松里公孝『ウクライナ動乱』其の四 分離紛争の「解決」とは?
昨日に続いて松里公孝『ウクライナ動乱』の読書ノートです。
今日でおしまいです。
本書の主題である分離紛争をいかに解決するか?についてまとめ。
国家にとって領土は身体であって、領土を減らされるのは手足をもがれるのと同じ、領土は大きければ大きいほど良い、という観念を私達が捨てることをできないならば、分離紛争を平和的に解決する手段はないということがわかった。
できることはとにかく停戦で合意して、その合意を取り繕いながらできるだけ長い年月もたせるくらいしかなくて、それは「解決