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身長

 身長が健康診断をする度に縮んでいる。由々しきことである。学生時代、162㎝を最高に、現在159㎝を切った。推しの當真あみちゃんが公称160㎝なので、ほぼ同じ高さだ。
 男は身長ではないよ。実際イケメン俳優の山田涼介は身長が公称164㎝だ。ドラマで松嶋菜々子と共演して並んだ時、身長差にビックリしてしまった。松嶋菜々子は170㎝以上はあるだろう。人気俳優の濱田岳も公称160㎝だ。ということは実際はだいたい下駄を履かせるので、いずれもそれよりは低いことになる。
 最もひどいのは岡田准一である。公称169㎝は絶対におかしい。160㎝程度にしか見えない。それでもトップ俳優である。
 僕はもともと小学校の時からチビだったが、それについてコンプレックスはない。ただ自分より身長の高い女性には魅力は感じない。
 身長が低い事で揶揄されたことはほとんどないし、不便に感じたこともない。余程背の高い見上げるような人物でない限り、それほど身長差を感じることもない。身長が高い低いは些末なことである。
 もっともスポーツには不利である。ただしボートの選手や競馬の騎手を除けば。
「つつじ君、ボートの選手を目指せばいいのに」と学生時代、アルバイト先でボート好きの会社の人に薦められたことがあったが、あんな危険なスポーツ、とんでもない話である。
 だが歳を取って身長が縮んでいく現実は淋しい限りである。老化現象のひとつである。いろいろ歳を感じることが多すぎる。人生100年時代とはいえ、ピークはやはり20歳前後なのであろう。あとは後退するばかりのようだ。仕方のない事ではあるが。 
 

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