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夜来香ラプソディ初日。

シアターコクーンで初日の舞台を観劇させていただきました。やはり嬉しくて嬉しくて、そして楽しみで。朝からtweetをあげていたら本当に沢山の方から反響をいただき。それはもちろん主演で服部良一を演じてくださる松下洸平さんの沢山のファンの方たちがほとんどだったと思うのですが、ちょっと出したものを引っ込められないぐらいの反応だったから、根が小心者なのでビビってしまいました。
ゆっくり感想を書こうと思ったのですが、初日の初見の気持ちもどこかに置いておきたくて。

松下さんが本当に素敵に服部良一を演じてくださっていて、写真でしか見たことのない上海での祖父はもしかしたらこんなふうに明るくて情熱を持った人だったのかもしれない。と違和感なく思うほど。考えてみればあの時代の良一さんは30代後半。服部良一が最もノリノリだった時代。生前本人が「上海は楽しかった。」と言っていたのははっきりと覚えていますし、その後の人生でも中国との縁がずっと続いていた事を考えたら、もちろん大変な事もあったと思うのですが、忘れられない日々だったんだなと思います。満洲で映画を作った際にはあの甘粕正彦氏と何かで意見が対立し、食ってかかった祖父に甘粕さんが軍刀に手をかけた!なんていう勇ましい話も聞いたこともありますし、やっぱり自分の仕事に関しては熱い人だったんでしょうね。(甘粕正彦さんご存知無い方調べてみてください。ラストエンペラーという映画で坂本龍一さんが演じた人です)晩年の祖父からは想像もつきません。

今日初日にあたって何か祖父の遺品をカバンに入れて一緒に観劇しようと思っていたのですが、祖父の形見というのを私はまったく持っておらず。いろいろ考えた結果、トップにある写真の紫綬褒章がサイズ的にいいという事で。それをしのばせていました。あとは写真。

晩年の祖父母と若かりし頃の良一さん。

自分の音楽が大好きで、自分が出ている番組も大好きだった人なので観ていたと思います。なんなら長岡の千秋楽まで同行してそう。そしてもう1人。克久伯父には観て欲しかったなぁ。。。

パンフレットの服部家対談、私はゲラで最初に読ませていただいたのですが、弟の英司が公の場で祖父の事を話しているのを初めて読みました。ゲラを読む前は何か間違った事話してたら指摘してやろ。ぐらいな気持ちだったんですが、読み終わって彼には彼のかけがえの無い想い出や、祖父に対する想いが沢山あるんだなと思いました。本当に素敵な対談だったのでお時間ある時にお読みください。

案の定まとまってないのでもう終わります。
素敵なキャスト・スタッフのみなさんであの時代を舞台にしてくださって感謝の気持ちでいっぱいです。日々進化していく舞台のスタートを拝見できて幸せでした。映像化されるようなので、後期高齢者な、あの当時父親の帰りを待ちわびていた良一さんの子どもたちに見てもらおうと思います。

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