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#646 TV論33|高校教師(2003年)

本日は久々に野島ドラマを紹介します。
1993年に一世を風靡したドラマ「高校教師」の続編であり、高校教師(2003)などと呼ばれておりますが、両方の作品に共通して出演するのは京本政樹だけで、ストーリーの繋がりとかもほとんどなく、タイトルが同じだけで全くの別物ですね。


高校教師(2003)とは

前作の1993年ver同様、予期せぬ形で女子高の高校教師となった先生と、その学校に通う女性と禁断の恋を描くという全体のプロットは一緒です。

前作の論文を教授に奪われる生物学者の教師と、近親相姦に苦悩する女生徒というエグすぎるカップリングでしたが、今作もエグく、脳腫瘍で余命半年の数学教師と、余命半年(と勘違いする)女生徒という感じで・・・
前回と負け児を取らずエグい展開となります。



高校教師(2003)あらすじ

主人公の湖賀先生(藤木直人)は、文部科学省で働いていたんですけど脳腫瘍で寿命半年を言い渡され、最後は好きだった数学に没頭して死にたいと高校教師になったようです。
雛(上戸彩)は平凡なJKだったのですが、ちょっと冒険したいと思い、クラス一の不良であるソニンと夜遊びをしている中で、藤木直人と偶然出会います。

そして翌日、藤木直人が上戸彩の担任になり、ある日体育の授業中に倒れちゃって病院に搬送されるんですが、その病院は藤木直人が脳腫瘍で通院している病院で、担当医師の橘先生と自分の症状(藤木があと半年で死ぬ)について話をしていたんですが、それをコッソリ聞いていた雛が「自分(雛)があと半年で死ぬ」と勘違いしてしまったんです。
それを知った雛はショックで、「先生、私半年で死ぬんだね…」と呟いた所・・・

で、孤独だった藤木は、自分を理解してくれる人が欲しくて、上戸彩に「そうだ」と嘘をついてしまう・・・
悲しい実験が始まるんですね。


高校教師(2003)の思い出に残るキャラクターBEST10

10位 体育の先生

よく脇役で色々なドラマに出る方ですね。
後述の手島先生が好きで色々アプローチをするんですが、手島先生は藤村先生が好きで…色々可哀そうな先生です。
ちなみにこの先生はいなくても物語に一切影響ないです笑
同じ体育教師ということで、前作の赤井さんのごとく藤村先生をボコボコにしてほしかったのですが・・・笑


9位 手島先生(真鍋かをり)

手島先生は、元々この舞台となる女子高のOGで、藤村先生のグルービー(死語)であり、ワンフー(死語)であった生徒です。
で、相変わらず藤村先生を恋しており、恋に恋焦がれ恋に無くという感じなのですが、途中で守りに入ろうとした藤村先生と結ばれるのですが・・・
物語の最後で知らなくてもいい情報を知り、トラウマを抱えてしまう可哀そうな役ですね・・・


8位 女医さん(眞野あずさ)

この女医さんも旦那を亡くしており、それ故に藤木直人と爛れた淫らな関係を繰り返すという、ベースケな女医さんだったりします。
直人と一緒に雛をハメる辺りは悪いですね。


7位 斉藤祥太

途中で「恋愛がしたい」という雛のリクエストに応えようと、直人は甥っ子の斉藤祥太を雛に紹介します。
そして一発やりかけるのですが・・・直前で寸止めを、お預けを喰らってしまい、非常に可哀そうでしたね笑


6位 蒼井優

蒼井優はなかなか大変な役でした。
元々は水泳部の部長だったんですが、裏の顔は成宮くんを中心とする不良グループのメンバーであり、そこで悪いことをするんですが、結局成宮くんにも裏切られてぞんざいに扱われて、なかなか可哀そうでしたが・・・
まぁ自業自得とも言えます。カルマですね。
前作で言うところの、真田広之に硫酸をかけようとした女の位置づけですね笑


5位 ソニン

ソニンは前作で言う所の持田真樹ポジションなのですが、なかなかヘヴィーな出来事が多い可哀そうなキャラクターでした。
関係ないですがこの時期、ソニンが裸エプロンで歌うのが話題になり、高校教師の下馬評では「上戸彩よりソニンでしょ!」という奴らが僕含めてめっちゃいましたが、やっぱ彩はレベルが違うと言ってみんな彩派に流れていきましたね泣

ソニンの演技は良かったですね。


4位 藤村先生(10年振り2回目)

そして唯一の前作からのレギュラーの藤村先生ですが、何故かファッション・ヘルスの写真しかなかったです笑
前作ではとんでもない鬼畜だった藤村先生ですが、10年経って反省し、過去の自分がやっていたような悪行を行う成宮くんに自身の過去を投影し、当時守れなかった(傷つけた)持田真樹にダブる、ソニンを守ろうとした感じですかね。

成宮くんとのバトルはなかなか見ごたえがありました。


3位 成宮くん

成宮くんはなかなか衝撃的でした。とにかくクソカッコよかったですね。
テイストは違えど、IWGPのキングの姿を重ねた人もいたのではないでしょうか?
とにかく悪い奴で、なんでも「ゲーム」と置き換える鬼畜。女を落として、風俗に沈めたり、夜の校舎窓ガラス壊して回ったり、とにかく見ていて退屈しない悪役でしたね。

最後はちょっと拍子抜けな感じで終わりましたが・・・


2位 湖賀先生(藤木直人)

そして本作の主人公の湖賀先生です。
とにかく余命半年ということで、何もかもが自暴自棄なんです。
まぁそうなるかな・・・と思いますが。

とにかくクールでサイコパスな感じが最高に好演でした。
真田広之イズムをしっかりと継承しておりましたね。


1位 町田雛(上戸彩)

そして彼女でしょう。とにかく神がかり的に可愛かったです。
なかなか難しい役を好演してくれたと思います。

その1年前に放送していた金八の第6シリーズでは、「女性」としてのオーラを一切消していましたが、そのオーラを解き放つととんでもないアトミック・パワーを持った女優でしたね。


このドラマでブレイクした、と言っても過言では無いと思います。
この後に「あずみ」とか「インストール」とか続きましたし、その翌年に握手会に行ってしまいましたからね笑


まとめ

そんな感じで思ったより筆が進んで書いてしまった高校教師2003!
2024年5月6日現在、このnote内でもっともPV数が多い記事は高校教師1993だったりするので、2匹目のドジョウにも期待したいと思います笑

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