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ゲームデザイン相談室感想記事

突然だが、ゲームコミュニティで有名なニカイドウレンジさんのゲームデザイン相談室というサービスを受けてきたので、ざっと感想を書きつつ、改めて企画という行為において、人と話すことがどれだけ重要か思い知ったので、その事について書いてみる。

ニカイドウさんと前述のサービスについては以下をご参照いただけると幸い。

▼ニカイドウレンジさんについて

▼サービスについて

ちなみに、サービスを受けてみての感想をはやく知りたい方向けに、ざっくり書いておくと、ものすごく良いサービスだった。あの値段でここまでクオリティの高い相談サービスは存在しないと思う。

特に一人でゲームの企画を書いている人で、何か悩みがある人は是非とも受けてみることをおすすめする。

どんなサービスかつぶさに知りたい方は、少し長いが、このnoteを最後まで読んでくれると嬉しい。

相談サービスを依頼した経緯

私の場合は、とある同人企画でインディーズゲームの企画書を作る必要があった。

企画書自体は、本業でよくつくっていたのだが、私の場合はプロモーション企画やら、マーケティング関連の企画書だったので、ゲームの企画書は、門外漢だった。

しかしながら、その企画には、外部の方にも参加頂いているため、クオリティの低いものを、出すことはできなかった。

そこで、クオリティアップのためにプロにも一度みてもらおうと思い、相談サービスを探していたところニカイドウさんのサービスを見つけ、依頼するに至った。

相談事項

今回は、以下の2つをお願いした。

  1. 一旦完成したゲーム企画Aに対する資料・ゲームデザイン面でのフィードバック

  2. アィディアベースのゲーム企画Bどうおもしろくしていったらいいかの相談

1.は既に完成している企画のクオリティの底上げを目的に、伺った。
2.は、元々考えていたアイディアが破綻しているような気がして、どうすればおもしろくなるのかわからなくなり、相談した。

実際のフィードバック

■企画A

こちらの企画Aは既に一旦完成したものだったため、企画の資料としての側面と中身(ゲームシステムなど)の側面から、フィードバックをいただいた。それぞれ下記にまとめてみたので、どのくらい具体的なフィードバックがいただけるかの参考になれば幸い。

○資料としての側面から見たフィードバック

ありがたいことに綺麗にまとまっているというフィードバックをいただいた。その上で、より良くするために、以下のような助言を頂戴した。
===
・キャラクターとの会話のサンプル画面に、より具体的な会話を追加する。
・キャラクターの説明資料/会話の流れなどを追加する
・表情やセリフで心境の変化がありそうなことを1枚のスライドで伝える。
・企画書のエンディング説明ページに、「彼の事を理解してあげよう!」・「正誤率を高く保った状態でクリアして、最高のエンドを迎えよう!」など、目指すべきゴールを明示した文言を追加する。
===

○ゲームデザインの側面から見たフィードバック

ゲームデザインについては、以下のフィードバックを頂いた。この他にも、例えば注目ポイントの部分では、フィードバックだけでなく実際にどんなシステムが良いか簡易図を用いてその場でご提案いただたり、一緒に考えていただいた。

・キャラクターのことを深く理解するためのパートなのに、現在のシステムパート名では、それがわからない。
 適切なパートの名前を考える。

・注目ポイントを追加する。具体的には、逆転裁判で言うところの「異議あり!」や「突き詰める」などのそのゲームにしかない華があるポイントや、見た目的に華やかになるシステムを追加していく必要がある。

■企画B

こちらの企画Bは、アイディアベースで一度組み立ててはあっただが、途中本当に面白いのかということを考え出してしまい詰まってしまった企画書だった。そこで、この企画書は面白いかの意見をまず頂戴しつつ、より面白くするためのフィードバックをいただいた。その他にも参考となりそうなゲーム事例をいただいたりなどした。

ありがたいことにアイディア自体は面白いというご意見を頂戴した。その上で、いただいたフィードバックを一部抜粋して紹介する。

・ままならない…!という感じを出していく。ままならないというのは、例えば、「ダイエットしなきゃいけないけど、太ってしまう!」といったようなもの。

・パラメーターには機能を持たせる。

・例えば、ゲームの主たる要素を感じられる装置として使う。

・行動やパラメーターの上げ下げは、ランダム性を持たせる。

・ミニゲームの難易度はキャラの状況で決まるようなものにしてみる。

サービス、受けてみてどうだった?

前述の通り、本当にクオリティの高いサービスだった。個人的には大満足だ。

個人的に思うこのサービスの良さは、フィードバックや助言をいただけるだけでなく、どうしたら相談者の思うゲームへと近づけられるのかを並走して考えていただけるのが、このサービスの一番の魅力だと考えている。

いくつかの有料添削サービスを受けた身だが、並走してくれるサービスはニカイドウさんのサービスが初めてであった。

前述の通り、「このゲームだけが持つ華のあるシステムを入れた方が良い」というフィードバックを実際に頂いたのだが、それに加えて、ではこのゲームに合う華のあるシステムとはなんなのか?というのも一緒に模索していただいた。具体的には、システムを簡略図を用いながら提案していただく…といった形で並走いただいた

その結果、こういう形がいいのではないか?というアイディアの種を見つけることができた。

私は詰まったときに、一人で抜け出すことが難しいタイプなので、フィードバックをもらいつつ、伴走していただけるのは本当にありがたかった。

蛇足:企画する際、人と話すことは重要であることを再認識。

かなり蛇足な内容なので、読み飛ばしてもらって構わない。

今回のサービスを受けて企画において人と話すことは本当に重要だと改めて思った。

私は基本的に1人で物を進めてしまうことが多く、企画に関しても自分1人で考えてしまうことが多い。人と相談した方が良いものを作れることもあるというのは分かってはいるが、どうしても抱え込んでしまう。

そのため、詰まったとき、そこから抜け出すのにかなり時間がかかる。いや、下手をすると抜け出せない。
事実今回相談した企画も1、2ヶ月以上悩んで、どうにもならなくなっていた。

ところが、ニカイドウさんに相談した途端、どうすれば良いのかがぱっと想像できるようになった。

それはニカイドウさんがすごいというのもあるのだけど。人と話すことで、自分の頭が整理されるだけでなく、新しい視点や考えを取り入れ、凝り固まった思考をほぐすことができた。そうしてできたものは、話す前の企画書と比べてみても、クオリティが段違いに良くなっている。

もちろん、最終的にどうするのかは、自分で決めなければならないが、良い企画を作る上で、人と話すことは非常に重要だなと、改めて再認識できた。

総括

そんなこんなで、ニカイドウさんが展開するサービスを受け、大事なことも再認識でき、お値段以上のメリットを享受できた。個人的には大満足だし、人に自信をもって勧められるサービスだと体験して思った。

だから、もしゲーム企画で悩んでいるならば、今すぐ以下のnoteを読み、ぜひ相談してみてほしい。

今、思い悩んでることの解決の糸口が確実に見つけられるはずだ。

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