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365日後に育休復帰する父(49日目):四十九日

 育児日記の49日目に妻祖父の四十九日の法要が被るとは、なんたる偶然。

 というわけで、なるべく静かにしておかなければならないイベントに赤ん坊を連れて行った際のルポを書いていきたいと思います。

○ミルクずらし作戦

 四十九日の法要は、11時スタートでだいたい1時間だろうという見込み。

 我が家のミルクは朝起きて7〜8時に1回目、その後4時間間隔くらいであげているので、11〜12時の2回目のミルク時間と被ってしまいます。

 法要中に腹すかしで泣かれると迷惑になってしまうので、できれば満腹の状態で参加したい私達。ミルクの時間を6時(ちょっと少なめ)→10時(いつも通りの量)と調整することでお腹いっぱいになってもらう作戦を前日に計画。

 しかし当日、朝6時になっても起きる気配がないどころか、いつもの7時台でもお腹を空かせた様子がありません。

 こうなったらギリギリまで寝かせようという作戦に変更したところ、9時まで粘ることに成功。無事に200ml飲んでくれたので、法要中はお腹が空くことはないだろうということで会場のお寺へ向かいました。

○ちびっ子たちの己との戦い

 予定通り11時から始まった法要。前半は位牌移しの儀、後半が四十九日の儀です。

 先週遊んだ甥姪も全員集合した今回の法要、6人のちびっ子たちはこの1時間、よく戦っていたなと思います。

 最初に音を上げたのは4歳の義次兄長男。背もたれなしの椅子に座っていたのですが、耐えられなくなって体ごと後ろを向き、窓から見える景色を楽しんでいました。

 静かに過ごせて偉いぞと思ったのも束の間、やはり退屈なのか体を動かしたり声を発したり。

 最終的には廊下に寝転がって退場する住職さんの退路を断っていました。大きな声で叫んで式が中断なんてことはなかったので、よく頑張ったなと思います。

 その兄に共鳴したのが1歳の義次兄長女。義次兄長男の様子を見て歩き回ったり、ママにしがみついたり。

 義次兄長男の対応に両親が追われている隙を縫って、先程まで義次兄長男が座っていた椅子によじ登ろうとしていて危なかったので、自分が押さえたりもしました。怪我がなくてよかった。

 8歳、5歳、3歳の義長兄一家は、頑張って椅子に座って静かに過ごしていました。

 8歳の義長兄長男は、椅子の片側に体重をかけてもう片側を浮かせる、いわゆる「シーソー座り」や「二本脚」といった座り方をしており、「授業中やってる男子いるよね〜」と私の中の教師心をくすぐらされました。

 自分が担任で、担任児童が教室でやってたら安全面からもちろん注意しますが、いちいち親戚の叔父さんが注意することでもないでしょうということで義長兄の判断に任せることに。やっぱり注意されてました。

 我が娘はというと、前半部分で声を少し上げてグズっていましたが、木魚のビートに合わせてトントンすると割とすぐに寝てくれました。その後式が終わるまで寝てくれたので、感謝しかありません。

○終わりに

 お笑いとかで木魚のビートに合わせてボケを入れるネタを見たことがありますが、まさか実際に自分が木魚のビートを住職に合わせて刻むことになろうとは。

 真言宗のお経だったのですが、5/8拍子、6/8拍子、 8/8拍子、9/8拍子と目まぐるしく入れ替わっていたため、なかなか刻むのが難しかったです。

 娘はまだ動き回る年でもないため大人しくしてくれていましたが、義次兄家のように自我も芽生えて動き回るようになったら大変だろうなと思います。

 子どもが多少騒いでしまっても寛容でありたいですね。

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