
遠くで働いていた友だちが急に関西配属になったり、
関東にいるはずの先輩と近所の温泉でばったりあったり…
などなど他にも書き切れないくらいのことが続きました。
もう自分でも訳が分からないです。
訓練が始まるまで半年以上ある今日の時点で会いたい人の95%には会えたと思います。
自分のインスタにこの今の状況を「人生の走馬灯」と表現しました。
大げさに聞こえるかもしれないし、あまりよい言葉ではありませんが、
「明日人生が終わっても、そこまで後悔しない。」
とわりと本気で思います。
今の時点でも十分良い人に囲まれて、
「わりと良い人生だったな~。」
と。まだ死なんけど。
そこで、今のうちにこの数か月色んな人と話して、感じたこと、考えたことをここにまとめておきます。
1.「それは違うで」と言いたいこと
先に断っておきたいのは自分と仲が良い友だちや、
尊敬している人はここに書くようなことは一言も行ってきませんでした。
ただ、モヤモヤしていることがあるので反論をここに書いておきます。
①第一に「世のため人のため」に協力隊に参加するわけではない。
僕が協力隊に参加するのは「世のため人のため」が第一の目的ではありません。詳しくは過去の記事を読んでもらえるとわかると思います。
(しかし、きちんとした志望動機はあります。また書きます。)
たまに、
「人生をかけてまで国際協力にいくんだね。あなたは素晴らしい人だね。」
的なことを言われます。しかし、それはお門違いです…。この言葉の後には、どうも
「僕には理解できないけど。がんばってね。」
という言葉が続くような気がしています。
自分には理解できない人たちだから、とりあえずこの言葉を言ってほめておこうみたいな雰囲気がして毎回モヤモヤします…(笑)
②キャリアや金のために行くわけでもない。
「それってお金もらえるん?」「何で行くん?」
的なことを訪ねてくる人がいます。これは、
「派遣中は生活できるお金ちゃんともらえるの?」
「帰国後もお金には困らないの?」
という心配のパターンと、
「何でお金にならないことをするの??」
「何の意味があっていくの?」
という
2パターンに分かれることに気づきました。
前者は心配してくれているので、説明をするとホッとしたような顔をしてくれます。しかし、後者は説明しても、明らかにずっと同じ表情なので、
僕は勝手に
「この人は僕と違う世界で生きているんやろな~。」
と考えてしまっています。勘違いしないでほしいのは、その人がダメな人と言っているわけではなく、自分とその人とで価値観が全然違うんだと思います。金とか意味とか考えていたら…。生きていけないですよね…。
「お前は恵まれた環境で育ってきたから。」と言われればそれまでですが…。
(ただ、もう少しえぐった言い方をすると、自分と違った価値感の人のことをあまり受け入れられないし、受け入れる気もないんだろうなとも思ってしまいます。)
2.自分の中で腹が決まったこと
前回の記事でも書きましたがこの夏、色んな人と話をさせてもらい、背中を押してもらったことで、腹が決まったことがあります。(背中やら腹やらややこしい)
①少数派(変わり者)として生きていくこと
これは前回の記事でも書いた、僕は「同世代の多数が乗っていく世の中の大きな流れ」にどうしても乗り辛いということが、最近はっきり分かりました。(「大きな流れとは」、と思った人はニュアンスを感じ取ってください(笑))
話は少し変わりますが、僕は22歳の時にアウシュビッツに行きました。
そこで、ガイドの方が
「人間の価値観は25歳でほとんど決まる。人間はその歳で、出来上がってしまうんです。25歳の以降の人間の価値観は変えにくいんです。」
という内容のことをおっしゃっていました。その後には、
「だから、アウシュビッツにはできるだけ25歳以下の人が来てほしい。」
と続きました。
26歳になった現在、実感としてあの言葉は正しいんだろうなと思います。もう今から自分を大きく変えて、「大きな流れ」に乗っていくのは厳しいと感じています。大きな流れに乗ろうと頑張りかけた時期もありましたが、その時は結構無理していました。ある意味諦めのようにも聞こえますが、25歳を超えた今、良い意味でこんな自分を引き受けて、この自分で楽しく生きていこうと腹を決めることができました。
②2年以上先の将来を考えないこと
前回の記事でも書いたのである程度省略しますが、今の僕は自分にも他人にも将来のことが全く見えていません。ありきたりな言葉ですが、
今に集中して、仕事と語学の勉強を頑張るしかないです。
そういえば、数年前に僕の大好きな「あひるの空」というバスケ漫画の中で
「Future is now」
「『未来』なんてただの言葉だ。」
という謎の言葉が出てきて、最近まで全く意味が分からなくて、作者がおかしくなったんじゃないかと思っていました。
今なら何となくわかる気がします。本当に未来なんて誰にもわからないですよね。
今回くらいから、とうとう友だちがこのnoteを読み始めています。
だからこそ思いっきり恥ずかしいことを書いて退路を断とうと思い、今の時点で思っていることをほぼ書いてやりました。怖いものはない。はず…。
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