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サンダージャンクション クイックドラフトに向けた環境の分析

こんにちは。「クソガキ」と申します😋

今回もお目汚し失礼いたします・・・フヒ・・


分析の目的

「サンダージャンクションの無法者」のクイックドラフトにおけるピック方針を決めるために、現状のプレミアムドラフト環境の分析を行う。

使用するデータ

今回は2024/4/16~2024/4/25のデータを使用する。

・Format Color Ratings : 各アーキの使用数・勝率
・Card Ratings : カードごとの評価値
・Recent Trophy Decks : 7勝デッキの情報*
 
*17Landsでは直近データしか見られないので、独自に環境初期から収集したデータを使用する。


[調査1]デッキカラーごとの強さ

デッキカラーごとの勝率

表1.デッキカラーと勝率
(ゲーム数1万以上、平均勝率は17Landsユーザーのもの)
  • 17landsユーザーの平均勝率が低い。実力が高い17landsユーザーの平均勝率が低めということは、実力とは無関係に敗北する試合がいつもより多いということになる。
    (参考:同時期の他セットの17landsユーザー平均勝率)
     カルロフ邸殺人事件 55.6%
     イクサラン:失われし洞窟 55.9%
     エルドレインの森 55.6%

  • 白緑がやや高い勝率。

  • 緑か白を含むデッキでだいたい上位を占めている。

  • 青系のデッキが全く上位にいない。

  • 2色+タッチカラーのデッキがよくプレイされている。

  • 3色以上は無い。


7勝デッキの分布

図2.7勝デッキのデッキカラー
(タッチカラーも含む、プラチナ帯以上、デッキ総数5,760)
  • 勝率が高いWG系とBG系が7勝も多くなっている。

  • それ以外はまばらといった印象

  • 青関連はUB,UGが健闘しているが、積極的に選択する必要はないだろう。


[調査2]上位デッキのザックリ特徴

白緑(WG)

  • 騎乗シナジーを活用してマナレシオ以上のスタッツで有利な交換を仕掛けたい。

  • 2マナ、3マナのクリーチャーを中心としつつも、5,6マナの高火力クリーチャーも2枚ずつ程度採用している。

  • 一方で、非クリーチャーは少なく「蛇皮のヴェール」などのコンバットトリックや除去が採用されている。

  • 白の飛行、緑のトランプルでライフを削り切りたい。

  • 強い除去札が多く、追放除去だけでも「神秘の縛め」「法による束縛」「庭園への埋設」がある。

クリーチャーのマナカーブ/非クリーチャーの枚数

採用率の高いアンコモン

採用率の高いコモン(クリーチャー)

採用率の高いコモン(非クリーチャー)

後援とはなんだったのか・・・


黒緑(BG)

  • 墓地を活用して1対多交換を繰り返したい。

  • WG(白緑)に比べると、非クリーチャーの採用が多めで、マナコストも高めなので、長期戦を見据えている。

  • デッキを多く掘り進めるので、ボムをうまく活用しやすい。また除去されたボムを再利用できるのも強みだ。

クリーチャーのマナカーブ/非クリーチャーの枚数

採用率の高いアンコモン

1対多交換できるカードが多い

採用率の高いコモン(クリーチャー)

採用率の高いコモン(非クリーチャー)


[調査3]色別の強さ(コモン/アンコモン)

強コモン/強アンコモンの色別分布

表2.平均勝率(54.7%)を超えるGIHWRを持つコモン/アンコモン
  • 1番手の白緑、2番手の黒緑という構造を反映している。

  • 青、赤はかなり厳しい

  • 2色土地は重要そうだ

  • 青コモンの3枚は下記の通りで、青黒で活用されていた。


強コモンベスト16

左上から右下へGIH WRが高い順
  • 白緑デッキ黒緑デッキの構成カードが完全に上位を占めている。

  • 特に土地がランクインしているのは珍しい。砂漠シナジーが一部存在すること、ライフを削れること、タッチするデッキが多い傾向にあることが影響していると思われる。多色土地の重要度は高そうだ。

  • 「盾、構え」「蛇皮のヴェール」といった、クリーチャーを守る札が上位であることも注目ポイントだ。ボムやフィニッシャーなどのキーとなるクリーチャーをうまく活用していくことが求められそうだ。


[調査4]色別の強さ(ボム)

GIH WR偏差値64以上かつALSA2以下(即ピック)のカードをボムレアと定義して一覧化した。(コモン・アンコモンも混ざる可能性があります。)

  • ボムの数は普通程度

  • トップメタの白・黒・緑に関連するカードの枚数が多め

  • ただ、全体のGIH WRのばらつきは大きくないので、多くのカードにチャンスがあると見てよいだろう。


[調査5]デッキの再現性

クイックドラフトでは、AIがレアリティの高いカードを集中的にピックしてしまうため、なるべくレア依存しないアーキを選択したい。
そこで、アーキ別にレアカードへの依存度を確認したい。

  • 基本的に、勝率の低いカラーはレアがピックできた時だけプレイする人が多いのでレア依存度が高くなりがちだ。その点を加味すると、今回はどのデッキも大差無いと言えそうだ。

  • 他のセットと比較すると、今回はアンコモンやレアの枚数が全体的に多い。カルロフ邸に比べるとアンコモンは1枚程度多くなっている。コモンだけではなく、強アンコモンのリストもしっかり頭にいれておくと良いだろう。


ピック方針

これまでの調査結果を踏まえて、ピック方針を下記とするのがよいと考える。

  • 「緑>=白>黒>赤>>青」の優先度でピックする

  • 主に2色でデッキを作成し、強力なレアに合わせてタッチを積極的に検討する。そのために、2色土地の優先度は普段よりも高め。

  • 環境速度がやや速い~中程度なので、リソース確保手段は考慮しておく

  • 確定除去の価値はやや高め。特に追放は重要。

  • レアや強力アンコモンを連打されて理不尽に負けるゲームがいつもより多いかもしれないが、心の準備をしておけば大丈夫😁

わたくしは、ギサ、ラクドス、オーコ投げつけられて3敗しました😋


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