Tomoya Sato

1980年1月2日生まれ/japan/from akita/artist/poetry…

Tomoya Sato

1980年1月2日生まれ/japan/from akita/artist/poetry and peinting

最近の記事

真夜中のマルレーネ・デュマス

色彩の海を泳ぐ 誰にも気付かれず 孤独の太陽に睨まれて 窓を開ければ 汗も掻かない 兵士達が大勢で 踊っている 私はこの国が嫌い ブリリアント・ブルーの空で カラスが迂回する 此処に真実がある よく覚えておいて 女は怖いものよ 冗談は顔だけにしな とっととお帰り 描くのは後姿だけにするわ 生まれてから一度だって 笑った事は無い 絵具を食べた事はあるかい 曖昧な空に愛想が尽きたから この街を出るわ 色彩の海を泳いで

    • 愛するということ

      生きていても死んでしまっても あなたの側に居ます。 例えばそれが全部冗談だとしても そうだと思って騙されて下さい。 絵/ピエロの結婚

      • untitled

        夜は嘘を吐くのに 丁度いい トランジスタラジオから流れる ならず者の歌 もし君が隣に居るならば こう言ってあげよう 「友よ、崖っぷちでまた会おう」

        • ピエロの結婚

          演ずる事が 生きがいに ならないようにと 貴女は一つの 優しさをくれた 私の孤独は 今日終わる 貴女を守ります その図々しさに まだ 自信も後悔も 持ち合わせて 居ないけれど この長い 独りぼっちの 孤独から 助けてくれた 貴女を 必ず守ります 約束します 道化者としては 失格だけれど 私もやはり 人間だった だから私は 貴女が好きです 私はただ 此処に いつも居ます それだけは どうか信じて下さい

        真夜中のマルレーネ・デュマス

          汚れっちまった悲しみに...

          汚れっちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れっちまった悲しみに 今日も風さえ吹きすぎる 汚れっちまった悲しみと 16セントの高笑い 汚れっちまった悲しみと 過去を引きづる影法師 汚れっちまった悲しみは 死んだ筈だよ大晦日 汚れっちまった悲しみは 小雪の中に消えちまう 汚れっちまった悲しみに 痛々しくも怖気付き 汚れっちまった悲しみに 成すところも無く日は暮れる…

          汚れっちまった悲しみに...

          ふたり

          灯りが消えたから 部屋には帰らない 一人の時より 二人がよかった 真夏の海より 真冬の海が好き 褒め合う言葉より 殴り合う言葉が好き

          絵画

          絵に描いたような自由なんか無くても 自分でそれを描く事は誰にでもできる。

          波の音 風の音 それだけ

          war

          ヤケクソの雨に打たれて 煙草屋の彼女にサヨナラも言えず 俺はもうすぐ死ぬと言うのに 何故に今日は悲しく無いのだろう ただ、夜汽車に揺られ兵士は思うのだ 「戦争が早く終わりますように」

          青春

          僕等は夢を諦めるという若さを終えてはいない

          「花は綺麗」と人は言います。 しかし花はただ咲いているだけです。 ひょっとしたら花は人の心を映す鏡のようなものなのかも知れません。

          雨のち晴れ

          死にたい夜に限って 生きたい欲望が その心にはある筈 そんな夜は 胸に手を当てて 自分に聞いてみる 本当に死にたいかと 自分は生きたいと その心は答える筈

          雨のち晴れ

          恋って必ず 消えちまうから 消えない 君の面影を 永遠に 僕は持っとく 忘れないよ 何度季節が 巡っても 噛み付かれた 唇は永遠に 思い出の中の 大切な宝物 雨を含んだ スニーカーで 君を追いかけた 青春は 僕の人生 そのものだった

          これからピカソに会いに行く

          ありふれた噂話が 街中で踊ってる 空が泣いてるなんて 何回聞いただろう 雨は雨だって 誰か言ってやんなよ 画用紙も乾かぬ 無機質な空間に 俺はもう一度 足を踏み入れる 絵具なんかなくていい 鉛筆一本でいい 戻れない所まで行くよ これから ピカソに会いに行く

          これからピカソに会いに行く

          笑顔

          両手では隠しきれない涙のあとの顔に向日葵

          脳にこそ心はあって、でも胸が痛むのです。人を好きになったから。