探しに、会いに、来てくれた。ホームシック衛星北海道🛰
3月30日、ホームシック衛星ツアー折り返しの地、北海道にてライブ参戦してきました🛰度々noteにも登場している前職の同期兼リア友兼親友(多分いろんな書き方してる気がする)と一緒に行けて、ほんとによかった〜!!
🛰横浜初日参戦noteはこちら
※以下、ネタバレ含みます※
横浜も北海道も1日目なので、本編セトリは変わらなかったものの、歌詞変えもめちゃくちゃ多かったし、MCもたっぷりだったし、やっぱり遠征の醍醐味というか…。(きっとツアー初日はテンションが定まっていなかったんだろうけど)横浜初日が淡白に感じてしまうくらいには、ものすごい感情の荒ぶりを感じたし、いっときのライブで感じていた切迫感も伝わってきた。でも、それだけ真っすぐにリスナーのことを想って届けてくれるのは、とてもとても嬉しいことで、BUMPが生きる時代に生きられていて、幸せだなぁとしみじみ思う。
さて、全曲は触れないけど、全部好きな曲だから!!前提は変わらないけど、特に書きたいものを選ばせてもらいます!!エゴサもしました、残してくれてるリスナーさんありがとう!歌詞引用が不安だけど、頑張ってかいつまんで残すよ…。
ライブとなると特に記憶力が壊滅的になる私、冒頭「星の鳥」→「メーデー」の次の曲なんだっけ〜と思って聴いてた(小声)。3曲目は大好きな「才悩人応援歌」じゃないですか!
あ、待って、その前に、メーデーの間奏中に「会いに来たぜ札幌!君を探しに来たんだ!」と叫んだ藤原基央も記録しておかねばならない。
藤くんの喉の調子がよかったのか、会場の真駒内セキスイハイムアイスアリーナとの相性がよかったのか、ライブ全体を通してめちゃくちゃ伸び伸びと声が届いて響いてすごかったのよね。
初日はあんまり歌詞変えがなかったし、比較的淡々としてた記憶だったんだけど、今回は聞いたことのない歌詞変えにくわえて、オラオラ荒ぶり方も激しくて、昂った感情が熱を帯びて声に乗り切らないなにかと一緒に飛んできた。いきなり心を鷲掴みにされたし、プライベートでなにかあったのかと心配になるくらい切羽詰まった感じが伝わってきた。
「隣人は立派 将来有望 才能人
そんな奴がさぁ 頑張れってさぁ」
(※めちゃくちゃオラオラがなり声)
の後に続く歌詞変えを見てくれ…。
あの藤くんですら追い詰められる感覚、持ち合わせてるの?「生きていさせて」…?はて。思考停止なんだけど、脳にビビビって奥深く刺さった。なんだこの煮えくり返る絶望感は。
やばいライブが始まってしまったと直感した。
続いて4曲目の「ダイヤモンド」も刺さりましたね。アカペラ始まりで語りかけるように「君は生きてる と教えてる」は、やばいよね…。心の目が合った気がした。
「やっと会えた 君は誰だい?
あぁそういえば 君は僕だ
大嫌いな 弱い僕を」
の後に続く歌詞を
置きざりよりも残酷な言葉が出ると思わないじゃん?どこかの公演のネタバレで見たような見てないような…でも実際に目の前で「見殺し」という言葉を使われる威力は凄まじいよ。
少し飛ばして8曲目「花の名」。いちばんだったかもしれない。優劣つけたくないけど、とにかく歌詞変えがえげつなさすぎて、まじ化け物(褒めてる)。冒頭に書いたように、喉と会場の相乗効果が思う存分に発揮されたバラード。
イントロで「大勢の中の1人じゃない、君を探しに、君に会いに、札幌まで来たんだよ」と伝えてくれる藤原基央。
エゴサで見つけた歌詞変えをいくつか置かせて…。他にももっとあるはずなんだけど、ツアー中でネタバレ配慮空気があるゆえに全然流れてこない😭
あとは、「僕」を「僕ら」と言ったり、一言のニュアンスでこんなに伝わるものは違うんだな〜って。"なま"の音楽を浴びる醍醐味だよね。
元の歌詞もめちゃくちゃいいのに、あまりにも各公演で違う歌詞にして歌うから、「藤原基央は、元の歌詞を覚えてない説」が流れてて(笑)、賛同しちゃうレベルだった。
MCを挟んで、11曲目はでっぱりで「真っ赤な空を見ただろうか」。MCはね、ヒロがやっっっとご飯のお話をしたことに大歓喜でしたよ!!なごやかな時間をありがとうね!!
真っ赤な空を見ただろうかは、参戦した友達と初めて一緒に行ったライブ「aurora ark」ツアーファイナルの島でもやった曲でして、お互いにとっても思い出深い曲。藤くんとヒロが向かい合わせで、「た〜めいきの〜、わけを〜、きーいーてーみーてーも〜〜〜」から始まるイントロが好きすぎて。スタンド席から見えるオレンジと赤のキラキラ空間は、特別な夕焼け空に見えたね。
「夕焼け空 きれいだと思う
心をどうか殺さないで」
の後に続く歌詞を…
「会いに来た」と言葉を選んで口に出してくれる回数が、ほんとに多かったと思う。本来私たちリスナー側が「会いに行く」ニュアンスのほうが強いだろうに。嬉しい限りだよ。
13曲目は「アリア」。今回のツアーで異色だと噂になりながら、実は28枚目のシングルだったことが発覚した曲。でも選ばれた理由は、それだけじゃないと思ってる。ほかの曲ももちろんだけど、よりライブ向きというか、BUMPとリスナーを繋いでくれる歌詞が散りばめられてる。ライブに来るリスナーを「僕らはお揃いの服を着た 別々の呼吸 違う生き物」と表現し、日常と非日常の境や、関係性を「鏡映し」で表している(と思ってる)。そして、コロナ禍を経て、「声出し部分が多く含まれる」ことは貴重なトリガーになったんじゃないかな〜と想像してる。
でっぱりだったか、メインステージだったか、忘れちゃった。でも、とにかく藤くんが花道〜でっぱりを行ったり来たりしながら、各方面を見つめながらハンドマイクで歌ってた情景だけが、脳裏に強く残っている。だって、絶対、目合ったもん(だいたい勘違いするやつ)。すごいこっちのスタンド席を見つめながら歌ってくれたもん。
たぶん目が合ってたときの、ラスサビの歌詞。直接的な言葉じゃないのに、伝わる体温と、胸の奥がギュッとなる感じ。
そして14曲目は「天体観測」。定番すぎて特筆することもなかろう(小声)と思ったら、いい意味で裏切られた。けど、文字起こしむずかしい。
藤くんのアカペラ「イマというほうき星 君と二人 追いかけてる」から始まり、リスナーが「オーイェーへーアハーン」のかけ声で応じて、前奏に入るんですけど。
3回やりました。
もう一度言います、3回やりました。
藤くんからの「おかわり!」が止まらなくて、3回叫んだよね(笑)。思い出の天体観測。
続きまして、15曲目の「銀河鉄道」もイントロでごにょごにょ(笑)。
「調子悪かったりしたら座って見てくれたっていいんだからね、次は暗めの曲だから(笑)」と天体観測後のMCで、会場内がザワザワと笑い声が起き…。前奏入る前に「だいたい暗いか(笑)」と、前奏弾きながら「だいたい暗いな(笑)」と、自身のバンドの暗さにツボる藤原基央が可愛かったですねえ。
BUMPの暗さは周知というか、リスナー側も解釈一致というか(笑)。ほんとに明るい曲なんてないと思ってるw w wメロディとサウンドで誤魔化してるだけで、歌詞をよくよく読んだり聴いたりしたら、人間の深い部分までぐっさり抉ってるもん。だからそういう人間が集まってくるんですよね、アリアの歌詞にある通り「鏡」だと思いますよ。
ラスサビの歌詞変えが、印象的だった。「これからの物語を 夢に見てきたのだろう」を「これからの物語を 夢にしていくのだろう」と未来形の言葉に変えていた。人生になぞらえた曲を、最後にちゃんと未来に目を向けさせてるのがあまりにも好き。いままで聞いたことない歌詞変えだった気がするので余計にも。
16曲目は「supernova」。花の名同様に、いい意味で歌詞の原型がわからない、ライブでしか聴けない藤くんが紡ぐ言葉を知れる曲。たった一文字の歌詞変えでさえ、特別感があって嬉しい。記憶の乏しさをほんとに悔やむ。
歌詞変え定番曲なのもあって、何回か聴いたことのある言い回しももちろん出てくる。そんな中で、初めて聴いた言葉が出てきた。
もはや元の歌詞のどのフレーズを変えたのか覚えてないし、なぜそうなるかと言うと似たメロディラインがずっと続いていくのと、歌詞変えも多いし、どの歌詞にかかる言葉だとしても不思議としっくりきてしまうから…(言い訳させて)。
ちなみに腹ペコ!みたいなわんぱく感のあるニュアンスではなくて、直接的には、人間なので食べなきゃ生きていけないし、でもどれだけ満腹になるまで食べてもお腹減っちゃうよねという日常の時間経過を意味している。そして、暗喩としては、伝えたい想いをどれだけ伝えても伝えきれない、満足しない、ずっと足りないもどかしい感情を込めている(と解釈している)。ほんと言葉を思いつく天才か???(天才だよ!!!)その時々でパッと浮かんだ言葉を、唄にしているのだろうか…。衝撃すぎて忘れられない。
本編最後、19曲目は「voyager〜flyby」の合作ね。横浜初日はあまりの衝撃で戸惑ってるうちに終わった感があって、でも今回はじっくり味わい尽くせた気がする。曲調がガラッと変わるところ好きだったな。
横浜初日のレポでも書いた気がするけど、「バイバイ 忘レテモ構ワナイ 忘レナイカラ」の歌詞がBUMPのスタンスを色濃く体現してるな〜と感動してる。
サビ部分で、紙吹雪がぶわわぁ〜〜って勢いよく噴射されて、高くまで舞い上がって、ひらひらと時間をかけて舞い降りる一連の流れを、アリーナを見渡せるスタンド席2列目から見てたんです。横浜初日はスタンド席1列目だったけど、会場の構造上で階段一段分しか高くないからほぼアリーナと地続きで、紙吹雪を見上げてた感じだった。こっちまでギリギリ届かないよな〜みたいな。でも今回北海道では、スタンド席がちゃんとスタンド(語彙力)で、建物1階分の高さがあったから、完全にステージもアリーナも見下ろす位置関係だった。
一緒に参戦した友達とも話してたんだけど、キラキラ舞う紙吹雪があまりにもきれいで、スローモーションで動く走馬灯を見てるようだった。例えで言う「夢を見てるような」がこんなに模範解答みたいにつくりだされた空間はない。目にも脳にも焼き付けたいし、絶対に走馬灯にも現れてくれ(?)。「宝石になった日」という曲をふと思い出していて、キラキラの裏に閉じ込められた寂しさと切なさにまた胸が締め付けられて、ああ、終わっちゃうと現実の輪郭が濃くなっては掻き消して…を脳内で繰り返してた。
期待のアンコール1曲目は「Hello,world!」。今回のツアーでは、愛知1日目ぶり2回目。アンコールが全然予想つかなくてねえ…楽しみが増えていいこと。私自身は、2022年に参戦したSilver Jubileeの幕張ライブ以来!
「ハロー どうも 僕はここ」って、シンプルながらに真っすぐな歌詞に、改めて心打たれていた。生きてる、ここにいる、命の証明みたいなイメージ。
余談で、ライブ終わりの行列の帰り道で後ろにいた人たちが、「Hello,world!はキラキラしててなんか嫌い、違う曲が聴きたかった」と言ってて、ちょっとモヤった。こんなに死・嘘・悲鳴・塞いだ耳・引き摺るなど強烈な言葉を使い、「死んだふりも意味ない」と最後に歌う曲のどこがキラキラなんだ???と思っておりました。アップテンポのサウンドとメロディに惑わされないで〜、好みはわかるけどライブ会場から離れた居酒屋でやってくれ〜と思いました。
アンコール2曲目、まさかの横浜初日でも聴けた「くだらない唄」でした!同じく今回のツアーでは2回目、引き当てる確率がすごい。
アカペラで「かーみさま、みわたすかぎりに〜、きれいなタンポポを咲かせてくれ」って始まったとき、鳥肌レベルだった。次にいつ聴けるかわかんない。
サビの歌詞変えがまた未来形に…。
最後の最後の曲で、ライブが終わって日常に戻った「明日」のこと歌ってくれるの、ほんとにやばくて、大好き(語彙力)。こんなにやさしく「明日も今夜の続き」だと伝えてくれてありがとうございます。他の曲を含めても「今夜」や「いま」などの歌詞変え部分が多かったような…。
ラストMC、藤くんのありがたいお話あった!横浜初日はほぼなかったのに!そして北海道2日目のネタバレ見たらそれはそれで羨ましくなったけど!でも、北海道1日目はあの日しかないから。
ステージ上で背負ってる星の鳥を指差しながら、「orbital periodよりも後に作った、16年前には無かった曲をやる時は、コイツに『こんな曲できたんだ』って聴かせるような気持ちで歌ってた」って嬉しそうにはにかむ藤くんが忘れられない。BUMPメンバーと、BUMPの概念(看板やらエンブレムやら)は別物というようなお話は過去のツアーでもあって、それを表してるような図だった。音楽そのものを愛してるんだなと、なにか尊いものを見てるようだった。
「不思議な喜びを感じられるのも、リバイバルツアーできるのも、君のおかげ。ずっと聴いてくれた、いやずっとじゃなくても聴いてくれた君のおかげ。」こちらこその言葉なんだよな〜〜!!!!!ずっとじゃなくてもって言うあたりがやっぱり藤原基央と、藤原基央から生まれる音楽が物語ってるよ。そしてそういうところがリスナーは大好きなんですよ。
28周年のやつと、星の鳥ブックレットも読んで〜!って言ってたから、今週末の福岡参戦までに読み直そう。
自分でも驚いてるんだけど、まさかの全曲書いた横浜初日レポよりも文字数多いw w w気づいたら6,000文字オーバーです。今回のほうが、エゴサ残ってたりいろいろの影響かな。
最後に、私は、藤原基央みたいに、一言一句に重みを持たせられるような、伝えたい言葉を大事にできるような、そういう人間になりたいんだ。と思いの丈を残しておきます。
写真も載せる!終わり!旅行の写真は別で!
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