出かけてきたよ⑧(親族訪問②)
実家から、今日も出かける。
故人となった親族の大好物を手に、親族宅を訪問するためだ。
先の”おじ様”と同様、遠方に暮らしていながらも
私達家族は、その故人となった親族(以下、おっちゃん)の
最期のひと月に、一時帰国中居合わせることができた。
虫の知らせだったのだろうか。
一時帰国を見送ろうかと思うような色々なことがあったにもかかわらず、
急にその夏も、海を渡ろうと思い立ったのだ。
当時、入院していたおっちゃんのお見舞いに行く前に、親族にたずねた。
本人が喜ぶものは何か知