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絶景雪見列車の旅-個人的オススメ10選

今年はラニーニャ現象の影響からか、北日本を中心に各地で大雪が続いています。暦の上では間もなく立春となりますが、まだまだ冬は続きます。ついつい寒くて、しかも昨今の感染状況を踏まえると外に出歩くのを避けたくなってしまいますが、この時期、実は寒がりな人にもオススメなのは鉄道旅行です。何せ列車の車内は暖かく、ぬくぬくしながら外の雪景色を眺められるからです。
今回は、今まで私が撮ってきた鉄道写真の中から、個人的にオススメする雪見列車をご紹介します。

①宗谷本線(最北端の鉄路)

宗谷本線・智北

まずは日本最北端の鉄路、宗谷本線。途中、無人地帯を走る区間もあって秘境ムード満点。写真は智北駅。ここも周りに住宅が見られない山間の駅。朝方、マイナス10度まで冷え込んだ駅前で撮りました。

②富良野線(北の国から)

富良野線・美瑛-美馬牛

富良野線は旭川から美瑛を越えて、富良野までを結んでいますが、列車の半数は美瑛で折り返してしまいます。ただ、絶景なのは美瑛から先。このポイント、車窓からは有名な赤い屋根の家も見えているはずです。

③石北本線(最果ての網走へ)

石北本線・遠軽

旭川から上川、遠軽、北見を抜けて網走を目指す石北本線。上川から先、白滝までは36kmにわたり駅がない峠越え区間。写真は拠点駅のひとつ、遠軽駅。背後にナイターをやっているロックバレースキー場が見えていました。

④津軽鉄道(ストーブ列車)

津軽鉄道・金木

本州で最もオススメする雪見列車は津軽鉄道です。津軽鉄道といえばストーブ列車ですね。ここ最近は機関車の老朽化が激しく気動車のみがけん引することも多いとか。いつまでも走ってほしい列車です。

⑤只見線(屈指の絶景路線)

只見線・会津西方-会津桧原

豪雪地帯を貫く鉄道路線として人気が高い只見線。何度も只見川を渡り、絶景が楽しめる路線です。永らく不通になっていた会津川口-只見間も2022年の秋ごろには復旧する予定で、これからが楽しみです。

⑥会津鉄道(茅葺き屋根のある駅)

会津鉄道・湯野上温泉

もうひとつ、会津を走る路線をご紹介。東武からの直通特急も乗り入れる会津鉄道。中でも湯野上温泉駅は日本唯一の茅葺き屋根のある駅。足湯も整備されて観光にはうってつけの駅です。

⑦しなの鉄道北しなの線(黒姫と妙高)

しなの鉄道北しなの線・古間-黒姫

長野県も雪景色が楽しめる路線がたくさん。特に名峰を望むことができるのが北陸新幹線開業で第三セクターへ移管されたしなの鉄道北しなの線。晴れた日には黒姫山と妙高山が車窓の友。雪晴れの日に乗りたい路線。

⑧大糸線(北アルプスの勇姿)

大糸線・信濃森上-白馬大池

名峰を望むといえば大糸線も北アルプスの勇姿を車窓の友に進む絶景路線。冬型が緩んで晴れた日がオススメ。この日は八方尾根や白馬岳など、絶景の北アルプスが青空に映えていました。

⑨高山本線(雪の飛騨路)

高山本線・角川-坂上

西に向かっていくと、なかなか雪景色に出逢えなくなりますが、高山本線は雪深い飛騨を走るだけあって冬の車窓が美しいです。特に高山から、さらに飛騨古川を越えた先、富山との県境付近は雪深い情景が楽しめます。

⑩伯備線(西日本の豪雪地帯)

伯備線・黒坂-根雨

西日本は荒々しい日本海のイメージがある山陰でも、沿岸部は雨が多く、中国山地周辺で雪景色が見られる程度。列車本数も多く、乗りやすいのが伯備線でしょうか。鳥取県に入ると真っ白な田園が出迎えてくれます。

むすびに

以上、これまで私が撮りためてきた写真から、オススメの雪見列車をご紹介しました。乗って良し、撮って良し、駅前の食堂で熱いラーメンでもすすれればいうことなし。感染対策に気をつけながら、冬の列車旅、いかがでしょうか。

(掲載写真はすべて筆者撮影です。なお、掲載写真の中には、既に引退した車両が含まれていますことをご容赦ください)

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