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花粉症とステロイド

 バセドウ病で、首が苦しくて、先生に見て貰ったら、甲状腺が少し腫れているようだけれど、それほどでもないけどなあ、といいながらも薬をくれた。ステロイドである。このステロイド、アレルギー性のものには絶対的に効く。丁度花粉症の時季であったが、薬を飲んでいる間、全く症状が出なかった。毎年苦しめられる花粉症なのだが、これほど気持ちのいい春を迎えたのは実に何十年振りであろうか。
 ただしステロイドは副作用が怖い。長く飲み続けると、ムーンフェイスになったり骨が脆くなったりする。やめる頃合いをはからなければ、とんでもないことになりかねない。
 結局肝腎の首の苦しみの方はステロイドでも効かなかったのでやめた。首の苦しみはうつ病によるものであった。全然門外漢な病院で見て貰っていたことになる。
 それからまた嫌な春がやってきた。心療内科で処方された花粉症の薬が意外にもよく効いた。ただ連続してくしゃみをしなくなっただけで、鼻は多少まだグズグズするし、目は痒い。
 今年もそろそろ鼻がぐずってきた。目も痒い。頭も痛くなってきた。そろそろ薬を飲まないといけないかもしれない。アルコールを控えたら、少しは症状が和らぐので、酒は飲まない様にしよう。ステロイドを飲んでいた期間が懐かしく思える。
 

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