はむっち@ケンブリッジ英検
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『自由の国と感染症-法制度が映すアメリカのイデオロギー』出ます
私と友人の青野浩氏の翻訳書『自由の国と感染症-法制度が映すアメリカのイデオロギー』が本日みすず書房から発行される。
2015年に出版された、経済史家ヴェルナー・トレスケン氏による”Pox of Liberty”の邦訳である。
公衆衛生、憲法、経済の観点からアメリカ史を叙述したもので、いまこの時代において、紛れもなく重要な意義を持つと確信している。
この重要な書籍をようやく日本の皆さんにお届け
23/24イングリッシュプレミアリーグ第34節延期分、スパーズさんシティに負けて、アーセナルの優勝が遠のく
今朝は気合いの早朝覚醒を決めて、マンチェスターシティとトッテナム・ホットスパーの対戦をみたのである。
アーセナルは暫定首位だが、2位のマンチェスターシティのほうが1つ紹介試合が少ないのである。
シティはこのところ盤石の仕上がりをみせており、ポイントを落とすとしたら、トッテナムスタジアムでのスパーズ戦しかないのであった。
だから世界中のグーナーが過去の遺恨は水に流してスパーズを応援していたのであ
『ゴジラ-1.0/C』みた
私は1985年以来ゴジラは律儀に見続けているのだ。
やっとみた。モノクロをチョイス。
モノクロだと東宝戦記映画みたいでよかった。震電かっけー。
禍々しいゴジラもナイス。
民間船がやって来るシーンはダンケルクみたいでぐっときたなー。
重巡高雄、駆逐艦響などの雄姿をみられたのもよかった。
ただ主人公の男が常にメソメソナヨナヨしてておもんなかった。歳を取ったせいか、主人公にはヒーロー然として
東浩紀『ウクライナと新しい戦時下』読んだ
昨日に続いてウクライナシリーズ。
短いので一瞬で読み終わった。
というかゲンロン16に収められた東浩紀氏の論考だけ先に販売したって感じだな。
要はシングルカットみたいな感じである。
つまりゲンロン16を買うつもりの私は、そのシングルを買う必要がなかったのである、、、
さらに言うならゲンロンカフェで語られた内容とほぼ同じである。
まあ動画と文字は違うからそこは別にいいのだが。
見ての通
高橋沙奈美『迷えるウクライナ 宗教をめぐるロシアとのもう一つの戦い』
久しぶりのウクライナシリーズ。
ウクライナにおける正教の歴史、現状についてまとめたもの。ここまで詳しく書かれたものは日本語ではなかなかないと思われる。正教世界の複雑さをよく理解できた。
またウクライナにおける正教会の中の人のアンビバレントな感情をも想像できるし、一般信徒がロシアを嫌いでもモスクワから承認されたウクライナ正教会の信徒であり続ける心情もやや理解できた。
著者はロシア文学の研究者で
時岡洋一『四季のない京都 1978』読んだ
このような小説を読んでみたのである。
著者はAIに関わる会社を経営しておられて、言語とAIと哲学は親和性が高い、、、ということで某哲学系Youtuberさんのオフ会でお会いしたのであった。
その著者の方がコロナ騒ぎで暇だったときに書き上げたというのが本書だ。
版元は傑作『ギリシャ哲学30講』で知られている明石出版である。
主人公は音声言語に関わるAIのための音声データの収集を生業としており
令和6年4月おしまい
今月もうおしまい。毎月いってるけど、1ヶ月経過するの早いな。
今月もあまり本が読めなかった。ラテン語、ギリシャ語のお勉強に加えて、ちょっと取り組んでいることがあるからだ。
それはさておき、昨日参加した反サロデモと、それに関連して衆議院の補欠選挙に触れておこう。
小川万海子『ウクライナの発見――ポーランド文学・美術の19世紀』読んだ
さて久しぶりのウクライナシリーズだ。
著者はポーランドで外交官をしているときにポーランドに関心を持ったというお方である。
なのでタイトルのとおり、ポーランドから見たウクライナって感じである。
ポーランド=リトアニア大公国に時代、ポーランドの貧乏貴族にとってウクライナは約束の地とか、乳と蜜が流れる地みたいなイメージだったらしい。英国にとっての西インドとかインドみたいな感じかな。
そして、そう
23/24イングリッシュプレミアリーグ第29節延期分、ビッグロンドンダービーは赤!
チェルシーさんがFAカップで延期になった29節のビッグロンドンダービーが今朝あったので気合いの早朝覚醒しました。
いやあ久しぶりの快勝で、早起きして本当に良かった。
アーセナルはついに両SBに冨安とホワイト、アンカーにトーマス・パーティ、IHにウーデゴールとライスという最強布陣を解禁したのであった。
結果的には圧勝だったけど前半はどちらに転んでもおかしくなかった。マドゥエケ、ジャクソンを走ら
瀬木比呂志『絶望の裁判所』読んだ
はい、読みました。
理解に苦しむ判決がこのところ目に付くようになってきたので、ちょっと前にニー仏さんが紹介されていたこれを読んだのだ。
著者は社会人経験無く裁判官となり、途中で大学教員に転じた経歴の持ち主である。もともと学究肌であったこと、日本の裁判官の質の低さ、制度の拙さに嫌気が差したこと、またうつ病を患ってしまったことなどが転進の理由らしい。
著者自身がそうであったように、社会人を経ずに