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エフォートレス思考

エッセンシャル思考の続編となる、グレッグ・マキューン氏の著書だ。

大枠は、「エフォート(努力)+レス(減らす)」ということで、無駄な努力を減らして、集中すべきところに集中せよ。ということかな。

「どうやったらこの仕事がもっと楽になるか?」と考えてみるのだ。

by エフォートレス思考

の一言に尽きる。

また、

頑張ってもうまくいかないときは、さらに力を入れるのではなく、力を抜くことを試してみよう。

by エフォートレス思考

とも言っている。
うまく行かないときはどうしても焦ってしまいがちだが、一度立ち止まって気持ちを整理して、再びゆっくりあるき始めればいいのだ。

明確なゴールのないプロジェクトは、けっして完成させられないからだ。

私はコストとリターンが逆転するちょうど手前を「完成」定めている。

時間と努力を無駄にしないためにも、「完成」のイメージを明確に定義し、そこにたとり着いたら潔く終わりにしよう。

無理がないように、週2本と決めたらそれ以上は決して書かない。たとえもっと書きたいという気持ちがあっても、その週は仕事はやめてしまうのだ。

ひとつの行動で一つの成果を得ることになれていては、ひとつの努力からエフォートレスな成果を繰り返し引き出すことが可能になるのだ。

by エフォートレス思考

など、余計なことに頑張りすぎると空回りするから、力を抜いて、やるべきことに集中しよう、という発想が随所に散りばめられている。

ぼくが特に好きなのが、

時間管理のロングテール

という考え方。

自分をなんどもイライラさせる問題はなにか。その問題を放置した場合の年間コストはどのくらいか?それを解決するために、数分ですぐにできるステップはなにか。

by エフォートレス思考

これらはぼくの業界では、よく受け流されてしまう部分だ。

単なる作業をするだけなのにそこに時間を取られてしまい、生産性がない。
もうちょっと工夫して作業を楽にできないかな、と考えるべきなのだが。

いつも富士山の0合目から登るように、コツコツと積み上げて成果物を作っていけば、できないことはないのだが、それでは毎回おなじコツコツの積み上げを1個目から始めなければならない。

ぼくにとっては、それがイライラさせられる問題なので、仕組みを作って、いつでも7合目から富士山を登ることができる方法を考えたい。

それが自分の仕事の醍醐味だなあと思うのだ。

自分がやっている仕事に無駄な部分がないか、イライラさせれれる作業はないか、常に考えるようにしてみることにする。

今すぐ思いつくのは、終わった仕事に対して、

1.請求書を作り
2.書類の返却準備と一言コメントを書き
3.宛名を貼って、発送する

という流れにとても時間を取られている。
ここをなんとか仕組み化できないか、考えよう。


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