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折り畳み作業台のリニューアル

木工といえば作業台です!
何がなくともまずは作業台でございます。
これがないと何もできません。
うそです。できるけど、やる気がでません。
無理してやるとしょぼいものができます。
それぐらい作業台は大事なんです。

うちの作業台は4つあります。2つは据え付け、2つは折り畳みです。
据え付けのほうは広いけど簡単な作業用です。
どちらかというと一時的なモノ置きになってることが多い。
工具を広げたり、カットした木材を置いたり、塗装の準備したり、そのまま昼ご飯くったりします。

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この作業台は5年ぐらい前に作ったものです。まだ初期の頃ですなぁ。本格的にやるぞー!という気になったんだと思う。
引き出しがついたのは3年ぐらい前じゃないかな。しかも1個づつ時期がちがう。工具類が入ってます。
エアコンの吹き出し口が被ってるのはイマイチですね。明日直すつもり!
オレンジで囲ってるところの温風が左に流れて、裏に回ってることに今頃気づいてしまった。冷却効率ダウンです。横はワンバイフォーで組んでるので弱いんです。これを外すと強度が心もとない。
ついでに緑のゴミ箱も風通しが悪くなってしまう。でもゴミ箱は2個欲しいのよね。

実際に作業するのは、折り畳みの作業台のほうです。
これはホームセンターとかで売ってる4000円ぐらいのやつの天板部分を合板に張り替えたものです。9mmを2枚重ねで張り合わせてます。材料代ケチったばかりにかなり大変でした。木工ボンドで貼り合わせると反るからくっつかないんですよ。クランプも多数持ってるけど全面を挟み込むことはできません。ねじ止めしてるのがわかるかな。乾燥したら反りが戻ったんですけどね。

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Amazonにもありました。元はこんな形なんです。

2枚に分かれてて、ハンドルでクリクリ回して挟み込んだりできるのですが、まったく使い勝手がよろしくない。全部ばらして不要な部品を切り捨てました。グラインダーでフレームの中の長いネジを削ったりしたのでなかなか大変だった。

この作業台は小さめだけど壁際に据え付けた作業台と違って、ぐるっと回れるので作業しやすい。
ベルトサンダーや糸鋸盤なんかもこの上に固定して使います。
2台あるので長い部材も扱えます。

今日、Youtube見てたんですがウマが便利らしいです。
カミヤ先生の動画を見てました。

しかし、先生って自分でつけてこっぱずかしくないんだろうか。いやいやそんなこと書いちゃいかんな。すんません。
ほんで、カミヤ先生はこのウマのキットを販売してるらしい。いい材つこうてはるんやて~。高級木材という意味ではなく、しっかりした製材工程を経た檜や杉を使ってるんだって。

ウマはあると便利かもしれんけど、おれにはこれを収納する場所がないので不向きなのです。

そういや、この記事を書きながら思い出したんだけど、初期の頃は作業台を持ってなくてさ。プラスチックのビールケースをひっくり返して使ってたよ!懐かしい~。

さて、話を戻します。
今日は作業台の天板をリニューアルしました。
別の目的でランバーコアの24mmを買ったんです。その余りで作業台の天板を入れ替えることにしました。

その前に、ちょいと下準備です。いよいよアレの出番です!

ドリルガイドを作ったものの猛暑だったり大雨だったりで、1か月ぐらい引きこもってたせいで使うのは今日が初めてです。インパクト用はちょっとだけ使ったけども。
今日は20mmの穴をたくさんあけるので垂直ジグを用意します。
ワンバイフォーの端材をつかいます。丸みがあるので片面を2mmほど切り落とします。ねじ穴に通りにガイドを固定します。

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横から見るとこうなる。ちょっとわかりづらいかな。

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取り付けてみて気づいたけどガイドプレートが短すぎる。スライドを安定させるにはあと5cmほど長くないといけない。今はどうしようもないのでこのまま使います。

次に天板に穴を開けるポイントを描いていきます。おれは必ずといっていいほど間違えます。スミ線を間違えるだけならまだいいけど、加工場所を間違えると涙が止まりません。間違えた交点は消しゴムで消します。線はまた使うことがあるので消さないほうがいい。

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2枚重ねで穴掘り中。ガイドの出来は・・・イマイチかも。印刷時間をけちってるので剛性が不足してます。長さも足りないから使いにくい。まぁでもないよりはずっといいので使います。

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数が多いと嫌気がさすぜ。
通常、ドリルを使う時には「捨て板」といって、不要な木材をしたに敷いて穴をあけます。すると裏側の穴がきれいにあくんです。今回は古い天板をそのまま捨て板にしました。そしたら、うっかりねじ部分に穴をあけてたみたい。フォスナービットの歯が傷む~。

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ところで、この穴はなんなのかというと、20mmのソケットみたいなものがありまして材を固定するときに使います。でもおれはほとんど使わない。もっと活用したほうがいいのかもしれません。カンナや電動サンダーを使うときとかにこの穴を使うのです。あとは貫通穴をあけるときにここに逃がすこともあります。

途中とばして完成!(写真とり損ねたんです)

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重さが気になったので計ってみました。
旧:750 x 450 x 18  3.5kg
新:800 x 450 x 24  3.25kg
合板よりもランバーコアのほうがかなり軽いですね。ランバーコアは心材がファルカタなので軽いんです。弱いけど厚みを出せば丈夫になります。
鉄とアルミ合金の関係に似てますなぁ。

さらっと書いちゃったけど、これを完成させるだけで数時間かかってしまった。猛暑ではないけど30℃は超えてるので汗だくですよ。

夕方前には片付いたので、部屋でガイドを作り直すことにしました。
反省点をフィードバックしよう。
・全体長を+5cm
・厚さを+1mm
・目盛りを凹面にしたらぐちゃぐちゃだったので凸面にする

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印刷予測時間は4.5時間。なげーよ。ノズルが0.4mmだったもんなぁ。
せめて80mm/s で印刷しよう。

失敗しました。なぜか止まります。これは熱暴走なんだろうか。
なにげにモータも熱い。
もうちょいと安定感がほしいよなぁ。

60mm/sで再トライしました。

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できた!出来はまぁまぁだな。目盛りが見えるようになったのはいいね。
1mm厚くしたら「しなり」がなくなったし。
次回からこれをつかおう。

Thingiverseにもアップしないといけないけど、もともとが反響ないから放置しよう。何人かDLしてるみたいなんですけどね。コメントぐらい書けよなぁ。

今日は作業台のリニューアルということでネタ的には冴えませんが、作業台はとても大事なんです。BBQなんかでも重宝します。保管場所からの出し入れがおっくうなので軽さも重要ですが、木工用としては逆に重さや丈夫さも大事なので悩ましいところです。

木工やろうかなぁと思ってる人は、ぜひ作業台を作ってください。


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