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【検証】ローカル路線バス乗り継ぎの旅第13弾(新宿⇒新潟)

先日、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』の最新作第19弾が放映されました。残念ながら失敗して3連敗。負け越しとなって、田中・羽田コンビの解散が決定してしまいました。詰まらないと言われることも多かったのですが、個人的には、太川さんが引き続き頑張っている「対決旅」や「陣取り合戦」よりも、4日間ボロボロになりながらひたすらゴールを目指すこの「バス旅」が大好きでしたので、新たなコンビを作ってでもこのシリーズは続けてほしいのですが、下記リンクの記事にもある通り、路線バス網が急速にしぼんでいる現状を鑑みると、少なくとも新しいルートの発見は極めて厳しいと言わざるを得ないと思います。

さて、noteで続けております過去作の検証は第13弾です。新宿駅から新潟の萬代橋を目指しました。マドンナは田中律子さん。その後に別の局で徳光さんとのバス旅に出ていることもあり、しばらくは再放送もされない幻の回扱いをされていました。Z第12弾は埼玉県内から群馬県にかけて被っており、新潟県内はZ第10弾がルート被りをしています。

第13弾の実際ルート

一日目
新宿駅西口-(関東バス野方線 宿05)-野方駅入口-(関東バス赤羽線 赤31)-赤羽駅東口-(国際興業バス赤系統)-昭和橋-(国際興業バス)-西川口駅東口-(国際興業バス)-東川口駅南口-(徒歩)-東川口駅北口-(国際興業バス岩11)-岩槻駅-(国際興業バス蓮系統)-蓮田駅東口-(徒歩)-蓮田駅西口-(朝日自動車蓮田駅西口~柴山~丸谷線)-丸谷-(徒歩)-野々宮-(朝日自動車桶川駅発着路線)-桶川駅東口-(徒歩)-桶川駅西口-(川越観光バス桶川1)-北里メディカルセンター病院-(川越観光バス北川1)-北本駅西口 (鴻巣市コミュニティバス)-鴻巣駅西口-(徒歩)-鴻巣駅-(川越観光バス東松02)-東松山駅-(国際十王交通 熊谷駅~上岡~東松山駅線)-熊谷駅
二日目
熊谷駅-(国際十王交通熊谷駅~深谷駅線)-深谷駅-(深谷市コミュニティバス)-岡部駅-(徒歩)-本庄駅北口-(国際十王交通伊勢崎駅~本庄駅北口線)-伊勢崎駅前-(群馬中央バス)-県立女子大学-(群馬中央バス)-高崎駅-(関越交通)-渋川駅-(関越交通渋川~伊香保温泉線)-伊香保温泉
三日目
伊香保温泉-(関越交通)-渋川駅-(渋川タウンバス)-上野入口-(沼田市バス)-沼田局前-(徒歩)-沼田駅-(関越交通)-猿ケ京-(みなかみ町営バス)-永井宿郷土館入口-(徒歩および宿による送迎)-〈貝掛温泉泊〉
四日目
(宿による送迎)浅貝上-(南越後観光バス浅貝線)-湯沢駅前-(南越後観光バス六日町線)-六日町駅角-(徒歩)-六日町駅角-(南越後観光バス小出線)-小出営業所前-(南越後観光バス小千谷線)-小千谷駅角-(越後交通長岡駅前=小千谷=十日町線)-長岡駅前-(越後交通バス長岡駅前=中之島=今町=東三条駅前線)-東三条駅前-(新潟交通観光バス大島・新飯田線)-新飯田新町-(新潟交通観光バス労災病院・新飯田線)-燕駅前-(新潟交通観光バス月潟・六分線)-白根健生病院前-(新潟交通白根線)-万代シテイバスセンター

3日目の夜に休館日だったのに友達限定ということで貝掛温泉の女将に迎えに来てもらい遭難間近で救われ、4日目は奇跡の乗り継ぎで夜に萬代橋でゴール。奇跡的な回となりました。多くの触れ合いもあって楽しめる回だったと思います。

2022年の検証ルート

では、2022年のダイヤで行ってみるとどうでしょうか。
そういえば、一行が難儀した三国峠越え、三国トンネルが新しいトンネルになり、歩道が整備されました。(と言っても前後の道はまだ未整備のようですが)

1日目
新宿駅西口824→関東バス・宿05系統→900野方駅入口906→国際興業バス・赤01系統→946赤羽駅東口1000→国際興業バス・赤21系統→1020昭和橋1112→国際興業バス・西川04系統→1141東川口駅南口/東川口駅北口1222→国際興業バス・岩11-3系統→1306岩槻駅/岩槻駅西口1320→朝日バス→1405蓮田駅東口/蓮田駅西口1426→朝日バス→1456丸谷→(徒歩1.5km・20分)→野々宮1521→朝日バス・OK01系統→1545桶川駅東口/桶川駅西口1607→川越観光自動車・けやき団地線→1630北里大学メディカルセンター1639→川越観光自動車・メディカル病院線→1654北本駅西口1815→鴻巣市フラワー号・馬室コース→1845鴻巣駅西口1856→川越観光自動車・免許センター線→1935東松山駅1950→国際十王交通→2028熊谷駅北口

実際ルートでは西川口駅を経由して東川口駅へと向かい、結果として昭和橋を2回も通るなどしましたが、ここでは昭和橋で乗り換えることにします。北本から鴻巣へのコミュニティバスは減便されていますが、それでも実際ルートと同じく熊谷までは辿り着けます。

2日目
熊谷駅北口705→朝日バス・KM61系統→803太田駅南口/太田駅北口845→太田市営バス・新田線→923新田暁高校1045→あおぞら東西シャトルバス→1109伊勢崎駅1210→群馬中央バス→1240県立女子大学前1250→群馬中央バス→1325高崎駅/高崎駅西口1420→関越交通・高崎線→1530渋川駅前1702→関越交通・子持線→1733上野入口→(徒歩7.7km・2時間)→沼田駅

実際ルートでは熊谷から国際十王交通のバスで深谷に向かい、そこからコミュニティバスと徒歩でつないで本庄駅へ、本庄駅から伊勢崎行のバスに乗り込みましたが、熊谷~深谷間の路線バスが廃止されてしまっているので、今回の検証では、熊谷から太田へ抜けるバスに乗って、元祖第22弾(水戸・偕楽園⇒長野・善光寺)で利用した新田暁高校を通って伊勢崎、そこから県立女子大を通って高崎へと向かいます。
なお、実際ルートでは、渋川から先、当日のバスが上野入口までしか行かないことを聞き込んだ一行は、当日伊香保温泉宿泊を選択しますが、上野入口から沼田へのバスが、現在は朝7時台に1本あるのみで乗り継ぐことができないので、ここは沼田までの8km弱を歩いてしまうのがその後の行程にいい影響を与えます。

3日目
沼田駅744→関越交通・猿ヶ京線→849猿ヶ京855→みなかみ町営バス・法師線→903永井宿郷土館入口→(徒歩10.4km・3時間)→西武クリスタル前1250→南越後観光バス→1338湯沢駅前1432→南越後観光バス→1513六日町駅角1611→南越後観光バス→1650小出営業所1715→南越後観光バス→1756小千谷駅角1808→越後交通→1846長岡駅大手口

実際ルートでは猿ヶ京温泉での長時間のバス待ちの後、日暮れごろに三国峠に突入、日が暮れて半ば遭難状態になったところで貝掛温泉の女将に救助を求めて事なきを得ましたが、大変危険な行程であったと思います。今回の検証ではなるべく明るくて早いうちに三国峠を越えてしまう行程を考えます。三国トンネルも新しくなっているとのことで、前後はともかくとして、午後には三国峠を抜け、その日のうちに長岡まで到着することができます。

4日目
長岡駅大手口840→越後交通→951東三条駅前1110→新潟交通観光バス→1145新飯田新町→(徒歩500m・15分)→新飯田横町1305→新潟交通観光バス→1327白根桜町1350→新潟交通・W7大野白根線→1442青山1449→新潟交通・B10快速萬代橋ライン→1510万代シティ

長岡まで進んだので余裕をもって15時過ぎにはゴールができました。乗り継ぎも比較的スムーズでした。最後は新潟交通が誇るBRTでゴール。これも画になったことでしょう。

なお、実際ルートと同じく2日目に伊香保温泉で泊まることになった場合、三国峠には15時前に入り、18時過ぎの西武クリスタル発のバスに乗ることができ、この日は湯沢泊まり。翌日、20時手前にはなりますが新潟にまで到着することができます。ただし、3日目は上野入口から沼田駅までの約8㎞と三国峠の10kmの合計18㎞の歩きが入り、やや現実的ではない行程になりますので、検証ルートのように2日目に沼田まで行ってしまうのがよいと思います。

まとめ

現在のダイヤでの検証でも4日間で新潟まで到着することができました。やはり肝は三国峠越えですね。三国トンネル自体は広くなって歩道も整備されましたが、まだまだ前後の道は未整備と聞きます。ここを安全に越えることが重要かと思います。

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これまでの第1弾から第12弾までの検証記事をマガジンとしてまとめておりますので、どうぞご覧ください。

(トップ画像は「CraftMAP」様の白地図を使用させていただいております)


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