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2023年できたこと、2024年にやりたいこと

2023年4月に入会した、書きたい人のためのオンラインサロン「京都くらしの編集室」。そこで今月始まった『ADVENTAR』。12/1〜12/25のクリスマスまで、サロンメンバーが順番に記事を書いていきます。

本日、12月14日は私の番。
この機会に、2023年を振り返ろう……と思っていたのですが、今日、とても素敵なことがあったので、そのことを書きたいと思います!(行き当たりばったり。でも、それもよし!)

保育園での発表会

今日は、子ども(年中)が通う保育園で「お楽しみ発表会」が朝一番にありました。この日のために、先生と子どもたちが劇と歌の練習を重ね、その成果を発表するという、年に一度のイベントです。

場所は、いつもの保育園。
遊戯室という広めの空間に、園児の発表するステージと、保護者が座ったり立ったりして観覧するスペースとに分かれ、大道具や椅子などが置かれています。
ステージ側には、大きな模造紙でできたセットがあり、観覧席側には、30名ほどの大人がいます。普段とは違う雰囲気が、ビシバシ伝わってきます。

子どもたちが披露してくれるのは、絵本『くれよんのくろくん』をモチーフにした劇。子どもたちが主体となって考えた出し物で、ストーリーを彩ります。
わが子のクラスは全部で20名ほどのクラス。3名から5名で一つのグループを作り、グループで担当の役を演じます。赤、青、緑、黄色、黒のクレヨン、そしてシャープペンシルたち。順番に演技と出し物を披露します。

冬だもの、体調不良のお友達多数……

ただ、今日は発熱やインフルエンザに罹ったお友達が5名ほどいました。練習を重ねていただけに、本番を欠席するのは残念ですが、仕方ありませんね。
ある色のくれよん役のグループは、たった一人でセリフと出し物を披露することになりました。その一人になってしまった子をAちゃんとしましょう。

Aちゃんは、担当パートの出だしこそ、いつもと変わらぬ様子に見えました。しかし、同じグループのお友達が言うはずのセリフを先生が言うと、徐々にAちゃんの目が潤んできました。今のパートは自分一人だ、ということに気付いたようすでした。

Aちゃんの目の周りに、だんだん赤みが増してきました。涙がこぼれるのをこらえているようです。限界値を超えたのでしょう、とうとう、手の甲で目を涙をぬぐいました。何度も、繰り返しぬぐいます。
それでも、自分のセリフを言おうとして、Aちゃんは大きく息を吸います。吐くときには、声が出ない。何度も、息を吸っては、吐きます。

見守る側の大人としては、心の中で「だいじょうぶ、がんばれ!」と応援したい気持ちでいっぱいになります。でもAちゃんは、そんなこと言われなくても頑張っているの、すごく伝わってきました。

成長って、できるようになること?

Aちゃんの番がくるまでは、「子どもたちが頑張って披露してくれること」という「行動」を見ていた私。
しかし、Aちゃんが涙をこらえながらも役を演じようとする姿に、私が見るべきは「できたこと」ではなく、「やろうとする心」なのだと気づかされました。

そう気づいたら、もう、劇の出来栄えより、「子どもたちがやろうとする姿勢、その心意気」しか見えません!

いつもより声が小さくても、大丈夫。
いつもより大きな声で歌ってる、素晴らしい!
セリフ忘れちゃった、って顔していたら隣のお友達が小声で囁いて教えてくれてる!ナイスフォロー!
と、親指をぐっと上げたい場面、続出です!

Aちゃんも、ほかの皆も、そしてわが子も、全員すごい!
私のでよかったら、全員に花まる金メダルあげたいくらい、みんなの良いところを、たくさん見せてもらえました。学ばせてもらえました。本当にありがとう~!!

そして今日、子どもたちの無垢な気持ちに気付かせてもらえたのは、発表会という場だけでなく、保育園の先生たちがいつも温かく見守ってくださればこそ、支えてくれればこそだと再認識しました。
心からの感謝の気持ちと、先生への尊敬の念が止まりません!

朝から涙ぐむほど(私が泣いても可愛くもなんともなですが、ご容赦ください)素敵な気づきがあった今日の出来事。最後までお読みいただきありがとうございました

追伸:できるようになりたい、と思うその先へ

子どもたちから色々な気づきを貰えた今日。翻って私自身のことも考えました。
2023年。私史上、これほど様々な出会いと経験があった年はないです。自分史を年表にすれば、2023年がターニングポイントの年となったのは間違いないほど、最高に密度が濃く、学び多き年となりました。

貴重な宝物のような出会いと学びについては、このまま私の実感だけに留めておくのはもったいないと思ったので、ZINEに書きます。2024年5月の文学フリマ東京に向けて書きますね。
「45歳のリアル・リスキリング」と題しようかな。
私が出会った素敵な方々をご紹介できたらと思っています。
(宣言しちゃったら、やるしかない……うわぁ!大変だぞ!)

2022年の12月に、私は「物語を書きたい」と発言しました。ずっと心の奥底にあった気持ちを、大人になって初めて声に出したのです。
すると、それまでの暮らし(会社員)からは、ベクトルがぐっと変わりました。一人で悶々と思っているだけでは何も変わらなかった現実が、信頼できる人(ここ重要)に話すことで、次から次へと書くための環境が整っていきました。自分でもまだ不思議な気持ちです。誰か魔法をかけてくれたのですか?

とはいえ、すぐには、大御所の作家にはなれません(そういう魔法は、ない)。一つひとつ、書き続けます。

できるようになりたい。まずはその気持ちを大切に。
でも、いつまでも「なりたい」だけでは、人生あっけなく終わってしまうかも……それはイヤ。「できるように、する。やる。それを当たり前にしたい」という欲がでてきました。

12月31日には除夜の鐘で煩悩が清められるそうですが、成長したいという気持ちは忘れたくないので、ここに書いておきます。
一年後、これを自分で読み返して、「言ったらできたね、良かったね」って思いたいです。



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