映画との3度の出会いが作った今の私
私がこの世を去るときに、私の人生において欠かすことができなかったものを思い出すとしたら、その一つは、絶対に「映画」です。
枯れ専な若き時代けっして豊かとは言えない家庭に生まれたけれど、私は子どもの頃から映画が身近にありました。
小さい頃一緒に暮らしていた叔父は、古い映画のパンフレットやチラシをたくさん持っていて、それを見せてもらったり、淀川長治さんの日曜洋画劇場や深夜枠で放送していた「風と共に去りぬ」や「大脱走」「タワーリングインフェルノ」などを一緒に見たりしたものです。そ