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新卒1年目が100時間残業してみた結果

noteお久しぶり。

前回の投稿から1か月も空いてしまいました。
ずっとnoteの存在は頭にあったけれど、書きたくても書けませんでした。

…その理由はこの題名の通り、ここ1か月あまりにも仕事が忙しかったから。

せっかくなので、月100時間残業してみて見えた世界を皆さんにお知らせしようと思います。

生活の変化

私は入社してからの約11か月ほぼ定時退勤の生活でした。
しかし、年度末の繁忙期に差し掛かり労働時間が一変しました。

残業開始1日目、確か19時半くらいに退勤しました。
こんなことを言うと社会人の先輩方に怒られてしまうかもしれませんが、毎日定時帰りをしていた私にとってはこれでもなかなかきつかった。

次の日は20時代、その次は21時代とどんどん帰宅できる時間は遅くなり、そのあとは大体23時退勤がデフォルトになりました。

そんな生活になって、まずは夜ご飯を家で食べることを諦めました。
最初の数日は残業に慣れなくて、お菓子やコンビニスイーツをたくさん買って何とか自分のやる気を保っていたので、主食がお菓子になりました。

そして、家に帰って洗濯や掃除ができないので部屋が荒れます。
洗濯が間に合わず着る服がなくなってきてようやく洗濯をするのですが、洗濯が終わるまでの待ち時間で寝てしまいそうなので、友人に電話をかけて何とか起きてました。(友人からしたらいい迷惑ですが、、)

最初の一週間は夜になると気力が持たず全然集中できないし、コンタクトは乾燥するし、睡眠不足でふらふらするし、って感じで残業耐性が全くなかった私にとってはとてもつらかったです。

そんな日常の中で、せめて休日くらいは楽しく過ごそうと思い、恋人と遊びに出かける予定を立てました。
でも、疲れが全く取れず、ショッピングをしていても頭が痛かったりなんだかいつもより楽しいという感情が湧いてこなくて、そこで自分がだいぶ追い込まれていることに気づきました。
余裕がない生活をしていると、これまでは嬉しかった恋人からのLINEや電話でさえもおっくうになってしまうし、平日のストレスで当たってしまうこともありました。

一番体調が悪かったときは電車の中でふらついて倒れそうになったり、電車に乗っている途中になぜだか涙が出てきたり、そしてすごく疲れているはずなのになぜかしばらく眠れなかったり、、

今思い返して客観的に見ると結構限界でした。

仕事の辛さを決める要因

そんな感じで激務の一か月を何とか乗り越え、新年度になりました。
年度初めも業務量が多く、まだまだ残業が多い日々は続いています。

しかし、なぜだか今はそんなに辛くないのです。
その理由の最も大きなものは人事異動があったから。

私は隣の席の先輩がなかなかに苦手でした。
毎日怒られるわけではないのですが、私に対するあたりが強く、機嫌が悪い時に話しかけようもんならもう最悪でした。

一緒にやらなくてはいけない仕事があるので、報告事項が相談があると話しかけなくてはいけないのですが、機嫌がいいかどうか常にうかがっていました。
常に呼ばれないかにびくびくして、話しかけたくないからどうしても相談が必要な業務を後回しにしてしまっていました。

しかし、その先輩が4月で異動をしました。
その結果、ストレスが体感8割消えたのです。
内容に嫌味を言われたくないから電話を掛けるのを躊躇してしまったり、相談できなくて業務が進まなかったりということがなくなり作業効率もかなり上がりました。

長時間労働はもちろん大きなストレスですが、何より人間関係が働きやすさを大きく左右するのだととても実感しました。

不適切な労働環境は人を殺す

私はこれまで長時間労働とは無縁の生活を送っていたので、残業に関する法律や規則などを全く知らなかったのでネットで調べていました。
そうしたら、東京大学を卒業し電通に入社して過労自殺をした高橋まつりさんのニュースが目に入ってきました。

かなり前にうっすら聞いたことあるなというレベルで内容を詳しく知らなかったので、いろいろ調べたらとても胸が痛くなるニュースでした。
でも、内容を見るとこれは他人事じゃないなと思いました。

まず異常な労働時間で、数日家に帰っていない日もあったようです。
それにパワハラ上司からの罵倒。
おまけに責任の重い仕事。

私の環境がかわいく見えるほどの劣悪さだけれど、このニュースを見てなんだかすごく怖くなりました。
コメントでは逃げたらよかったじゃん、とか、これくらいで死ぬなんて、のようなものも残されていましたが、私は同じ環境になったときに逃げられる自信がありません。

私の職場でもいわゆるパワハラ上司はいませんでしたが、正直不満はありました。
何にも使わない資料作りを定時後に頼んできたり、私の業務量を知りながらほかの定時退勤をしている社員ではなく私に追加の仕事を振られたり、、
でも、新卒の私は「はい」と言うしかないのです。

まつりさんはさらに人格否定されるような言葉を浴びせられたり、電通という大企業で責任の重い仕事をやっていたりと、想像を絶するストレスだろうと思います。

私の職場にもうつ病になり休職や退職に追い込まれてしまった人が何人もいます。
上司ガチャにもっと外れていたら、毎日プラス1時間残業をしていたら、プライベートの嫌なことと重なっていたら、、そんな些細な違いでもしかしたら私も心を病んでいたかもしれません。

そう考えると会社に殺されるということは働く以上思ったより近くにあるのかもしれないと思いました。

感想

1か月激務生活を体験してみて、一番思ったことはやはり長時間勤務は悪であるということ。
仕事しかできなくて生きてる意味考え始めるし、余裕がなくてプライベートにも支障をきたすし、作業効率下がるし、体調壊すし、、もうやりたくない。

かろうじていいこととしては次の給料日が楽しみなことと、こうしてnoteのネタが一つ増えたことくらい。

今までがぬるま湯だったのでみんな頑張ってるんだなぁと社会を少しだけしれたのもまぁよかったのかも。

感想という感想もないけど、ちょうど今年度の新卒も労働人生の幕を開けたということなので、最後に皆さんの意見を代弁しておきます。

これがあと40年も続くの辛い、、
大学生に戻りたいよ~~泣




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