ゆき

本と本屋と図書館と音楽が好きです/読書記録を中心に、たまに自分の気持ちを記しています

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    読んだ本の好きなところを中心に記事にしています。どのように記せば本の良さが伝わるか、試行錯誤しています。

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    日々の思うことを教訓として書いています。

最近の記事

【読書記録】小川哲『君のクイズ』【クイズとは人生】

テレビ番組でも紹介され話題の本だった本書。 その当時に図書館で予約をして、昨日私の番が回ってきました。 (予約者100人越えだったような…) クイズ番組に出場した主人公。 緊迫の最終問題。 司会者が問題文を読み上げる前に回答をし、なんと正解してしまう対戦相手。 問題文を読む前に何故答えが分かったのか。 ヤラセか、魔法か? はたまたどこかにヒントがあったのか。 それを考察していく内容です。 クイズの答えが何故分かったのか気になり過ぎて、さくさくっと読んでしまいました。 読み

    • 【読書記録】勝間和代『勝間式超コントロール思考』【自分の人生のハンドルを握る】

      自分の人生なのに、なんだか自分でコントロールができていない。 環境に影響されたり、他者にコントロールされている気さえする。 私もそんな人間の一人です。 そもそも「コントロールする」とは、 ということで、本作では「仕事」「お金」「健康」「人間関係」「家事」「娯楽」に分け、具体的な方法が述べられています。 本作を読んで私が感じたことは、「選択肢」は多い方が良い、ということです。 選択肢が複数あることは、精神的な余裕を生み、それが自分の人生を自分でコントロールすることにつなが

      • 【読書記録】森博嗣『オメガ城の惨劇』【作品全体の時系列と相関図が欲しい】

        森博嗣作品を読み始めたのはいつのことだったか。 すべての作品を追えているわけではないですが、こちらの本、登場人物に「サイカワ・ソウヘイ」の名が…。 そうなると読まないわけにはいきません。 (犀川創平は森博嗣作品S&Mシリーズからの主要登場人物です) そして帯には、『「F」の衝撃、再び。』とあり、ますます読まないわけにはいきません。 (「F」は『すべてがFになる』のことと思われます) この作品、単品で読んだ場合(森博嗣他作品を全く知らない状態)、どんな感想になるのか気になりま

        • 【読書記録】ちきりん『マーケット感覚を身につけよう』【そんじゃーね!】

          周りにどんなに「価値があるもの」があったとしても、それを認識することができなければ「ない」ことになってしまいます。 同じものを見ても、ある人には価値が見え、ある人には価値が見えない。 それはマーケット感覚があるかどうか、そう本書では語られています。 以下、私が大事だと思った部分を引用も交えながら要約しています。 第1章 市場と価値とマーケット感覚 マーケット感覚とは、その市場で取引される価値が何か、感覚的に理解できる能力。 「誰に何の価値を提供するか」という視点が大事。

        【読書記録】小川哲『君のクイズ』【クイズとは人生】

        • 【読書記録】勝間和代『勝間式超コントロール思考』【自分の人生のハンドルを握る】

        • 【読書記録】森博嗣『オメガ城の惨劇』【作品全体の時系列と相関図が欲しい】

        • 【読書記録】ちきりん『マーケット感覚を身につけよう』【そんじゃーね!】

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          【読書記録】鈴木敏昭『人生の99%は思い込み』【人生の脚本を書き換える】

          「人生を変えたい」 誰もが一度は考えることではないでしょうか? 私もたくさん本を読み、昨年から少しずつ意識をしてきました。 ただ、多くの人がなかなか人生を変えられず悩んでいると思います。 なぜ、変えることができないのでしょうか? それは、無意識に自分の人生の「脚本」を書き、その通りに生きているからだと本書で語られています。 では、その「脚本」を書き直すにはどうすればよいのか。 そのヒントがこの本にあります。 以下、本書の内容の中で、私が重要だと思った部分を要約します。 第

          【読書記録】鈴木敏昭『人生の99%は思い込み』【人生の脚本を書き換える】

          【読書記録】齋藤孝『5日間で「自分の考え」をつくる本』【とにかく読んで考えて書こう】

          「自分の考え」を気軽に発信できる時代になりました。 このnoteもそうですね。 他者に読まれる保証はありませんが、逆に高い評価を受ける可能性もあります。 「自分の考え」を持つ重要度がどんどん高くなっていくと、齋藤氏は語っています。 従来の学校教育では「自分の考え」をまとめ、発表する訓練ができていません。 これからはこの力がなければ勝ち残っていけません。 そのために本書の5つのレッスンを通して、「自分の考え」を表明し、「意思決定」して自分と周りを動かせる人間になりましょう。

          【読書記録】齋藤孝『5日間で「自分の考え」をつくる本』【とにかく読んで考えて書こう】

          【読書記録】ちきりん『多眼思考 モノゴトの見方を変える300の言葉!』【もっと考えよう】

          これはちきりんさんのTwitter(当時)の呟きをまとめた本です。 8章にテーマ分けされ、1項目140字以内なのでサクッと読めます。 140字の字数制限というのは、言いたいことが洗練される、密度の濃い文章になると思います。 ちきりんさんの端的な言葉を受け止めて、自分で脳内展開をする。 自分へのヒントがたくさんありました。 以下、印象に残った部分を引用します。

          【読書記録】ちきりん『多眼思考 モノゴトの見方を変える300の言葉!』【もっと考えよう】

          【読書記録】ひすいこたろう・柴田エリー『絶望は神さまからの贈りもの』【夜明け前がいちばん暗い】

          ひすいこたろうさんの本はこれまでも何冊か読んでいます。 どの本も読むと心が温かくなる内容で、ほっこりします。 ひすいさんの本では著名人の生き方、名言が多く取り上げられています。 成功者といわれる人は、往々にして挑戦と苦労をしていることがわかります。 挑戦なくして成功なし。 それを忘れず、自分の人生も踏み出したいです。 以下、心に残った部分を引用します。

          【読書記録】ひすいこたろう・柴田エリー『絶望は神さまからの贈りもの』【夜明け前がいちばん暗い】

          ”ゆうせんじゅんい”のはなし

          はるちゃんとあきちゃんは仲良しです。 今日ははるちゃんが 「お部屋のもようがえをするの。あきちゃん、手伝って!」 と言ったので、あきちゃんははるちゃんのお部屋にやってきました。 はるちゃんは、 「とにかく、お部屋にあるものをろうかに出そう!」 とどんどんどんどん、ろうかに出していきます。 あきちゃんは、 「こんなにろうかがものでいっぱいになったら、歩くのも大変だよね」 と使わないものを箱に片づけていました。 それを見たはるちゃんは 「あきちゃん!まずはお部屋にあたらし

          ”ゆうせんじゅんい”のはなし

          【読書記録】和田秀樹『おカネになる文章が書ける』【書くしかない!】

          私はこれまで、文章を書くことに苦手意識を持っていました。 そんな私は昨年から通信大学に入り、論文を書かないといけないという状況になってしまいました。 そこで、文章を書くことに慣れよう、と始めたのがnoteでした。 文章を書くことは苦手でした。 でも、文章を書けるようになりたいな、お話が書けるようになりたいな、とはずっと思っていました。 今は文章を書く習慣をつけるため、趣味である読書の記録を残すことで「とりあえず」何かを書いている状況です。 本書では、とにかく書く、とにかく

          【読書記録】和田秀樹『おカネになる文章が書ける』【書くしかない!】

          【読書記録】ちきりん『自分の時間を取り戻そう ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方』【人生の方向転換】

          「生産性」 よく聞く言葉ではありますが、本当の意味の言葉の理解ができていなかったと本書を読んで感じました。 どうにもマイナスな印象を持っていたように感じます。 日々の生活、あまりに時間に追われている人が多いと思います。 私は追われているというか、時間を上手く使えていない、気づけば時間が過ぎているということがあまりに多いです。 なんとなくスマホを見る、なんとなくYouTubeを見る…。 それで何時間も過ぎてしまって、せっかくの休日が終わる。 平日は仕事に追われ、疲れ果て、計画

          【読書記録】ちきりん『自分の時間を取り戻そう ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方』【人生の方向転換】

          【読書記録】樺沢紫苑『言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える』【みんな毎日悩んでいる】

          悩みがあると本に頼る私ですが、このところ、YouTubeにも頼っています。 精神的に悩んでいて、出会ったのが精神科の樺沢紫苑先生の動画でした。 そんな樺沢紫苑先生の著書です。 先生のYouTubeチャンネルでは、本書に引けをとらない内容の動画を無料で見ることができます。 しかもショート動画で端的に話されていたりして、さくっと腑に落ちることができます。 (動画よりも詳しく説明はされていると思います。動画には動画の、本には本の良さがあります。) でも悩んでいる人というのは、何度

          【読書記録】樺沢紫苑『言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える』【みんな毎日悩んでいる】

          「夢」ってなんだっけ?

          最近までそう思って生きてきました。 これまで周りと同じように学生生活を送り、就職をし、転職をし、また働き…と夢もなにも、「できることして」生きてきたと思います。 今働いている仕事内容は夢でもなんでもなく、求人が出ていて、まあ条件に合っていて、私でもできそうかも…。 そんな理由で就職をした。それだけです。 じゃあ、私生活で夢を叶えているかというと、なんとなく過ごしていて、趣味は少しある、そんなものです。 「夢」なんてものはなく、「夢」を叶えている人に憧れをもつ人、それだけでし

          「夢」ってなんだっけ?

          【読書記録】名越康文『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』【人生は幻】

          名越先生は子どもの頃、「どうせ死ぬのになぜ生きるにか」という疑問を持ち、ひどく恐怖を覚えたという。 私も高校生くらいの頃同じようなことを思い、生きる意味が分からなくなって無気力になっていた時期がありました。 あれはどうしてだったのでしょう。 でも、自分だけではなく、普通の疑問だったのだとこの本を読んで分かりました。 私は、「たまたま生まれただけだから、生きる意味などない」と結論づけていたのですが、そう思って生きるには人生は長いと思うのです。 まあ、次の瞬間には死んでいるかも

          【読書記録】名越康文『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』【人生は幻】

          2024年のはじまり。

          あけましておめでとうございます。 いろいろあった2023年が終わり、2024年が始まりました。 今年は私にとって少し特別な「ドラゴン」の年。 2024年は「夢を見る」「夢を実現する」年にします。 1.これまでの自分 私は非常にネガティブで、マイナス思考で、自己肯定感の低い人間でした。 2023年は前職を退職し、6か月間の無職期間をつくりました。 その間、以前より興味のあった通信大学に入学したり、運動習慣をつけたり、お金をかけずに図書館を利用して本をたくさん読んだり、読ん

          2024年のはじまり。

          【読書記録】高橋宏和『あなたの夢を叶えもん~1つの事実に、無限の解釈~』【もし今日生まれたとしたら、何がしたい?】

          某猫型ロボットさながら、「魔法のアイテムであなたの夢を叶えます」… そんな”叶えもん”があなたの元にやってきたら…。 量子力学から引き寄せの法則を説明した内容です。 どうにもスピリチュアルになりがちな引き寄せの法則を、「ああ、そうか」と納得がしやすくなっていると思います。 ”叶えもん”がやってきたとしても、結局行動するのは自分、夢を叶えるのは自分。 ”叶えもん”がいなくても、夢は叶えられる。 2023年最後の日にこの本を読んだこともまた運命、そう感じます。 2024年は私も

          【読書記録】高橋宏和『あなたの夢を叶えもん~1つの事実に、無限の解釈~』【もし今日生まれたとしたら、何がしたい?】