見出し画像

「2年後にまた会おう」2年間借りられる図書館に泊まってきた話

貸出期間が「2年間」の図書館にお邪魔してきた。

しかもこの図書館、宿泊可能な泊まれる図書館

置いてある本は「海にまつわる本」ばかりという珍しい図書館!

こちらは、香川県はさぬき市「うみの図書館」
四国の本にまつわる場所を、家族4人で巡る旅の途中で宿泊した。

図書館で本を借りるとき、貸出期限が「2週間」ならば、2週間でどれ読もうかな、どれだけ読めるかなって、近い未来を想像して本を手に取るはず。

ところがこの図書館の貸出期間は「2年間」
2年間でどれを読もうかな、どれだけ読めるかな…と考えているうちに、本棚を眺めながら、あれ??2年後…?わたしの2年後ってどうなってる!?とかなんとか、遠い不確かな未来を想像しながら本を手に取ることになるわけ。

これがね、とっっても良い!!伝わるかしら?
本のチョイスの仕方が、貸出期間2週間の図書館とは、ちょっとだけ変わってくるわけ。「今週と来週の間に読んでしまう本」と「この先2年間で読む本」って、きっと、選び方、変わりませんか?

我々のような旅行者が利用した場合、2年の間にちゃんと返却しに来なきゃいけないわけだから、2年以内の自分に香川を再訪することを約束をするわけだ。

「2年後に! うみの図書館で!!」
ONEPIECEのアレ。あのシャボンディ諸島での熱いアレ。気分はもう麦わらの一味。探せ!うみの図書館!!この世の全てをそこに置いてきた!!!

「なかなか香川を再訪するわけにはいかないよ」という方も大丈夫。うみの図書館以外にも連携拠点が和歌山、富山、東京、高知にあり、そちらでも返却ができるとのこと。だから、大丈夫!!

お部屋もとても快適だった。図書館から通路を渡ってすぐお部屋。そう、ここは、世にも珍しい「パジャマで行ける図書館」ってこと。

子ども連れの人には、注目のポイント。この一見クローゼットに見える開き戸を開くと…

引き出しが階段に…

中に入れるようになっていて…

押入れの2段がベッドになっている!!ドラえも~ん!!

さあ!ぜひ下のホームページから、空室検索して、もうわけがわからないうちに予約ボタンを押してしまえばいいと思うの。あとは身体を四国に運べばいいだけ。GWはすぐそこだ!さあ、どうぞ!

ちなみに置いてある本は、うみの図書館と言うだけあって、「海にまつわる本」と、

寄贈によって日本中からうみの図書館に流れ着いてきた本「漂流文庫」。こういうこだわりも、なんだかすてき。

LINEを使って簡単に借りられる。

そしてさすが「うみの図書館」。すぐそばには広い海。

ちょっと歩いたところには、朝ご飯が食べられるすてきな古道具屋さん「暮らし商店ごんべや」さんも。

暮らし商店ごんべやさん

今回、借りた本の一部。海を感じるものを中心に借りてきた。2年の間でゆっくりと読もうと思っている。

「2年間も借りられる図書館」
「泊まることができる図書館」
「選書にこだわりがある図書館」

公共図書館にはなかなか見られない独自性が、とても楽しい素敵な図書館だった。連携拠点は東海エリアには今のところ無いようなので、いつか自分のお店が持てたときには、この素敵な取り組みの連携拠点として立候補してみたいなぁ…なんて思ったのだった。さあみなさん、GWは、ぜひ四国へ!


BUTAKOYABOOKS四国本屋巡り①はこちら↓↓

BUTAKOYABOOKS四国本屋巡り③はこちら↓↓


本屋を作ろうと企んでおります。もしよければ、XやInstagramのフォローもお願いします!
X→ @books_butakoya
Instagram→ @books_butakoya



この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?