ブックスミタカ(旧BOOKS三鷹)の店主が書く個人的なブログ

17年営業を続けていた三鷹駅から西武柳沢駅前に引っ越してきた古本屋です。

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17年営業を続けていた三鷹駅から西武柳沢駅前に引っ越してきた古本屋です。

最近の記事

常時3冊は持ち歩きたい

読書に熱中してしまい、現実世界に戻ったときに「あれっ?」とボケてしてしまう本がある。その反面、本を閉じた瞬間に現実世界に戻れる本もある。 もちろん哲学や教科書的な本を読んでいるときは深く思考するので前者となりますし、気軽に読めるエッセイなどは後者となります。そして、小説などは思考は深まらないけど異世界にトリップしているのでその中間で短く「ハッ」とするでしょう。 そしてこの法則は、逆方向にも存在します。哲学書を気軽に開き、すぐに集中して読める人はなかなかいないでしょう。逆に

    • 知り合いの古本屋さんが訪ねてきた

      今日は朝からいい天気。すごくいい天気です。でも、こんな日にも頭が少しボーっとします。おそらく気圧のせいでしょう。元々自律神経が弱い上に、変化に弱くなるお年頃。体調が悪い日は無理をしないように過ごします。 今日は来客がありました。知り合いの古本屋さんが当店を訪ねてきてくれたのです。訳あって店名は出せませんが、同志として業界の話を色々とさせて頂きました。そして個人的な話もけっこうしてしまいました。 そして、当然ながら古本屋業界は苦しいよねという方向に話は向かいました。特にリア

      • スマホの漫画アプリを読み続け、脅威をより強く感じるようになりました。

        古本屋の店主がスマホの漫画アプリを使い始め、早くも2か月経ちました。最初は恐るるに足りずと思っていた漫画アプリですが、徐々にその脅威を感じています。 まず何といっても無料で読める作品の多さに脅威を感じました。最初は「ピッコマ」というアプリを使っていましたが、今はLINE漫画も併用しています。その2つだけでもかなりの作品を無料で読むことが出来ます。 しかも、店主は無料で読めるのは旧作だけで、連載中の新作漫画は無料で読めないだろうと思い込んでいました。が、そんなことはなく、連

        • とあるテーマの本を、読み続ける

          自分が興味があるテーマについて新しい本が発売されたら「とりあえず読んでみる」という習慣は効果的だと思います。なぜなら、科学や医療は進化し続けているので、情報は常にアップデートされていくからです。 長年体調不良に悩まされていた店主は「腸」に関する本を読み続けています。今日は「3週間でお腹が整うまいにち腸日記」という本を読みました。既に知っていることも多かったのですが、新しい知識を身につけることも出来ました。 大腸に細菌が増えすぎると小腸の方に細菌が侵入することがあるというこ

        マガジン

        • 完全解読
          4本
        • 吾輩は古本屋である
          3本

        記事

          禍福は糾える縄の如し。

          西東京市の西武柳沢という少々マイナーな土地に越してきてから早くも1年と3か月を過ぎようとしています。一年目は、移転前にお店を構えていた三鷹との風土の違いに困惑することがありましたが、最近は逆にいいところもあると感じています。 具体的に紹介すると、三鷹にお店があったときはいい本を安く並べていたら売れていましたが、西武柳沢にお店を移転してからはそれだけでは売れません。ただし、100円まで値下げすればすごい勢いで買っていただける。こういったところに商売のやりずらさを感じていました

          読書ブログを辞めた日

          以前より少しづつ読め進めていた本が本日読み終わりました。いつもであればここで読書ブログを書くところですが、今日は書かないことに決めました。 そこで、「そもそも読書ブログはなぜ書くのか?」ということを考えたいと思います。 読書ブログは自分の頭の整理のために書くというのが1番の理由です。いわゆる学びをアウトプットという行為です。そして次に思いつくのは本好きの人の気を引くという狙いです。古本屋ですから、やはり本好きの人を惹きつけるブログを書きたい。そのためには読書ブログがいいの

          コロナが再び流行っているらしい

          店主は知りませんでした。どうやら新型コロナが再び流行っているらしいということに…知人にかかる人が現われ、やっと気がつくこととなりました。 よくよく考えてみれば、新型コロナは帰省や観光などで人が移動するときに感染が広がっていましたね。となれば、当然ながら今回のゴールデンウィークも同じようになる可能性が高かったわけです。もうすっかり忘れかけていました。 思い返してみれば、古本屋のお客さんの中には暑くてもマスクをしている人がいましたし、店主が指導している部活の生徒の中にもマスク

          腑に落ちる

          今日、本を読んでいて「なるほど!」と腑に落ちました。そのときはそれで満足したのですが、夜になってから「理解する」という言葉と「腑に落ちる」という表現について違いがありそうだと疑問がむくむくと湧き上がりました。 「理解する」というのは、いわゆる学校の勉強のような感じで、知識や理論を頭の中に入れた瞬間を表した言葉だと思います。 それに対して「腑に落ちる」というのは、学ぶ前に自分の体験的知識として頭の中に入っていたものや、疑問を持って考えていたことに対して、読書などで得た知識が

          「アイヌ童話集」

          今日も100円の本ばかりが売れました。それを嘆いても仕方がない。おそらく西武柳沢はそういう土地柄なのかもしれません。逆に、そういった地域文化を楽しめるよう工夫しなければと考えます。 そして、読書は以前から気になっていた「アイヌ童話集」を読みました。この本を手に取った理由というしては、やはり先日の「脱獄王」と同じく、漫画のゴールデンカムイで知ったアイヌ文化について感じたいと思ったからです。 この本はアイヌ民族に伝わる童話を金田一京助先生が集め、荒木田家寿氏が読みやすく加筆し

          チョコザップ西武柳沢北口店(駅前徒歩1分)に行ってみた

          今日は大雨の予報が出ていました。そんなこともあり、古本屋の売上はゼロではありませんが、悲惨な状態です。そこで、何もないおじさんの一日を有意義なおじさんの一日にすべく、先月開店したチョコザップに初訪問してきました。 古本屋の隣は自転車駐輪場。その隣は焼鳥屋とBIG-A。その隣がチョコザップ西武柳沢北口店。歩いて1分もかからない場所なので、めんどくさがりの店主にとって最高の立地です。(以前は保谷園さんだった場所) スマホで登録を済ましてアプリをダウンロード。そのアプリのQRコ

          チョコザップ西武柳沢北口店(駅前徒歩1分)に行ってみた

          「脱獄王 白鳥由栄の証言」

          天気がよい土曜日でした。売上はぼちぼちでしたが、本をお売りくださるお客さんが来てくださったので、古本屋としてはまずまずの一日でした。 そして今日は読書ブログを書いてみたいと思います。読んだ本は「脱獄王 白鳥由栄の証言」というタイトルで、1985年に祥伝社より出版された単行本を、幻冬舎が1999年に文庫化した著作です。 もうすでにお気づきになった方もいらっしゃるかと思いますが、この白鳥由栄(よしえ)という脱獄王は、ゴールデンカムイに登場した白石由竹(よしたけ)のモデルとなっ

          本屋で本を探すという習慣がなくなる日

          今日、店主は午後からの出勤でした。そして本を品出ししているときに「ふ」と気がつきました。また一回もレジを打っていない・・・ 当店ではAmazonとメルカリでも本を販売しておりますが、そちらはそこそこの売上がありました。つまり、ネットでは本が売れているけど、店主が店番をしている店舗では本が売れていない。 これはある意味当然のことだと思います。ネットで本を探すのは便利です。タイトルを検索欄に記入するだけで探せます。また、ほとんどの本はネット上に在庫がないということはありません

          一度手放した本を再購入する

          実は昨日、ちょっとした失敗をしでかしました。そこで今日は早朝より古本屋に出勤し、自分の課題を解決すべく営業開始前に読書に勤しみました。おかげで朝から自分の至らなさを学ぶことができました。反省、反省の毎日です。 で、今日読み始めた本は「自分の小さな『箱』から脱出する方法」という本です。現在、まだ前半の3分の1を読んだ程度ですが、本当に学びがある本だと実感しています。 ただ、この本を店主はもう既に2回読んでいます。そして読み終えるたびに古本屋で販売してしまいました。店主は自分

          「女子選手のコーチング」

          「女子は手強いですよね」という言葉は男性指導者からよく聞かれる言葉です。実際、女子は男性指導者に対して反発することがありますし、団結して反抗することもある。気を抜いてため息をしようものなら、それを敏感に感じとり態度を硬化することもある。もちろん1人1人はいい子たち。でも、団体で指導するとなると一筋縄ではいきません。 恥ずかしながら古本屋を経営しながら部活指導を続けている店主も、常日頃から指導方法(というか接し方?)をもっと改善しなければと考えています。そこで、今日は「女子選

          気圧の変化に読書で備える。「なぜと問うのはなぜだろう」という優しい哲学入門書

          今日は朝から雨模様。戻った寒さや風からも、気圧の変化を感じます。店主は夕方より部活の指導に出かけ、そこで顧問の先生から『ブレインフォグ』という言葉を教わりました。こんな天気の日には、頭の中がもやもやとした感覚になる人がいるそうです。考えてみれば、店主も自律神経は弱い方。気をつけねばなりません。 そこで店に戻ってからは読書に勤しみ、そのまま一日を平穏に過ごしました。お客さんが来なかったからというネガティブな理由も考えられますが、本を読んでいると心が穏やかになるようです。 し

          気圧の変化に読書で備える。「なぜと問うのはなぜだろう」という優しい哲学入門書

          旅と読書

          実はゴールデンウィークは引っ越しやお掃除のシーズンです。本日はその連休最終日ということもあって買取が数件ありました。ただ、お客さんが喜ぶ買取価格を提示できたかどうか、今日はイマイチ手応えがありませんでした。 そしていつも通り、暗くなってから読書に励んでおりました。そして、そのまま夢中になって本を読んでしまい、閉店作業後にも読書を続け、そのままPM11時過ぎまで本を読んでおりました。というわけで、今日はブログ何書こう?と今から考えます。 そこで首を捻って考えていると、ひとつ