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明日をもっといい日にする

久々のnoteです。出戻りガツオ🐟です。

2023年10月に、ITコンサルタントに転職してから、あっという間に半年が過ぎました。

幸運に恵まれ、現職で成果を出すことができ、社内で2023年度下期「準MVP」として表彰を受け、シニアコンサルタントに昇格。
また、本業とは別に、念願であった「Microsoft MVP for Business Applications」を受賞。

「Microsoft MVP for Business Applications」は「目指して受賞する賞ではない」という意見をみたことがあります。
私の場合は、あーちゃん@X転職した事務員(@aachan5550)という尊敬する人に出会い、このアワードを目指して受賞にいたりました。
道筋としては邪道かもしれません。
しかし、本当に嬉しいと素直に思います。

このアワードの受賞は、「魁!!鰹塾」に参加してくださった方をはじめ、様々な方にいただいた支援があってこそなので、改めて御礼を申し上げます。

さて、このような嬉しい結果の前の時期は、本当に大きな挫折も味わいました。
自分に自信がなくなり、仕事を続ける希望もなくなったほどです。

そんな挫折と、その後の嬉しい結果を踏まえ、2023年度の振り返りをnoteに残します。


■ RPA Specialistへのジョブチェンジ

2023年3月、当時務めていた会社で人事というキャリアにモヤモヤしていました。
Python、Google Apps Scriptの経験と、RPAの学習、コミュニティの登壇機会を通じて

  • 仕事の仕組み・仕方を変える仕事がしたい

  • Power Platformのスキルを活かしたい

このような気持ちがおさえきれなくなったからです。

社内で「人事 兼 DX推進チーム」という立場で動き回っていたことから、インフラ部門へポジションチェンジがかなったものの、自分が挑戦したいこととのギャップはありました。

そもそも「100%自分にとって最適になるポジション」というものは、巡り合えるものではないのかもしれません。
「1、2年は大人しく水面下で力を蓄えていよう」と思っていた矢先、LinkedIn経由で「外資系企業のRPA Specialist」としてのオファーをいただきました。

ポジションは「DX推進・Power Platform Specialist」
職務内容も、スキルが活かせて正に挑戦してみたい分野。

英語のオファーに最初戸惑うものの、募集要件として「英語はこれからでもOK」ということでしたので、面接を受けてみることに。

結果は、とんとん拍子に内定。
5月から外資系企業のRPA Specialistとしてデビューすることに。
しかし数か月で、この会社から離れることになりました。

〇 試用期間延長

新しい職場は、外資ということもあり、英語が公用語、グローバルな人材が才能を発揮していることもあり、ワクワクすることが沢山ありました。
美しいオフィス、支給されるPC端末、契約している技術資産・・・etc

どれも素晴らしいものであり、今まで体験したことがない職場で高揚感を鮮明に覚えています。

入社した後の仕事内容は、各部門の業務課題をヒアリングし、解決までの技術資産の選定、手法の確立、開発まで一気通貫で担う、今までの業務改善活動です。

最大の違いは「アジャイル開発手法」をベースに

  • 要件定義

  • 業務課題を抱える部門への提案

  • テスト計画や保守

上記の流れを徹底する文化がありました。

社内の業務改善という意味で、「そこまで丁寧にやるのか」という戸惑いありながら、新参者として学ばせていただく姿勢で取り組みました。

ちょうどそのころ、Power Platformでは、AI BuilderによるGPT対応が盛り上がります。

その時の環境でも、"職場で実現できること"が爆発的に増えたため、指示されたことだけではなく「このような技術で、当社はこのような仕事の仕方が実現できます」という提案を、思いつき次第、上司にぶつけ、アクティブに仕事に取り組みました。ガツガツしていたと思います。

しかし、そのような中で「上司の意見」と「自分の意見」が合わないことが度々ありました。

上司の指摘・指示・レビューに対し、意図が明確につかめず、説明を求めたり、異なる意見を述べてみたい、話し合いをすることが日常茶飯事でした。

ガツガツ仕事をしつつも、上司とぶつかってしまう、そうして入社してから3か月、試用期間の終了の2週間前に、試用期間延長の指示を受けました。

〇 気持ちがぐしゃぐしゃに

今まで受けたことのない「試用期間延長の指示」
悔しい気持ちでいっぱいになり、目の前が真っ暗になりました。

え?なんで・・・。

転職を何回かしていることもあり、そういったことがあるという可能性すら、頭の中にありませんでした。

そもそも「試用期間延長」って使用者と労働者の合意なしで一方的に決まることなのか、そういった疑問もありながら、本採用の要件を満たすために、延長期間の中で取り組むPIP(Performance Improvement Plan)の内容の説明を受けましたが、

  • 何が問題なのか

  • 採用の当初目的は何か

    • 当初目的と今でギャップがあるのか

この部分について、「試用期間の延長」の理由に対して、納得ができず、説明を希望する申し出をしましたが、話しは平行線のまま。

ぶつかることもありましたが、当時の直属の上司を信頼していました。
その背景もあり、突然言い渡される指示は、自分の頭の中をかき乱し、正常の思考を妨げる要因になりました。

インターネットで「PIP」を調べると、ネガティブな情報も多くあり、遠回しのクビなんだな・・・と自分の中で解釈し、心から無念を感じました。
色々なフォローをもらいつつも、「その時いた会社で戦力外通告を受けた」と解釈しています。

この指示を受けた直後から、さっきまで普通に接してきた部署の人が、急に恐ろしく感じる。
何気ない一言も評価されているように感じ、話すことにも恐怖感が芽生えてしまい、精神的負荷から、睡眠にも食事にも影響が発生、家族にも迷惑をかけました。

当時の会社で働き続けることが、もうできない状態になったのです。


■ 自分はダメなやつ

「自分はダメなやつ」
頭の中でこの言葉が満ち溢れました。
転職という決断しか、このときの自分にはありませんでしたが、短期間の離職のマイナスイメージは計り知れません。

転職後の姿に前向きな姿を想像できませんでした。
希望年収をガッツリ下げるか、恥を忍んで出戻りの相談をするか。

SNSでお世話になっている人に、キャリアの相談にのっていただくものの、心に穴が空いた状態の自分で、具体的な転職への話はつなげられませんでした。お時間を割いていただいた方々に、心から申し訳ないと思います。

並行して実施した、転職活動の中で、運良く現職からオファーをいただき、ITコンサルタントとして内定をもらいました。

内定をもらうにも、「社内でRPA Specialistとして、まともに通用しなかった自分がコンサルタントなんてできる気がしない」という気持ちから、承諾に踏み切るまでは時間がかかります。

「結局どうするのか」ということを、現職と面談する中で話し合い、その中で、コンサルタントへの挑戦の不安を正直に吐露したところ

  • 挑戦に対する不安への共感

  • 上席となる方々の経験談

この話しを聞いて、「このチャレンジでダメだったら、今までの知識・経験が生かせる仕事に戻ろう」と気持ちを奮い立たせ、ITコンサルタントとして挑戦することに決めました。

キャリアの新しいチャプターが始まった瞬間です。


■ ITコンサルタントとしての挑戦

「コンサルタントとしてキャリアをスタートする。」
これは私にとって大きな意味を持ちました。

「とにかく勤務スタイルがハード、求められる成果もシビア」というイメージが最初にありましたが、入ってみて実際そうだと思っています。

この転職は、「がんばるか、超がんばるか。」の二択。
通用しなかったら終わり。背水の陣で臨みました。
そもそも転職する前の会社で、この気持ちが足りなかったのかもしれません。

入社までの期間、SNSでよく見かけるアカウントの記事を見たり、先人のコンサルタントが書いた本を読んだり、インプットに励みました。
とにかく負けたくないという気持ちで、持っているものを、後悔がないよう、全部ぶつけるつもりで臨みました。

しかし、入社直後はインフルエンザに罹患したり、資料作成を中心にコンサルティングスキルは机上の空論では到底現場では通用せず、自分の至らなさを感じるシーンばかり。

そのような状況でも「異業種転職で上手くいくなんてないから指摘されて当然」と臨んでいたことと、レビュー内容への納得感があり、「次はこうやってみよう」という思考のシフトが、すぐにできました。

学びがいつも大きく「成長を感じる」というシーンを身をもって体験しています。

プロジェクトの状況も当時、楽観できない状況でした。それでも「新参だから上手くできなかった」という言いわけは、自分でも絶対にしたくないと思っていたので、「この機会で圧倒的な成果を出す」という気持ちで、できることを150%以上出し切りました。

〇 強みを活かす

コンサルタントとしてのスキルである

  • ロジカルシンキング

  • ドキュメンテーション

こうした要素は、入社した直後、そして今も未熟です。

  • クライアントが抱える業務課題の仮説の立証

  • 打ち手の実行の速度

この部分で巻き返しました。
今までのキャリアで培ってきたスキルが功を奏し、良いパフォーマンスが出せる領域です。

独学で得たMicrosoft 365の知識も、仕事で活かし、それがクライアントへの価値の提供、自社への信頼の糧になる、

この体験から、自分がビジネスで提供できる価値に、自信が持てるようになったと思います。

大変ありがたいことに、プロジェクトの結果が功を奏し、案件の拡大にも貢献することができました。
本当に恵まれた良い期間を過ごすことができました。


■ 現在

昇格し、仕事の幅が加速度的に増えています。
求められる役割に対して実力が追い付かず、「ぜんっぜん仕事追いついていないな」という乾いた笑いしかでません。

正直後ろ向きになっていることもあり、自分をどう奮起させるか・・・と悩みながら、noteを書いてみることにしました。
こうして書き記してみると、自分自身努力している部分と、この時は改善したほうが良かったなと可視化できて良いですね。

雨が降るときもあれば、晴れるときもある。
2023年度は、身をもって体験しました。

環境を変えること、挑戦すること、これらには全てリスクが伴います。
他者から不本意なコトバを受けることもあります。
自分のコントロールが本当に難しくなるときもあります。

しかし、改めて振り返ると、動かない限りは、この悔しさも嬉しさも体験できなかったと思います。

天気と違い、自分にとっての明日をどうするか、これは自分自身の努力も一定の影響を出すことができると思います。
そして「明日を良い日にするためにどうするか」の最終結果は、努力と運のかけ合わせです。

  • コンサルタントとして評価してもらえたこと

  • Microsoft MVPを受賞できたこと

こうした晴れを味わうことができました。
また味わうためには、まだまだ挑戦が必要でしょう。

〇 働き方

エッセンシャル思考限りある時間の使い方
これらの本からは、「人生はトレードオフである」という示唆を得られます。
端的に言うと、何かを欲する時は何かを捨てなければなりません。
仕事というフィールドで存分に成果を得たい場合は、家族・友人・健康の中で二つを犠牲にする必要がある、ということです。

このような理論がありますが・・・今の自分は何も捨てずに全部ほしい!
わがままな野望ですが、トレードオフも何も、やっぱり全部ほしいです。

全てを得るために、どうすればいいのか・・・これが2024年度のテーマになりそうです。

読んでくださっている方、目指すところは違えど、互いに努力していきましょう。

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