見出し画像

衝突事故の余波~ペット問題

羽田の事故のあと
旅客機の中にペットを預けていた人が数名いることがわかった。
おそらく小型犬か猫だと思われるが
一時的にペットロスになっていると推察できる。

それを一部芸能人らが騒ぎ立て
「機内持ち込みができないのはおかしい」とか言っている。
しかし、今回の事故では、乗客らは着の身着のままで避難した。
第一、ペットとともに避難するとなると邪魔だし、危険だというのに。
「おかしい」のはどっちだ。

ワンニャン

ペットブームが来て久しい。それこそ猫も杓子も。
犬や猫を飼っていると、次第に感情移入され、家族に一員になるのもわからないではない。
年賀状の差出人に「コロ」の名が並んで記されることが。一緒に映った写真を使う人もいる。
だが一方で棄て犬や棄て猫も増加の一途をたどっているのであり
NPOのそれらを引き取る施設が満杯なところもある。

責任をもって飼うことができないならば、飼わない方がよい。
今回の事故の件にしたって、長旅をペットとともにしたいという一種のワガママ。
ペットは冷たくせまい貨物室に一時間以上も閉じ込められていただろう。
それだけで動物虐待にならないか❓
ペットを連れて旅行に出るなら、宿泊先はもちろん同伴可の宿。それも一泊二日ぐらいがいいだろう。目的地の往復は自家用車で。ペットの身の上を想うなら。

「コロちゃん」ぐらいならまだ可愛いが、アミメニシキヘビの「ジャングルちゃん」とかワニだったらどうだろう。
それでもまだ可愛いと言えるか❓

ペットへの過剰な愛情は「飼い犬に手を噛まれる」ようなことにならないとも限らない。
たまに「ヘビが逃げた」「オオトカゲが逃げた」などとニュースになるが
土佐犬とかグレートデンでは噛まれるとヘタをすればあの世行きである。

山オヤジ

ご存知の通り、国内の各処ではクマ出没が相次いでいて
不幸な接近遭遇で人間の命にかかわる事態が頻発した。
里山などの緩衝地帯の減少が原因だろうけど、木の実などの凶作もある。
このクマの駆除を「可哀想」などとのたまう都会者がいる。
当事者からすれば切実な問題なのに、変な動物愛護精神の発露で。

そんな人たちは、自分が渦中に放り込まれた時、どう思うだろう。
自分は一切最前線に立たないのに、「戦争をやれ!」と言っている者たちの心理に似てないだろうか。

今回の事故の一件にしても、動物が人間と同等かそれ以上の存在と考えている人たちがいることがわかったが
生きている以上は、いつか必ず死ぬのである。
それを多頭飼育崩壊などでさらなる死に追いやるのは人間。
死なれるのがイヤなら、ロボットのペットを手に入れるべきだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?