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映画論

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記事一覧

#673 映画論23|十二人の怒れる男

懐かしい映画行きましょう。 本日紹介するのは1954年にドラマ版が製作され、1957年に映画で公開された作品「十二人の怒れる男」です。 「十二人の怒れる男」とは?僕が初めてこの映画を見たのは確か大学の授業でした。 ゼミかなにかで教授がサボった説が濃厚ですが、とにかく面白くてみんな引き込まれた記憶がありますね。 そのあともう1回見た記憶があるんですけど、それはいつか忘れてしまいました。 「有罪間違いなし」と思われた貧困層の少年による殺人事件が、12名の陪審員たちの熱い議論に

#651 映画論22|スタンド・バイ・ミー

本日はこの名作を振り返ってみましょう。 スタンド・バイ・ミーとは?1986年に公開されたスティーブン・キングの短編小説「死体」をロブ・ライナー監督が映画化したノスタルジックな青春映画です。 舞台はオレゴン州の小さな田舎町キャッスルロック。 12歳のゴーディには、クリス、テディ、バーンという、それぞれ家庭環境に問題を抱える仲間3人がいて、ある日バーンが、行方不明中の少年が30km先の森で死体になっているという情報を持ちかけ、4人は死体探しの旅に出けます。 小さな町での生活し

#631 映画論21|スターシップトゥルーパーズ

僕はSF映画があまり琴線に触れず、ほとんど見た記憶が無いんです。 あれだけ流行っていたSTAR WARSもまともに見たことが一度も無く、しいて言えば下記の映画くらいしか浮かばないですが、これはSFではないですね‥ 故に、SFには詳しくないんですが、そんな僕が唯一に近い勢いで見たのがこの作品「スターシップトゥルーパーズ」です。 スターシップトゥルーパーズとは?あまり覚えてないんでwikiからあらすじを持ってきました 帝国主義→民主主義が一蹴して、また軍国主義みたいな形に戻

#611 映画論20|火垂るの墓

映画のネタも尽きつつあり、邦画アニメにまで広げようという事で、本日は「火垂るの墓」という地獄の映画を紹介したいと思います。 僕はこのアニメを宮崎駿プロデュースのアニメだと思っていましたが、ジブリではあるけど宮崎アニメでは無かったようですね。 火垂るの墓とは?舞台は1945年の太平洋戦争末期、いわゆる終戦前後の関西を舞台にした話です。 6月に発生した神戸大空襲で家を失い、家族を失った2人の兄妹が必死に生きていくのですが、14歳と4歳の兄妹が戦禍の中で生きていくのはあまりにも困

#591 映画論19|ゴースト ニューヨークの幻

この映画を始めてみたのは公開から結構後、というか20年後くらいでした。 当時付き合っていた彼女が結構コアというか古き良き時代の映画が好きで、流行りの映画に中指を立てるようなパンクスだったので、いつも映画選びは難航していたんですが、この映画が名作であることはお互いなんとなく浅く知っていたので、借りて、二人で号泣したという笑 そんな思い出の映画です。 余談ですが、漫画「シュート」でも、トシと一美と和広が見に行って、一美が号泣していたのもこの映画でした。そう考えるとシュートはや

#558 映画論18|リング

たまには邦画も行きましょう。 日本で一番有名なホラー映画とも言われており、98年に爆発的にヒットした映画「リング」を本日は紹介しましょう。 僕等の世代ではこの映画は劇的に流行りましたが、ちょっと早すぎました。 「怖いけど、よく分からなかった」 「貞子が出てくると個しか覚えてない」 見終えた友人たちの感想はそんな感じでしたね笑 リング あらすじ主人公の松嶋菜々子はテレビ局のディレクターなんですけど、都市伝説を調査している中で「呪いのビデオテープ」の存在を知ります。 そのビ

#532 映画論17|アナコンダ

今回紹介するアナコンダ(ANACONDA)は前回紹介したJACK同様、WOWOWで見た映画なのですが、この映画はかなり深く印象に残っていますね… アナコンダとは?公開は1997年だったようで、中学時代に見た記憶があるんでその翌年とかに見たと記憶してます。 インディオを探しにアマゾン奥地に向かったTVクルーがいたんですが、そのクルーが遭難していた密猟者・サローンというジジイを助けるんです。 で、このジジイは巨大蛇アナコンダを狙っているハンターで、アナコンダが現れると捕獲しよ

#504 映画論16|JACK

この辺の映画は。中学校時代にWOWOWで観た映画ですね。 親父が映画が好きだったので、衛星放送には割と早めに契約し、そしてWOWOWも見れたのはかなり僕の人生で大きかったです。 当時田舎に住んでいて、レンタルビデオなんて概念んが無かった我が地元で、WOWOWは色々な世界を教えてくれました。 今回紹介する類の映画はもちろん、中3だった1998年12月23日(25年前の今日!)は黒夢の梅田HEAT BEATでのライブ「COKESCREW A GO!GO!」を生中継したのはマジで

#478 映画論15|アルマゲドン

本日紹介するのはアルマゲドンです。 僕の中で前回紹介したタイタニック同様、中学時代にかなり流行っていたモンスター映画ですね。 アルマゲドンとは?詳細は省きますが、20世紀末に宇宙でとんでもないことがおきました。 エグイ隕石(小惑星)が地球に衝突しそうなことになりまして・・・NASAの科学者たちは焦る、焦る。 そして、科学者たちはとある仮説を立てます。 「衝突しそうな小惑星を破壊しちゃえばいいんじゃね?」という話となり、その小惑星を破壊できるのは、深く穴を掘って核爆弾を埋め

#456 映画論14|タイタニック

これまでどちらかというと大衆向けではなく、コア層が好む映画を紹介してきました。例えるなら100人が100回見る映画ですね。 しかし今回は趣向を変えて、10,000人が1度見た映画、すなわち大衆向けで世界中でヒットした映画を紹介しましょう。 そのような映画は多くありますが、やはりリアルタイムで大ヒットを記憶した映画「タイタニック」を紹介しましょう。 タイタニックとは?僕等の世代で知らない人はいないでしょう。 1997年に全世界で公開されて、ヒット、ヒット、ヒット、ヒット!!

#429 映画論13|ライフ・イズ・ビューティフル

この映画も90年代を代表する、超名作です。 内容的に感動して落涙する系の映画ではないんですが、映画を全部見終わった後に「良い映画を見たな・・・」と感動する、不思議な感覚を味わえる映画ですね。 イタリアのコメディアン、ロベルト・ベニーニが監督・脚本・主演を行なった、バッファロー'66ばりにやりたい放題系の作品なんですが、1997年に公開され、98年にはベニーニがトム・ハンクスを押しのけてアカデミー賞主演男優賞を受賞し、世界的に有名になり、大ヒットした作品ですね。 ライフ・イ

#412 映画論12|バッファロー'66

これは高校時代、ちょっとリスペクトしていた友人が大好きな映画でした。 「メチャクチャ面白いから見た方がいいよ」と勧められ、僕のフェイバリットにもなった、そんな映画ですね。 バッファロー'66 あらすじ本作の主人公のビリー(ヴィンセント・ギャロ)は1966年12月26日ニューヨーク州バッファローで生まれました。 ここから映画のタイトルが取られた感じですね。 で、このビリーは愛する地元のアメフトチーム「バッファロー」を応援していたんですが、その優勝決定戦で大金をかけた賭けに負

#392 映画論11|ショーシャンクの空に

この映画は色々なところで十分過ぎるほど語り尽くされた名作なので、僕が紹介するまでもないと思いますが・・・ それでもやはり好きな映画を並べた時に、どうしても紹介したい作品なので、普及の名作「ショーシャンクの空に」を紹介させていただきましょう。 映画公開当時は思ったより動員が伸びなかったりで、当初の興行収入としては失敗だったようですが、その後尻上がり的に評価を高めていき、アカデミー賞で7部門にノミネートされ、劇場再公開や海外収益で最終的な興行収入は5,830万ドルに達した。

#374 映画論10|アメリカン・ヒストリー・X

これまた悲しい映画です。 前回紹介したダンサー・イン・ザ・ダークとは毛色が違う悲しさですが、とにかく印象に残る名作で、これまでに何度も見た名作ですので、是非紹介させてください。 アメリカン・ヒストリー・X あらすじ舞台はアメリカ。 この物語の主人公のデレクは、父親を黒人に殺され、その恨みからかなりの白人至上主義の思想を持ったアナーキーとなります。 胸にはナチス・ドイツのシンボルであるハーケンクロイツのタトゥーを入れて、怪しい組織に入り、とにかく黒人を憎む生活をしています。