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「原点回帰」が好きなのに「原点」を知らなかった

創刊号を買いました。

全80号を予定しているようです。ただこの種のパートワークは売り上げが好調だと延長することもあります。

勝手な希望を述べさせてもらうなら、小池健監督の「LUPIN THE ⅢRD」シリーズを加えてくれると嬉しい。「次元大介の墓標」と「血煙の石川五ェ門」は映画館で見ました。背に寒気を覚えるハードボイルドの逸品です。

とここまで書いて、ふと気づきました。アニメの「ルパン三世」はTVや映画、DVDなどでたくさん見てきた。しかしモンキー・パンチさんによる原作をまだ読んだことがない。

「LUPIN THE IIIRD」シリーズのコンセプトは「原点回帰」。公式サイトにも「モンキー・パンチの原作に漂うアダルトかつ危険なテイストの世界を引き継ぎ、若きルパンたちの邂逅や軌跡を描く」と記されています。

私がTVシリーズで最も好きなパート1も、原作に近い雰囲気と評されています。実際そうなのでしょう。しかしせっかくなら自分の目で確かめたい。

創刊号の冊子いわく「『漫画アクション』(双葉社発行)創刊とともに連載開始。全94話が約2年間にわたり掲載された」とのこと。ただこのシリーズに関しては、最初に刊行されたアクション・コミック版がすでに絶版みたいです(双葉文庫版も。電子書籍では購入可能)。

単行本未収録作品集や傑作集は新刊書店で買えます。

紙の本だと、中公文庫版も新刊書店で入手可能でした。1巻のサンプルで目次を確認しましたが、どうやら最初のシリーズのようです。ありがたい。

全国の書店で働くコミック担当の皆さま、チャンスです。「子どもの頃から好きだけど、よくよく考えたら原作読んでない」という私みたいな人がきっと他にもいるはず。

青年誌の連載ゆえ、アニメしか知らないとなかなかショッキングかもしれない。それも含めて原点に触れるのが楽しみです。

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