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うつ病とのお付き合い

 うつ病とは不思議な病気である。レントゲンで見ても、CTやPETやエコーでみても、見えるものではない。血液検査や尿検査で数値が出る訳でもない。いわば、それらを全て、クリアしても身体に異変がある状態をいうのであろうか。
 僕の場合はそうである。心の病的な落ち込むとか悩むとか、死にたいとか思うことはない。しいて言えば、細かいことが気になっていつまでも心に引っかかっていたりすることはある。
 ともかく身体がしんどいのには参る。薬のおかげで、現在は元気だが、不思議なことに、薬に慣れるのであろうか、数か月したら、またしんどくなって、薬を増やすことになる。
 これではいつまでたっても治らない。だから障碍者手帳をもらったのであろうけれども、僕自身は病気と捉えているので、障碍者であるという自覚はあまりない。
 そうはいっても薬は増えるばかりで、減る方向にはない。治療なら減らして様子を見るとかあってもいいのであろうが、そういう治療はしてくれない。確かに減らされれば不安も大きい。でも治そうと思えば、減らして様子を見るべきではなかろうか。やっぱり病気というよりは障碍なのであろうか。
 墓場まで一緒にくっついてくるんだろうな。嫌な奴だ。そんなことを考えながら今日も薬は欠かさず飲む。

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