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25卒内定体験記 Vol.3 踊り子(@odoriko__25)


内定先:超大手広告代理店
学歴:地方国公立大


【はじめに】

こんにちは。25卒の踊り子です。
ここは、ぼんじりさんのnoteですが、あくまで私が第一志望の広告代理店に内定するまでの就職活動と就職活動についての考えを中心にお話しします。


【私が就職活動に抱いていたイメージ】

私は日本の就活という文化が嫌いでした。というか今も好きではないです。
それは単に、私が就活をせずに楽に人生を歩みたい、というわけではなく、私は就活を、
「学生という人生で学びや経験に多くの時間が使える貴重な期間に、“ガクチカのために”興味のないインターンをしたり、時には学生生活を蔑ろにしてまで就活のための対策に時間を充てる人が、最終的に勝つ不合理な世界」
だと思っていたからです。

学生が学生らしく生活して何が悪いんだ!?
「学生時代に頑張ったこと」を求めているのはそちらじゃないか!
ていうかガクチカって何?私のことを学生時代の1イベントで表現できるか!
とか、他にもいろいろ不満はありました。笑


【私の就職活動の流れ(前半)】

そんな不満は持ちつつも、やることはしっかりやる派の性格の私は、就活をはじめました。
※以降、個人の特定防止の観点から抽象的な表現が入りますがご了承ください。(もう少し詳しく聞きたい場合は個別でお願いいたします。)

①内定5か月前:「就活」についての情報収集、説明会参加、自己分析

当時、身近に就活について相談できそうな人がいなかったので、まずはマイナビやビズリーチキャンパスに登録したり、SNSで就活系のアカウントをフォローしたりするなどして、「就職活動」に必要な知識を身に着けることからはじめました。
このころは、さまざまな業種に興味があったので、それらのサイトから得た情報をもとに企業の説明会等に参加していました。

自己分析はあまり苦戦しませんでした。
〇〇(本名)の自分史!というタイトルで、ノートに小学生から現在までに経験したことや気持ちの変化が起こった印象的な出来事を書き、
A:その時感じたこと
B:自分の役割
C:得たもの
を書き出して自分は何がどんな理由で好きで、あらゆる出来事に対しどんな行動を起こす人間なのかを客観視しました。

これが自分にとって一番頭が整理できる方法でした。(みなさんにとって有効かどうかは分かりませんが、)人生の各フェーズで頑張ったことや挫折、強みや弱みを見つけやすく、就活中ESを書く時や面接前に何度も見直しました。


②内定4か月前ー:インターンES作成、インターン参加、OB訪問

インターンの案内がくると、SNS等で流れてくるES作成のコツのようなものを参考にしながら商社、デベロッパー、広告、メーカーを中心に最大手のみ(今思うと危険だったかも)15社くらいエントリーしました。そして、その中でご縁をいただけた5社程度のインターンに参加しました。

インターンの選考に関しては面接まで進めば通過は堅い、落ちたものはES段階、という感じでした。(ES落ち多いな、、)
おそらく面接が通りやすかったのは、この頃いい意味で就活に無知で、質問と回答というより、面接官と自然な会話ができていたことが大きかったのかなと思います。
ES落ちの理由は、「主にテスト対策の未完成」と「言いたいことを全て詰め込んだ、なんか凄そうだけど人間性がよくわからないES」が原因だったと思います。

また、それらの選考と並行して大学のキャリアセンターやビズリーチキャンパスなどを通じてOB訪問も積極的に行いました。人と話すのは大好きだったのでこれは楽しかったし、一番企業理解が深まりました。OB訪問、超大事。そうそう、Xの使っていなかったサブアカウントを就活用に変えたりもしました。

③第一志望業界&会社決定

そうして、インターンでいろいろな企業を見たり、OB訪問で社会人の先輩の話を聞いていく中で、志望業界が<広告>に定まりました。

ありがたいことに、広告系のインターンは複数参加できていたのですが、中でも一つの会社が特に魅力的に思え、本当に入りたくて入りたくて仕方なくなりました。
そこから、私の就活のギアが一段上がりました。インターンに行くための対策ではなく、その会社に入るための対策を始めます。


【私の就職活動の流れ(後半)】

広告就活をするにあたって、これまでなんとなく利用していたXで本格的に情報収集を始めました。というのも、私の周りには広告業界に精通している社会人がいなかったし、広告業界はESの特殊さを見ても分かる通り、多業界と同じアプローチ方法では通用しないと感じたからです。


①ぼんじり軍団との出会い

広告就活をしている方のアカウントをフォローし始めると、なんだか頻繁におすすめに現れて有益な情報を流してくれているアカウントを見つけました。それが、後にお世話になる24卒のメンターさんです。
その方たちが投稿する内容をみて、私は自分の広告業界に対する知識不足や研究不足を痛感しました。

「こんなに対策をしている人がいる。このままでは落ちるかもしれない。」

早期内定を絶対に掴みたかった私は、初めて企業のOBOG以外で就活の相談をしてみることにしました。
1番最初にコンタクトを取ったのは、そのメンターさん、ではなくぼんじりさんです。それはもう怖かったです。一回の料金が高額だったし、顔も知らないし。ただ、逆にそれに安心したところもありました。
私がぼんじりさんに頼ってみようと思った理由を簡単に書きます。

・お金がかかり、それでも継続利用している人がいるということは、コンサルは良質だと予想されること。
・Xで私が苦手な「〇〇を言えば内定!」「これをしたら落ちる!」系の投稿をしておらず、学生一人一人の人間性を活かしてくれている趣旨の感想が多いこと。
・そして、何よりもぼんじりさん本人と24卒の方々の実績が伴っていたこと。

そのほか複合的な要因もありますが、ざっとこんな感じです。
最終的に、ぼんじりさんには重要な局面に絞って3回相談させていただきました。


②1回目コンサル:ガクチカについて

相談内容は、「言いたいガクチカが二つあるがどちらが面接官に響くか。」みたいな感じだったと思います。それぞれフィールドもやったことも違う内容だったのですが、私としてはどちらも自分の性格を表していると思ったので切り捨てたくはなかったのです。ここで、いただけたアドバイスが後のES作成や面接をとてもやりやすくしてくれました。

エピソードを話す中でぼんじりさんからいくつも質問を投げかけられました。
例えば、「どうして周りのみんなはこの反応をしてくれたと思う?」など。
それに答える形で話し続けると、「〇〇さんのすごいところは、そこなんじゃないの?」と、二つのエピソードに共通するアピールポイント、それをどう企業での再現性を含めて伝えるか、を言語化してくださいました。

詳しくはコンサルで聞いてみてほしいので細かくは書きませんが、ここで自分のアピールポイント(どんなキャラを押し出して行くべきか)が定まったので、良い投資をしたと思いました。


③2回目コンサル:広告選考の模擬面接

ここで言われました。

「正直、これ落ちると思う。」

まじかーーーーー!!!
しかし、コンサルの途中から、自分がうまく話せていない実感はあったので大ショックだったけれど、落ち込みはしませんでした。
理由も、“予想質問集を自分で作って言いたいことを詰め込んだガチガチの回答をしてしまい、面接官と会話できていなかったこと”だと気づいていました。
面接や学生生活の活動“を通じて”私の人間性を見て欲しい、と思っていたのに、緊張もあいまって抽象的な事ばかりしか話せていなかったのです。

それに、志望動機も本心よりも聞こえがいいものを話したばかりに表面的で弱かった。

「脅しじゃないか!」と思うかもしれませんが、私はここでぼんじりさんにこの一言を言っていただけたことで、作り込んだ面接用の自分ではなく「私」として面接に臨む決心がつきました。

そこから、以前から少し相談に乗ってもらっていた24卒のメンターさんやOBOGの方々にも模擬面接を申し込んだり、志望動機を見てもらったりしました。


④3回目コンサル:広告選考の模擬面接(2度目)

ぼんじりさんの2回目の模擬面接(3回目のコンサル)を迎えました。
多少緊張はありましたが、1度目よりも自分の素の人間性を出しながら本心の志望動機を話せて、「これだったら俺は通す。」と言っていただきました。

そこから、大学の友達や何度もお世話になっていたOGの方に不安を話したり1人で鏡の前で練習をしたりして、すっきりした気持ちで面接日を迎えました。


⑤面接本番

本番では、大きな緊張もなく心から楽しく面接官と“話せた”と思います。
(第1回ぼんじりさん模擬面接が1番緊張したかも。笑)
面接官の意図を汲み、質問に答えつつも種まきをして自分が伝えたいことは全て届けることができました。これでダメなら私はこの会社に合っていない、と思えるところまで。

⑥内定

その数日後、その会社から無事に内定をいただき、私の目標は現実になりました。
内定を知った後、家族や友達に連絡をするように、ぼんじりさんやお世話になったメンターさんにも真っ先に連絡しました。それだけ早く感謝を伝えたかったのは、きっと私の中でぼんじりさん達が大きな力になっていたからだと思います。
ぼんじりさんやメンターさんはお忙しい中、電話で「おめでとう」と言ってくれました。暖かかったです。


【最後に】

この経験を通じて、私の就活に対するイメージが少し変わりました。

・就活で人を頼ることは、ずるいことじゃない。むしろ自分で考えた上で正しく人に頼ることは人生において大事なことである。
・企業にあった自分を作るのではない。自分の数ある個性の中から、
①その企業にとって一緒に働きたいと思える部分(熱意や性格など)
②面接官の頭の中で自分がその企業で活躍しているイメージがしやすい部分(志望動機や強みなど)
をアピールするのである。
・就活力がある人の面接とは、完璧な正解回答を端的に答えられることではなく、企業研究やOB訪問などを通じた業界や企業の理解が深いことに加え、面接官と会話をしながらも自分の話したいことにつながる種を蒔き、自分のアピールポイントを話す流れを自分に持ってこられることである。

あくまで私の意見ですが。

冒頭にあんなことを書きましたが、私は就活力だけで内定する人を否定はしません。むしろ、めちゃくちゃすごいと思います。
でも私は、人生で何か少しでも頑張ったことや魅力溢れた人間性、熱意があるのに、就活力が足りないために内定を得られない人がいることがなんだか悔しいです。

私は起業したわけでも全国優勝したわけでも超面白い個性があるわけでもないけれど、自分が熱意を持って取り組んだことと自分の中で誇れる部分を「正しい努力」でうまく伝えられたことで内定に届き、本当によかったと思っています。

あなたの中にもきっと内定につながる要素があるはずです。
それを自分で見つけ出せたら最高。ただ壁にぶつかったら独りよがりにならず、人に頼ってみるのもいいかもしれません。


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