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モノに出番を

唐突ですが数年前にすき焼き鍋を買いました。理想の形があって、時間をかけて探して買ったので気に入っています。
でも、気づくと1年以上使っていない。なぜなら牛肉が苦手だから。
家族内で牛肉の好き嫌いが二分されていて、そもそも料理するわたしが苦手派なので食卓に上ることが少ないのです。すき焼きのお肉っていいお値段だし。

でもせっかく買ったすき焼き鍋、他に使い道がないかなぁと考えていて、そういえば揚げ物にどうかなと思いつきました。鉄鍋で揚げ物をするとカラッと揚がるイメージ。検索してみると、揚げ物だけでなく餃子を焼くにもいいとか!

普段の揚げ物はフライパンを使っていましたが、フライパンが痛むのですき焼き鍋で揚げ物ができるなら二倍嬉しい。月に数回は揚げ物をするので、さっそく唐揚げに使ってみたら問題なく使えました。面積が広いので油をたくさん使うのが前と比べてデメリットですが、そこは割り切って油を数回使うことで良しとしました。
そして、確かにカラッと揚がっている(気がする)!

なにより、しまわれたままだった鍋が小まめに使われるようになってイキイキしている気がするのです。

道具がイキイキするって変に思うかもしれませんが、わたしは出番がないモノをずっと手元に置いておくのが苦手です。雛飾りやクリスマスツリーみたいに、年に一度でも必ず使うものは全く問題ないのですが、いつか使うかも…とずっとモノを取っておくのは嫌で、どうしても仕舞ったままのモノの怨念みたいなものを想像してしまいます。霊とか全然信じるほうではありませんが、道具は使ってこそ生きると思うので、いらないものは極力持ちたくないのです。それは自分のためでもあるし、道具のためにもいいと思っています。

世のミニマリストさんも、多かれ少なかれそう感じているのでは…と想像します。
必要なものだけを手元に置いて、どの品物も使われてモノが喜んでくれるような生活が理想です。

今日はこの辺で。それではまた。


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