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逐条解説 軍事創作同好会会則

はじめに

 たのしいDiscordサーバー、軍事創作同好会には8カ条により構成される会則が存在するが、それの意義や目的、効果を解説した文章は存在しない。
 そのため、本noteで会員の遵法精神を高揚し、また活発な交流を促進すべく、これを逐条解説する。

本会則制定の経緯

軍事創作同好会会則
第一条 本サーバーは日本国に所在するものとみなす。よって、利用者は日本国の法律を尊重しなければならない。
(2)運営は、触法行為を認めた場合には、触法行為をした利用者を直ちに除名しなければならない。
第二条 本サーバー利用者の相互関係は、敬愛と尊重を基調とし、誹謗中傷、侮辱その他の行為をしてはならない。
(2)運営は、この規定を尊重せず、不適正にサーバーを利用していると判断した利用者を、制限、除名その他の手段により懲戒し、処分することが出来る。
第三条 新規登録者は、その身分を明らかにするため、Twitterアカウントや自己の作品その他を標示しなければならない。
(2)前項の規定は、標示すべき事実がない場合この限りでは無い。
(3)従来の利用者は、令和5年7月9日までに第一項に掲げる事実の標示をしなければならない。
(4)事実の標示は、『自己紹介』で行う。
第四条 『愚痴壺』及び『シン・愚痴壺』の内容をサーバー外に公開した者は、除名する。
第五条 本サーバーへの招待は、何人でも自由に行うことが出来る。

旧会則

 サーバー発足以来、碌な会則は制定されていなかったところ、令和5年に入ってから新たに旧会則が制定された。
 制定後暫くは特に不便が無かったものの、9月14日にスパムが侵入して以降、重大な欠陥が顕になり、改正の必要に迫られ、制定されたのが新会則である。
 旧会則は、会員間のトラブル防止及び新規会員の身分証明を主眼としたものであった。しかし、公開サーバーが、スパムを会員へ媒介する場としても機能し得るということを認識していなかったため、これを防止し、また対処するために必要な規定が存在していなかったのである。

軍事創作同好会会則

第一条 本サーバーは日本国に所在するものとみなす。よって、利用者は、日本国の法律を尊重しなければならない。
(2)運営は、触法行為を認めた場合には、触法行為をした利用者を、直ちに除名しなければならない。
第一条の二 この会則において「利用者」とは、軍事創作同好会に参加し、サーバーを利用する者のことを言う。
(2)この会則において「運営」とは、管理人及び管理者を含むものとする。
(3)この会則において「スパム行為」とは、交流の意思が無いにも関わらず不特定多数の利用者に対してメッセージを送信し、又は詐欺等を目的としてメッセージの送信を行うこと及びそれらを行うことを目的として本サーバーに参加することを言う。
第二条 利用者の相互関係は、敬愛と尊重を基調とし、誹謗中傷、侮辱その他の行為をしてはならない。
(2)運営は、前項の規定を遵守せず、不適正にサーバーを利用していると判断した利用者を、制限、除名その他の手段により懲戒し、処分することができる。
(3)本サーバー内におけるスパム行為は、禁止する。運営は、スパム行為をした又はスパム行為を目的としてサーバーに参加する利用者を認めた場合、直ちに除名しなければならない。
第三条 新規参加者は、その身分を明らかにし、スパム行為を目的として参加していないことを証明するため、参加後直ちにTwitter(X)アカウントや自己の作品その他の事実を標示しなければならない。
(2)前項の規定は、標示すべき事実がない場合は、交流の意思を標示すれば足りる。
(3)事実の標示は、『自己紹介』で行う。
(4)利用者は、事実の標示をしなければ、管理関係を除く本サーバーのチャンネルの閲覧及び投稿をすることができない。
第四条 『愚痴壺』及び『シン・愚痴壺』に投稿されたあらゆる情報は、サーバー外に公開してはならない。
(2)運営は、前項の規定に違反した利用者を、制限、除名その他の手段により懲戒し、処分することができる。
第五条 本サーバーへの招待は、本則を遵守する限りにおいて、何人でも自由に行うことができる。
(2)前項の規定に関わらず、運営は、第六条に定める管理措置をとることにより、利用者が作成した招待リンクその他を無効化することができる。
第六条 運営は、大規模なスパム行為その他のサーバーの秩序を乱し、利用者間の交流を著しく害する行為を認め、或いはその虞があると判断した場合、Discordが管理者に提供する権限を行使して、新規参加の制限や投稿の規制その他サーバーの秩序を維持し、平穏を回復するために必要と認める措置をとることができる。
第七条 利用者は、本則第一条二項、第二条二項及び第四条二項に定める懲戒及び処分について、運営に対し、異議を申し立てることができる。運営は、異議申し立てのあったときは、公開の投票によって懲戒及び処分の実施及びその内容、期間を決定しなければならない。
(2)第二条三項に定める除名処分が不適当であったと判明したとき、運営は、直ちに除名処分を解除しなければならない。
(3)第三条に定める事実の標示を行っていない利用者は、懲戒及び処分について異義を申し立て、或いは投票に参加することができない。

現行会則

第一条

 本サーバーは日本国に所在するものとみなす。よって、利用者は、日本国の法律を尊重しなければならない。
(2)運営は、触法行為を認めた場合には、触法行為をした利用者を、直ちに除名しなければならない。

第一条

 新会則第一条は、旧会則から引き継がれたものであり、利用者のサーバー内での遵法義務及び運営の管理義務を定めたものである。
 また、適用法規を日本国のものとし、海外の法規に基づく表現規制の主張その他を抑止する効果が期待される。
 なお、ここで言う「除名」とは、該利用者をサーバーから追放することを指す。
 旧会則時代、スパムが侵入した際には、本規定を類推適用し、スパムが詐欺(刑法246条)を行う虞があることを以て除名処分した。

第一条の二

 この会則において「利用者」とは、軍事創作同好会に参加し、サーバーを利用する者のことを言う。
(2)この会則において「運営」とは、管理人及び管理者を含むものとする。
(3)この会則において「スパム行為」とは、交流の意思が無いにも関わらず不特定多数の利用者に対してメッセージを送信し、又は詐欺等を目的としてメッセージの送信を行うこと及びそれらを行うことを目的として本サーバーに参加することを言う。

第一条の二

 新会則第一条の二は、新たに制定された条文であり、各用語の定義を定めている。
 特に注目すべきは、スパム行為の定義が定められている点である。
 新会則制定の主眼がスパム行為の防圧にあることを踏まえれば、最も重要な条文と言っても過言では無い。

第二条

 利用者の相互関係は、敬愛と尊重を基調とし、誹謗中傷、侮辱その他の行為をしてはならない。
(2)運営は、前項の規定を遵守せず、不適正にサーバーを利用していると判断した利用者を、制限、除名その他の手段により懲戒し、処分することができる。
(3)本サーバー内におけるスパム行為は、禁止する。運営は、スパム行為をした又はスパム行為を目的としてサーバーに参加する利用者を認めた場合、直ちに除名しなければならない。

第二条

 新会則第二条は、旧会則第二条に第三項を新設したものである
 なお、ここで言う「制限」とは、メッセージの投稿や観覧の権限を剥奪することを指す。

第三条

 新規参加者は、その身分を明らかにし、スパム行為を目的として参加していないことを証明するため、参加後直ちにTwitter(X)アカウントや自己の作品その他の事実を標示しなければならない。
(2)前項の規定は、標示すべき事実がない場合は、交流の意思を標示すれば足りる。
(3)事実の標示は、『自己紹介』で行う。
(4)利用者は、事実の標示をしなければ、管理関係を除く本サーバーのチャンネルの閲覧及び投稿をすることができない。

第三条

 新会則第三条は、旧会則第三条を改正したものである。
 その特徴として、スパム行為の防圧のため、新規参加者に対して事実又は交流の意志の標示を強制し、それがあるまでの間に権限を付与しないというものがある。
 事実又は交流の意志の標示をしなくても、自己紹介及び管理関係のチャンネルを閲覧し、投稿することは可能ではあるものの、交流及び利用が著しく困難になることは明らかである。
 これは、他のDiscordサーバーでは殆ど見られない規定であるが、所論の通りスパムを防圧する必要があること、また、会則を理解していない参加者をコミュニティに入れることに一定の問題があり、これを防止する必要があることを踏まえ、合理的な規制であるとして制定された。
 例えば、本会則を読めば時間経過で権限が付与されるといった措置が無いことは明らかであるし、或いは、権限が付与されて以後にはじめて自己紹介をすることができるといったようには解釈できないから、そのような誤解をする者は、会則を理解していないか、そもそも読んでいないか、或いは交流するに足る能力が無いことは明白であり、そのような者は、会則の保護に値しないし、本会の会員としては不適切である。

第四条

 『愚痴壺』及び『シン・愚痴壺』に投稿されたあらゆる情報は、サーバー外に公開してはならない。
(2)運営は、前項の規定に違反した利用者を、制限、除名その他の手段により懲戒し、処分することができる。

第四条

 新会則第四条は、旧会則第四条の規定を改正したものである。
 愚痴壺とは、他のチャンネルで行った場合に利用者の交流を害するような、いわゆる愚痴等を隔離するために設けられたものであり、当然、サーバー外に公開されることは不適当であり、また、その必要も無い。
 一方、旧会則では触法行為と同じく除名のみがその懲戒手段として定められていたところ、ある程度の柔軟性を持たせ、コミュニティの壮健性維持を容易にしている。

第五条

 本サーバーへの招待は、本則を遵守する限りにおいて、何人でも自由に行うことができる。
(2)前項の規定に関わらず、運営は、第六条に定める管理措置をとることにより、利用者が作成した招待リンクその他を無効化することができる。

第五条

 新会則第五条は、旧会則第五条を改正したものである。
 これは、侵入したスパムが招待リンクを作成していたことを受けて新たに第二項を新設したものであり、次に解説する第六条と密接に関係している。

第六条

 運営は、大規模なスパム行為その他のサーバーの秩序を乱し、利用者間の交流を著しく害する行為を認め、或いはその虞があると判断した場合、Discordが管理者に提供する権限を行使して、新規参加の制限や投稿の規制その他サーバーの秩序を維持し、平穏を回復するために必要と認める措置をとることができる。

第六条

 新会則第六条は、第五条第二項と併せてスパムの防圧のために新たに制定された規定である。
 そもそも本会則は、Discordが管理者(創設者)に提供する権限の行使を制限し、もってその濫用を防止して利用者間の交流を活発にすることを目的とするところ、大規模なスパム行為その他のサーバーの秩序を乱し、利用者間の交流を著しく害する行為は、会則が守らんとする利益を根底から覆そうとするものである。
 よって、そのような行為を制圧すること、及びそのために必要となるあらゆる措置を取ることができるようにすることは、会則全体の趣旨に違反しない。
 しかしながら、比例原則や必要性の原則といった、一定程度の歯止め規定すら無いため、次回改正機会があれば、そのような規定を設けるべきであるとする意見が今出た

第七条

 利用者は、本則第一条二項、第二条二項及び第四条二項に定める懲戒及び処分について、運営に対し、異議を申し立てることができる。運営は、異議申し立てのあったときは、公開の投票によって懲戒及び処分の実施及びその内容、期間を決定しなければならない。
(2)第二条三項に定める除名処分が不適当であったと判明したとき、運営は、直ちに除名処分を解除しなければならない。
(3)第三条に定める事実の標示を行っていない利用者は、懲戒及び処分について異義を申し立て、或いは投票に参加することができない。

第七条

 第七条は、旧会則に存在していなかった運営が執る制裁措置への利用者の対抗のため、新たに制定されたものである。
 本規定の特徴として、直接民主主義の導入、及び、スパムであると誤解された者の救済が定められていることが挙げられる。
 なお、三項の規定は、本会則を理解し、またそれを遵守しない者は、実質的に本会のメンバーとして認めることは出来ない旨解釈することができる。

非採用規定

 わいせつ物の投稿は、成人向け指定のあるチャンネルの他で行ってはならない。
(2)前項の規定に反してわいせつ物が投稿された場合、運営は、その投稿を削除することが出来る。

第八条

 本会則改正検討時には、第八条(わいせつ物投稿の制限)があったものの、必要が薄かったことと、コミュニティに混乱をもたらしていたことから採用されなかった。
 しかしながら、今後未成年者の参加が増えた場合には、同様の規定の採用を検討すべきときが来るかもしれない。

おわりに

 軍事創作同好会では、軍事創作の他、現実世界の軍事やサバイバルゲーム、他愛のない話から性癖まで、多様に交流することが可能です。
 また、botamotiに質問などがあれば、メンションを飛ばして頂ければそのうち対応します。
 ここで解説したルールは、他のDiscordサーバーには無いものかもしれませんが、本会の雰囲気及び秩序の維持、安全性の確保に大きく貢献しているものであると評価しています。
 是非皆様、ご理解ご協力の上奮ってご参加下さい。招待リンクは以下に貼付するものです。サラダバー!

https://t.co/ZTQ4XnOqjx

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