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スエコザサ

日本植物学の父・牧野富太郎の研究優先の暮らしを支えたのは妻の壽衛だった。

借金の取り立てに高利貸しがやってきた際、壽衛は夫に気づかれないように、そっと応対し「夫は勉強中ですから」と高利貸しが大声を出そうとするのを阻止した。

富太郎が66歳の時、壽衛は重い病に臥せった。
その枕元で富太郎は「新しい笹におまえの名前をつけよう」と約束した。
研究の半分は妻の献身のおかげである、妻への感謝を込めて「スエコザサ」が生まれた。

朝ドラ「らんまん」の最終回でもこのエピソードは描かれ記憶に新しいかもしれない。

空が晴れずとも
愛を胸に祈るわ
貴方に刺さる雨が
風になり
夢を呼び
光になるまで

空が晴れたら
愛を 愛を伝えて
涙は明日のため
新しい花の種

あいみょん「愛の花」

雑草という名前の植物がないように雑用という仕事はないと僕は考える。
たとえ小さな仕事でもそれを受け取る人がいるから、自分の仕事は誰かの役に立っている。

自分の仕事の先にある「誰か」の喜ぶ顔をイメージしながら一生懸命に取り組みたいと思う。

今日も皆様にとってよい一日でありますように。

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