文章が上手く読めないなりの勉強法

文章が読みにくくなったと感じたのは高校3年生の冬。
目はいいはずなのにやたらと霞み、老眼か?と思い百円の老眼鏡を買ってみたものの改善しなかった。
文章と言ってもさまざまで、ツイッターのような分かりやすい文章ならなんとか読めるけれど、本や勉強においてはかなり苦労した。

その後双極性障害2型と診断され、この症状とは長く付き合っていく事になる。

現在27歳、母の遺言を守るため、私はFP2級の資格を取るために勉強をしていた。
とはいっても、先ほどの症状がかなり勉強の妨げになっており、普通の人と同じように勉強できなかった。
また、集中力も散漫になっているため、一日3時間程度が限界であり、勉強法も褒められたものでは無かったから、勉強量はかなり少なかったと思う。

ただ、同じ悩みを抱えている人がもしいるのであれば、私の勉強法がうまくハマるかもしれない。
まだFP2級は合否が出ていないため「これで合格できました!」と言えないのが歯がゆいが…。

簡単に私の勉強法を説明すると「とにかく書く」以外ない。
読めなければ書くしかない。書くことで一字一句が多少なりとも頭に入り込むし、ノートが文字で埋まることで達成感も味わえる。
その「書く」と言う行為をできる限り楽にするために、私はいくつかのアイテムも購入した。

勉強時間を管理するために勉強時計を購入した。
自分がどれだけ集中できるかも分かるし、無理に長時間やるよりも40分~1時間勉強してある程度の時間休憩、その後勉強再開、というルーティンを作ることができた。

上記のアプリに勉強時間を記録することで、どれだけ勉強したかが分かるようになった。
だいたい資格勉強は目安の層勉強時間があるので、それと比較するのにも利用できた。

本を手で開きながら書く行為はなかなか難しいため、ブックスタンドも購入した。

一番オススメしたいのはこちらのグローブ。
私は感覚過敏もあり、グローブが無い状態で文字を書いていると擦れて痛くなってしまうので、めちゃくちゃ役に立った。
あと物を無くしがちなので、4個入りはかなり助かっている(すでに2個紛失した)

以前はノートを用いていたが、左利きと言うこともあり紙とテーブルの段差が気になるようになってしまった。
そこでルーズリーフに変えたらその問題は解消された。
全てのルーズリーフに番号を書き、30枚溜まったら捨てるのを繰り返すことによって「これだけ勉強したんだなあ」と言う気持ちを味わう事が出来た。

こんな感じです。

ちなみにFP2級は1回不合格で、2回目の挑戦だった。
総勉強数は298時間。目安は150~300時間と言われているから、妥当な勉強時間だと思う。

試験中も集中力が切れてしまったり、目が霞んだり体が震えたりと、正直かなり厳しい状態であったが、何とか試験は受けることができたので良かった。
資格取得のセンスがないのは重々承知だが、いい経験になった。

精神疾患を患っていると、なかなか家から出る事が出来なかったり、生産性のある事が出来なかったりと、人には伝わらない焦燥感を味わう事になる。
その中で資格勉強は、まあ…仕事につながるとは思っていないが、かなり良い『趣味』として私の人生の手助けをしてくれた。
もちろん受験料は高いし、むやみやたらに受けるものでは無いと思うから、暇つぶし程度に資格取得をしていきたいなと思う。
調べてみると資格は山のようにあり、難易度も様々だから、気になる人は調べてみてもいいかもしれない。
FPに関しては、仕事につながる資格ではないが、社会とお金の仕組みについて見識が広がるので、社会に出たことのない私にはかなり良い勉強になった。

資格取得をするから偉い!ではないと思うが、何もしないよりはマシだろう。
そう思いながら、7月4日の合否を待つ私なのであった。

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