ダーツにおけるイップスの話

初投稿です。

Twitterの文字数では書ききれない自分的アウトプットを垂れ流していこうと思います。

拙い文章になるかと思いますがよろしくお願いします!


今回は「イップス」について。

まずイップスとは?

イップス (yips) は、主にスポーツの動作に支障をきたし、突如自分の思い通りのプレー(動き)ができなくなる症状のことである。野球やゴルフ、テニス、ダーツなどのスポーツに多く見られる。学術的には局所性ジストニア(職業性ジストニア)と同義で考えられ、神経疾患に分類されている。脳の構造変化が原因といわれ、同じ動作を過剰に繰り返すことによって発症し得ることが明らかになっている(wikipedia引用)

脳科学はよくわかりませんが、自分が思ったようなプレーができなくなる症状のことですね。

ダーツだと、テイクバックから腕が固まってリリースできない。グリップがすっぽ抜けてしまう。スタンスがなかなか作れない。etc,,,

とにかく多岐にわたります。

僕はテイクバックから腕がなかなか出せず、前のめりになってバランスを崩してしまうというような症状を最近患ってしまい、リズムで投げてみたりと寛解のために奮闘中です。


でははじめに、なぜイップスになってしまうのか。

脳科学やスポーツの専門家ではないので、過去ダーツ以外の競技でもイップスを患った実体験と推測から考えてみました。


僕は 「イメージ」から「実際の動き」の流れが「無意識下」で制御されているから だと考察します。


例として、ブルを狙って投げているがなかなか思ったように入らない・・・という状況になっているとします。

この時、外したダーツは`失敗`としてイメージに刷り込まれます。回数を重ねれば重ねるほど、`失敗`はイメージに深く刷り込まれていきます。

そしてある一定のラインを超えると、その`失敗`は

イメージ → 実際の動き

上記の「→」の部分を制御し始めます。理由は単純で、`失敗`しないためです。

そしてイップスが厄介な理由が、この制御が「無意識下」で行われるということです。

僕の場合、テイクバックを意識的に深くとっていましたがそこで失敗を積み重ねた結果、脳がテイクバック→リリースという動きを`失敗`の要因だと誤認してしまい、リリースを「無意識下」で制御しているのだと思います。


以上が「イップス」になるフローの考察でした。


簡単に書きましたが、イップスになる要因は外的・心理的要因をはじめとした様々なものが複雑に絡み合って発症するということは確かです。

イップスは他人の圧力によって萎縮してしまったことが原因であったり、力を意識的に制御することが原因であることもあるといいます。

野球での事例だと、ピッチャーがキャッチャーに向かって全力投球するのは問題ないが、ゴロを捕球後に一塁へ投げる際にイップスが発動する、ということもあるそうです。

これは「意識して力の制御」をした結果失敗してしまい、失敗に過剰に反応した「無意識」が失敗の原因を「力の制御」だと判断して、それを制御してしまうといった形なのかなと思います。

「力の制御」を制御してしまった結果、投げられない・指に引っかかる・すっぽ抜けるなどの事象が発生するのではないかと。


では次にどんな人がなりやすいかを考察します。

ざっくり傾向としては

1,練習熱心

2,結果が出始めた中級者

3,完璧主義者や、それに近しい人


上記に当てはまる数が多い人ほど発症しやすいのかなと思います。


練習すればするほど、`失敗`を沢山します。

結果が出始めている人ほど`失敗`が目につきやすくなります。

完璧主義者やそれに近しい人間ほど、上記のことを深く気にします。

上記に近い人ほど、意識下で失敗しないようにする→それが無意識に刷り込まれる→無意識下で行動が制御される

というフローが常人より素早く、深く身体に刻み込まれるのかという考察です。


では最後に、対処法を考察します。

ズバリ、「イップスと共存する」ことが大切なのかと思います。


僕はイップスは治らないと思っています。

ダーツをはじめとした競技における身体の動きは、針金に例えられるのではないでしょうか。

フォームを改善するということは、針金を曲げると同義のことです。

針金を曲げることは間違いであったと、曲げた後に気づいて元に戻そうとしても、そこには「曲げ癖」がついてしまい完全な真っ直ぐには戻りません。

つまり、フォームを変えてしまったことが原因でイップスになってしまった

→そのイップスを引き起こしたフォーム(曲げ癖)は前の状態に完全には戻らないということです。


そうなってしまった事実は変えられないので、そこから針金が真っ直ぐに見えるように試行錯誤してみることが大切かと思います。

狙いすぎずリズムで投げてみる・あえて力を込めて投げてみる・突っ立って投げてみる・身体の動きを詳細に理解する努力する・・・

といった努力を続けるうちに、イップスを患っていても普通に見えてかつ、結果を出せる方法が見つかるはずです。

また「治らない」と理解するだけで、「改善」から「寛解」へとハードルが下がって取り組みやすいのかな、とも思います。


これは過去ダーツとは別の競技歴から考察したものですので、ダーツでは練習を続けているうちに別の考えも出てくることがあると思います。その時はまた記事にしようかと思っています。

これからもイップスと向き合いながら、結果を出す努力を続けていく所存です!


ここまで読んでいただいてありがとうございました。

ご意見や感想などありましたら、お気軽にコメントやリプなどお願いします。


それでは初投稿はこの辺で!

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