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竹輪の穴を覗いた日

人間生きていれば誰しも一度はこの食べ物を見たこと見たことはないだろうか?
そう、よく給食や食卓に並ぶであろう主役にもなる可能性があり、名脇役でもなれる可能性があるコイツの名前は竹輪だ。

ちなみに私は竹輪は好きだ。
小学校から中学校そして現在に至るまで私はちくわに育てられたと言っても過言ではない
竹輪は私が小学生の時の私がクラスであまり馴染めず、ずっと教室の窓を見つめている時もこいつは私のことを気にかけ話しかけてくれた。
当時の私は捻くれており、竹輪が私に対しグイグイ話しかけてくるのを正直ウザく感じていたのだが、今となっては竹輪に感謝している。
さて本題に入るのだが、みなさんは竹輪の中身を覗いたことはないだろうか?
覗くと言うと、少しセンシティブに感じるのだが、竹輪はそんなセンシティブで済まされるほどそんな、生優しいものではない。むしろ竹輪の中を覗くということは、とても恐ろしいことだ。
今回は私が学生時代、竹輪の中身を覗いた恐ろしい話をしたいと思う。
みーん、みーん、みーん
アレは確か中学2年の夏の時のだった。
当時の私は14歳で思春期真っ只中の言わばエロガキだった。
英語の授業中、先生がシックスと言うと私はすぐさま、後ろを向き私の席の後ろに座っている男の子にシックス!シックス!!と連呼をしていた。
その度私は後ろに座っている男の子に黙れと言われていたがそんなことも青春だろう
そんなことを授業があるごとに毎回やっていると
ある日の授業中事件は起きた。
あの日は確か1時間目だった。
授業はいつも通り8時40分だったので
私は眠い目を擦りながらも先生のシックスが聞けるのだろうと思い私は起きていた。
そして授業が始まり、さっきまで、ガヤガヤ騒いでいた生徒も静かになり、みんな授業に集中していたのだが
私はいつも通り先生はシックスと言って
私はいつもみたいに後ろを向きシックス!シックス!と言うんだろうなと思っていたのだが、この日は先生はシックスと言わなかったのだ。
私は不思議に思いまぁシックスと言わない日もあるだろうとな思い、私は全部の授業を寝ることにした。
2時間目
3時間目を爆睡し、とうとう給食時間がやってきたのだ。
私は今日の献立が気になり、教室に貼ってあった
今日の給食の献立表を見るとコイツがいたのだ


竹輪

私は思春期と成長期が同時に来ていたのでこんなのふざけんな!抗議してやる!と思っていたのだが、この気持ちを職員室にぶつければ良いのか、それとも校長室にぶつければ良いのか、わからなかったので、大人しく自分の席に座り、私の席に
給食が運ばれてくるのを待った。
5分いや、10分経ったが一向に私の席に給食は運ばれてこない
何故だ、何故私の席に給食が運ばれてこないのだ、私は不思議に思い何故給食が運ばれてこないのか、その原因を探るため私は周りを見渡すと、なんと生徒自身が自分で給食を取りに行くシステムだったのだ。
はぇー遅れてるな日本と心の中で思いつつ私は自分の給食を取りに行き、給食を取り自分の席に座った瞬間
手を合わせて下さい!美味しい給食いただきます!
委員長は教室中に響き渡る声で号令をし生徒もいただきます!と叫び、叫び終えると本格的に給食時間が始まった。
私は最初何から食べるべきかわからず、1番目立つ竹輪から食べることにした。
何もかかっていないただの竹輪だったので、私は興味本位で竹輪の穴を覗くことにした。
私は今でも後悔している、あの穴を覗かなければ今も普通に竹輪と正面から向き合えることができたのではないかと
話は戻り、私は竹輪の穴を覗くことにした。
何があるんだ、もしかして、宝の地図?もしかして徳川埋蔵金!?そう期待を膨らませ私は竹輪の穴を覗き込んだ。すると




いやこれ以上はやめておこう
竹輪が俺のことを見ているかもしれない

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