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小泉元首相と宿命の三角形

算命学では宿命の形(大きさ)を三角形であらわす事が出来ます。
大小そのものに良い悪いはないのですが、大きい人は大きい世界で、小さい人は狭い世界で活動すれば、無理なく生きられるのです。

三角形の中で一番面積の広いものが、正三角形です。
その持ち主を、この観点から観てみました。

もう過去の人ですが、小泉元首相がその持ち主。

小泉さんの三角形は、正真正銘の正三角形で、これ以上大きな三角はありません。
つまり、行動範囲が無限大に広く、ジャンルを超えた発想が自在に出来てしまう人なのです。
だから、思考でも人間関係でも、平気でフュージョン、クロスオーバーしてしまえる反面、あまりにも飛躍しすぎで突飛だったり、大雑把だったりする側面も出てくるのです。

最大の三角なので、良いも悪いも常人の思考の範疇を遥かに越えているので、理解者は皆無に近いです。
けれども、自分が常識の枠を遥かに超えているという自覚症状はありません。
これが、奇人変人と云われる所以です。
加えて、小泉さんの宿命全体が金の塊(この形も珍しい)で、これの意味する所は、闘争(攻撃・革命)心とプライドなので、この人と喧嘩して勝つのは非常に難かしいのです。

強面でないので、そうは見えませんが、戦うと決めたら肝が据わり一歩も引かず、相手が倒れるまで徹底的に戦います。
昔、盟友加藤氏が起こした「加藤の乱」の時、森派会長として、野中氏を巻き込み猛然と加藤派をズタボロに切り崩した小泉さん、正に本領発揮の勝利でした。

残念ながら、私の知る限り周囲の議員の宿命を見回しても、この宿命に対抗できる人はいませんでした。
なので、野党(当時の民主党)も自民党内の派閥も、この人を倒す事が出来なかったのです。

今は引退して、悠々自適の人生ですが、喧嘩に強い宿命は変わっていないので、今の自民党、与党と勝負する際には、小泉さんに戦い方の指南を受ける事をお勧めしたいです。

番外ですが、正三角形ではありませんが、ぼぼそれに準じる三角形をお持ちの、雅子皇后陛下もこのカテゴリーに入ります。
今も、時々ご静養なさっているご様子。
御所は雅子様には余りにも窮屈で小さすぎる様にお見受けします。
外務官僚として、世界を駆け回っていた方が、お幸せだった筈なので、同情を禁じえません。
人は大小、生まれ持ったキャパシティを生かしてこそ、充実感を感じるのです。
宿命を知る事、全てはそこから始まります。

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