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BOOK「100年の難問はなぜ解けたのか : 天才数学者の光と影」

本書は、数学界における超難問であるポアンカレ予想が解かれた背景に迫るノンフィクション作品です。

ポアンカレ予想を解いたロシア人数学者がフィールズ賞を辞退し、賞金も受け取らなかった理由や、数学者たちが難問に取り組む過程などが描かれています。

本書は、プロローグから始まり、ポアンカレ予想の解決に至るまでの過程が章立てされています。

第1章では、ポアンカレ予想を解いたペレリマン博士の姿を追い、第2章ではその誕生の経緯が描かれています。古典数学とトポロジーの対立や、数学者たちが難問に取り組む中での苦悩など、数学界の裏側に迫る内容が綴られています。

さらに、1950年代から1990年代にかけての数学界の様子や、解決への道のりが詳細に描かれており、数学者たちの葛藤や挑戦がリアルに描かれています。エピローグでは、解決への扉が開かれた瞬間が描かれ、数学界における偉業の裏側に迫っています。


数学に興味がある方や、難問の解決過程に興味がある方にとって、本書は非常に興味深い内容となっています。数学の世界に興味がある方には、是非一読をおすすめします。


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