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【探訪】天才ジェイコブ・コリアーのホームスタジオに潜入!創造力の源に迫る

今回の記事は以下「レコード物語」マガシンに収録させて頂きます。


今回の記事は以下youtube動画 [INSIDE: Jacob Colliers Home Studio] を参考にして制作させて頂きました。

[Intro]

ジェイコブ・コリアーといえば、「ジャズ界の新星」「音楽の魔術師」など数々の異名を持つ英国出身の若き天才ミュージシャンです。。彼の自宅兼スタジオ「マザーシップ」には一体どんな秘密が隠されているのか。BBCのドキュメンタリー番組で、その全貌が明らかになりました。

ジェイコブ・コリアーのスタジオ「マザーシップ」とは?

ロンドン郊外の自宅の一室がスタジオになっているジェイコブ。彼はこの部屋を「マザーシップ」と呼んでいます。床から天井まで楽器とガジェットが所狭しと並ぶその空間は、まるで宇宙船のコックピットのようです。

ジェイコブいわく、このスタジオには約70の楽器と100近いサウンドメイカーが詰まっているということ。。ピアノ、ドラム、ギター、民族楽器など、ありとあらゆる楽器が揃っています。さらにシンセサイザーや各種エフェクターなど、電子楽器の宝庫でもあります。

マザーシップが生まれ変わるまで

幼少期、ジェイコブはこの部屋で歩き始めたそうです。当時は楽譜や書籍で埋め尽くされていたとのことです。

2017年、ジェイコブはマザーシップの大改造に着手しました。天井まである本棚を取り払い、IKEAの棚板を再利用して作業デスクを設計。コンクリートを流し込んで防音性を高め、ケーブル類をすっきり収納しました。天才ミュージシャンのアイデアが随所に光っています。

音のトリックが仕掛けられた部屋

マザーシップには、スペースを取らずに最適な音が録れるよう、随所にマイクが仕込まれています。ピアノの中にはステレオマイクが設置されています。部屋の配線はすべて壁に埋め込まれ、小さな箱を経由して機材に接続される巧妙な仕組みになっています。

これらのアイデアは、ジェイコブの盟友であるエンジニアのベン・ブルームバーグ氏によるものだそうです。限られたスペースを最大限活用し、ミュージシャンの創造力を解き放つ設計になっているとのことです。

ジェイコブ・コリアーの音楽哲学

ジェイコブの音楽に対する姿勢は自由です。ジャンル分けにとらわれず、良いと思ったものを何でも取り入れるそうです。母親譲りの絶対音感を武器に、身の回りのあらゆる音を音楽のエッセンスにしています。

世界中のあらゆるものが、常に歌っているんだ。その歌声に耳を澄ませることを学べば、すべてが歌い始める。圧倒的で美しい体験だよ」とジェイコブは語っています。

ジェイコブ自身、最新アルバム制作にあたり世界中のミュージシャンとコラボレーションしたそうです。あらゆる出会いや体験が、彼の中に蓄積され、音楽として結実するのです。

これからのジェイコブ・コリアー

ジェイコブ・コリアーの創造力の源泉、それがマザーシップです。最新アルバムを携え、今彼は新たな旅立ちの準備を整えているとのことです。

「僕の非公式な目標は、ジェシー(アルバムのこと)を完成させた時点で、音楽キャリアを本格的にスタートさせること。ようやくその時が来たんだ。音楽に価値ある貢献ができる気がしている」とジェイコブは語っています。

次なるステージに向けて、ジェイコブ・コリアーから目が離せません。彼の音楽が、これからどんな化学反応を起こすのか。期待が高まります。

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