見出し画像

2024年抱負 「上流から携わる」とクオリティ高いものづくりを両立するために

あけましておめでとうございます。
今年は年始から悲しいニュースが続き、テレビを見て心を傷める三が日となってしまいました。
被害に遭われた方々が1日でも早く心穏やかに過ごせるようお祈り申し上げます。


2023年は、デザイナーという立場ながら様々な場所に呼んでいただける1年となりました。
UXの5段階モデルを例に取って話すと、デザイナーは表層に一番重い責務を持っており、骨格、構造、要件、戦略と上層に進むにつれ、他の職種も含めて検討すべき内容になっていくと思っています。自分の中ではもともと、戦略から表層まで一貫した表現を行うため、デザイナーもできるだけ上流段階から携わるべきだという考えを持っておりましたが、それが対外的にも浸透し、より上流段階の場に呼んでいただけるようになったのかな、と思っています。

2021年に書いたこのnoteの頃から、デザイナーが上流から携わる体制を目指してお仕事をしておりますので、よければ読んでみてください。

しかしながらその分、とある壁にぶつかるように感じています。

時間が足りない・・・

様々な場に呼んでもらえるということは、それだけ時間を取られるということでもあります。
呼んでいただいたからには、生半可な参加はしたくありません。しかし、表層のクオリティを突き詰めていく時間は減らず…。慢性的な時間不足を感じていました。

「上流から携わる」とクオリティ高いものづくりを両立するために

2024年はこの2つの両立を目指して、以下の3つを抱負として掲げたいと思います。

1. アウトプットの速度を上げる

まず一番最初に目指すことはもちろん、早い速度でクオリティ高いアウトプットができるようになることです。
これまで自分は、表層より骨格・構造・要件を重んじて考えていました。もちろんそれも大切ではあるのですが、表層がしっかり支えられてこその上層であり、また、より早く表現する力を持つことでより上層に踏み込むことができると考えています。
ここはコツコツとした研鑽でしか伸ばせない領域だと思うので、今年はグラフィックデザイン的なアウトプットを数多く作っていけたらと思います。

2.車輪の再発明を起こさない仕組みづくり

企業で複数のデザイナーと働いていると、必ず色々な人が同じような課題に取り組み、近しいアウトプットを作る機会があります。この時それぞれの人が1から課題に取り組むのではなく、デザインシステムなどを用いて車輪の再発明をしないような仕組みづくりができれば、と思っています。
ここは自分がこれまで長く取り組んでいる領域なので、またnoteで紹介できたら嬉しいです。

3.様々な人に伝える力を持つ

私がどんなにアウトプットが早くなっても、そこには限界があると思っています。「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」という言葉があるように、より大きなことを成すためには人と協力していくことが必須です。
自分が苦手とすることを時間をかけて取り組むのではなく、適切なコミュニケーション・ディレクションを行いながらその道のプロフェッショナルを巻き込み、共に形にしていく必要があると思っています。
的確な言葉で適切に人に伝えるスキルを磨くため、今年はnoteやX(twitter)での発信を増やし、自分の考えを言語化する癖をつけていきたいなと思っています。

長くなってしまいましたが、こちらが私の今年の抱負です!
2024年は更なる躍進の年にできたらな、と思っておりますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?