太陽が眩しい

太陽の入らない部屋に引き篭もった。
頭も体も怠くて動くのも喋るのも億劫で。

同居人には赤ん坊扱いされ滅入っていた。
滅入るのは被害妄想に入ったせいかもしれない。
本当は優しさなのかも何なのかも考えれなかった。

今は気怠い体を起こして部屋のカーテンを開けている。
頭痛が潮が引くように遠のいていく感覚がして気持ちいい故この感覚を書き記しておきたかった。

医者から呪文のように太陽を浴びろと言われる理由を体感した。

あと4時間程で今日以降の行動が決まる。
当選の文字を見た瞬間どれだけ重い頭や体を抱えてでも東京へ私は行く。
BUMP OF CHICKENのツアーファイナル。
目当ての曲ひとつ聴けたらもうあとはどうでもいい。

もし落選したら散財欲に駆られてしまうのは躁状態なのだろうか。
躁は診断されていないし症状も曖昧でよくわからない。
ただの鬱ではないのは分かっている。

自分の体がわからない。
今わかるのはこの体にBUMPの音楽が必要なこと。

意味もわからず一人で涙や笑いを溢すこの体が気持ち悪い。
自分を傷付けなかったのも朝起きて日光を浴びたのも偉い。
ご飯をちゃんと食べなかったのは偉くない。

自分の事も世の中もわからない現状はやはり赤ちゃんなのかもしれない。

最近はよく変な夢を見る。

当選祈願