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書評・感想

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記事一覧

『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』日本人のための「カタカナ英語」マスター本!

池谷裕二さんの『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』を読みました。英語学習に悩む多くの日…

ひたすら読書
1か月前
5

『漂流者は何を食べていたか』漂流者たちの壮絶な食のサバイバル

椎名誠氏の最新作『漂流者は何を食べていたか』は、過酷な状況下で生き抜いた漂流者たちの真実…

ひたすら読書
1か月前
3

呼吸法の極意を極める - 『呼吸法の極意 ゆっくり吐くこと』

呼吸は私たちにとって当たり前の行為ですが、その奥深さに気づいている人は少ないのではないで…

ひたすら読書
1か月前
6

『英単語学習の科学』語彙学習の科学への誘い

英語学習者にとって、語彙習得は果てしない旅のようなものかもしれません。新しい単語や表現を…

ひたすら読書
1か月前
3

『放射線のひみつ』放射線と向き合う知恵を授けてくれる一冊

私たちは2011年3月11日、東日本大震災と福島第一原発事故によって、放射線という目に見えない…

ひたすら読書
1か月前
2

50 Centに学ぶ「恐れを知らない生き方」の極意

ラッパーの50 Cent(本名Curtis Jackson)は、数々の苦難を乗り越えてきたサバイバーです。ギ…

ひたすら読書
1か月前
1

『名古屋コーチン作出物語』引き裂かれた時代を生き抜いた兄弟の物語

『名古屋コーチン作出物語』は、明治という激動の時代を生きた海部壮平・正秀兄弟の壮絶な人生を描いた伝記作品です。著者の入谷哲夫氏は、綿密な取材と丹念な資料収集を通して、日本初の実用鶏「名古屋コーチン」誕生の裏側にあった感動のドラマを鮮やかによみがえらせています。明治維新という大きな時代の転換点で、武士という身分を失い、新しい生きる道を必死に模索する兄弟の姿が、当時の社会の縮図のようにも感じられます。著者の巧みな筆致によって、歴史の断片から一つの壮大な人間ドラマが紡ぎ出されていき

料理と科学の素敵な関係 - 「おいしさをつくる「熱」の科学」が紐解く調理の原理原則

料理と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。味や盛り付けの創意工夫、料理人の巧み…

ひたすら読書
1か月前
1

『「うつ」は炎症で起きる』人間の心と体を結ぶ「炎症」という新たな視点

私たちの心と体は別物だと長らく考えられてきました。しかし、本書『「うつ」は炎症で起きる』…

ひたすら読書
1か月前
4

『レアメタルの地政学』資源をめぐる地政学とテクノロジーの危うさ

ギヨームピトロン氏の『レアメタルの地政学』は、一見地味な題材から、現代社会の根幹を揺るが…

ひたすら読書
1か月前

筋力トレーニングの科学と実践 ~効果的なからだづくりのために~

筋力トレーニングは、一般の人からアスリートまで、老若男女を問わず多くの人に取り組まれるよ…

ひたすら読書
1か月前
7

アーユルヴェーダという生命の科学 ──「サバイバル時代の健康術」を読んで

高城剛さんの著書「サバイバル時代の健康術 ~アーユルヴェーダで頭と体のバランスを整える」…

ひたすら読書
1か月前
29

「緑の革命」の父、ノーマン・ボーローグの栄光と苦難の軌跡

農業の発展は人類の歴史そのものと言っても過言ではない。しかし、20世紀半ばまで世界の多く…

ひたすら読書
1か月前
2

「『社会主義化』するアメリカ」「社会主義」という言葉に隠された若者の叫び

「社会主義」という言葉に隠された若者の叫びアメリカと聞けば、自由と個人主義の国というイメージを抱く人が多いでしょう。しかし、その根幹を揺るがしかねない変化の兆しが、静かに広がりつつあります。それが、「社会主義」への共感の高まりです。 本書『「社会主義化」するアメリカ』は、この予想外とも言える現象の背景を、ミレニアル世代とZ世代の若者に焦点を当てて探っていく野心作です。著者の瀬能繁氏は、長年のアメリカ取材の経験を活かし、政治家や活動家への緻密な取材を重ね、説得力のある議論を展