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【注意喚起】新顔…変異株Erisちゃん

⚫︎新しい変異株Eris。日本にも上陸済み⚫︎

変異株EG.5系(「Eris-エリス」だそうです)が出てきてます。

英国・米国で感染者が急増していて
WHOが監視対象に変更との記事をシェアしておきます。

で、このErisですがすでに日本国内でも、広がっています

NIDの7/10〜16分のゲノムサーベイランスでも、
XBB.1.16に次いで2番目に多い状況です。
(EGも実はXBB.1.9.2.5.1なのでXBB系=オミクロンの亜種ではある)

⚫︎この株の注意点…強い感染力と一見軽微な症状⚫︎

・感染力がかなり強いのでは?と警戒されています

・発熱しづらいとの説がチラホラ出てます
(まだ論文レベルではないようですが)

 発熱がなく、主な症状が
 喉の痛み・鼻水・頭痛・痰のある咳・しわがれ声等
 との事。

これまで
「喉に痛みあるけど、発熱してないしコロナじゃないよね」等と
と判断していたのが、発熱有無では判断出来なくなったという事。

⚫︎今後の予測と最新情報⚫︎

発熱しない事でどうなるかといえば…
無自覚、無検査でウィルスを放出する人が増えると予測されます。
(しかも、そのウィルスは感染力が強い株…)

勿論、症状がそれだけで治れば、まさに「単なる風邪」で済むのですが…
そうはいかないところがこのウィルスの厄介な所です。

現在、コロナについては下記が判明しています。

・全身の臓器に持続感染し、長期的に臓器にダメージを与える
 (この点から「感染したら10年老化と同等かも」と)

・脳の認知機能に障害を起こす
 (いわゆるブレインフォグ等。短期記憶・集中力・判断力・思考力等が低下)

日本語では「コロナ後遺症」と言われていますが、
実態はまさに「Long-covid=長期的なコロナ感染症」と認識した方が
状況を正しく捉えやすいかもしれません。
(「むしろ後遺症からがコロナの本番かも」という人も…)

Eris(EG.5.1)でも上記が同様かはまだ不明ですが、
同様と考えて警戒しておいた方がいいでしょう。

⚫︎再び、肺にダメージ…弱毒化はしていない⚫︎

また、Erisか他の株かは不明ですが、現在の医療現場では
・オミクロン前のように肺のCT像が、悪い状態の患者が増加
との話があちこちから出てきています。
これは、
「軽症者が増えたのは、ウィルスが弱毒化していたのではなく
 ワクチン接種後で抗体が充分ある人が多かったのと
 ユニバーサルマスクでウィルス暴露量も少なかったから」であり
「現在は、ワクチン接種から半年以上経過して抗体が減っている人が多いから」ではないかと推測されてます。
実際、重症化する人は未接種か2回接種しかしていない人がほとんどとの事。

9月から始まるXBB対応ワクチンについては…
ErisもXBB系統ではあるので効果はあるはずですが、
余りにも変異が激しく、かつそもそもの感染力が強い為、
効果はあるものの、以前ほどの予防効果は期待出来ないかもしれません。
但し、重症化予防には効果があるのではないかと思います。
(私はXBB対応ワクチンまで待ちたかったのですが、
 前回接種から半年以上経過でこの夏の波をくぐるのは危ないと考え、
 先日BA4-5対応を接種してきました)

⚫︎一方で…期待が持てる推測が⚫︎

こちらもまだ論文レベルではないようですが
「感染時の重症度や後遺症の有無・程度に、
 ウィルスの暴露量が関係あるのでは?」
との説が出ています。

同じ感染であっても、体内に取り込んでしまったウィルス量が少なければ
症状も軽く済む可能性…という事。

これは、先に述べた「全身の臓器に持続感染」という性質を考えると
充分あり得るかと思います。

⚫︎という事は…やっぱりマスクと換気!⚫︎

つまり、「換気」と「ユニバーサルマスク」の効果は
想定以上なのではないでしょうか。

社会を、経済を、回していく以上、感染ゼロには出来ません。
ですが、「体内に取り込むウィルス量を減らす」為、
また、「無自覚無症状でウィルスを拡散さる事を防ぐ」為、
リスクの高い場所では、マスク着用を是非!

勿論、TPOが大事ですよね。
密集していない野外や、室内でも換気が良く密集していない等、
状況で判断してマスクの着用状況も変えるといいかと思います。
(マスク着用で声出しOKだったライブではクラスター発生せず、
ノーマスクで声出しのライブではクラスター発生との事例あり)

⚫︎最後に⚫︎

「Long-covid=長期的なコロナ感染症」患者が増加する事は、
・健全な納税者・消費者の減少
・社会保障費の増大
に繋がり、長期的にも社会への影響は大きくなります。
それは増税や保険料アップ・値上げや不便になるインフラ等で
私達自身に降りかかってきます。

また、急性期患者が一気に拡大すると、医療逼迫となり
救える命も救えなくなります。

さらに、コロナウィルスはRNAウィルスの為、非常に変異しやすいのです。
かつ、「変異の度に弱毒化」ではありません。
つまり「ワクチン効果が期待できなくなる」ほどで
もっと凶悪な変異をする可能性もあり、これはガチャです。

絶対的な感染者数の増加はガチャ回数を増やす事に繋がります。
これ以上、変異株に振り回されたくなければ
「感染者の絶対数を下げる事」も重要なのです。

是非、今一度、ワクチン・換気・マスク・手洗い・うがい等
感染の「個人的な重症化予防」であり、かつ
「社会的な感染拡大予防」でもある対策を考えてみてください。

みなさま、お気をつけて
過去最大が予測されているこの夏の波を乗り切りましょう

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