天体観測?

米津玄師の空想というツアーに行った。
米津玄師のライブは何回目だろうか。人生初ライブも米津玄師で、最前列だったのは今この絶大なブームメントを起こしている彼のライブからは考え難い。
流行る前から好きでしたというマウントと自慢。

今回のツアーで一番衝撃だった曲はNighthawks。
米津玄師のライブに行ってBUMPのフレーズが聴こえた時は何事かと思った。
好きが高じて幻聴でも聴いてしまったのかと錯覚したが隣にいた友人と目を見合わせて現実である事を認識した。
友人も私と同じ米津ファンでありBUMPファンでもある。
と言うか米津玄師を10年近く前に布教してくれたのがこの友人で、私がBUMPを布教した人でもある。
持ちつ持たれつつな関係で音楽を共有していた当時、大量にCDの貸し借りをしていた思い出。
月日が経っても、住む場所が離れてもこうして一緒にライブが行ける事に有り難みを感じている。

そんな私達の前で天体観測のイントロギターフレーズを会場に響かせてくる罪深い男米津玄師。
彼もBUMPに救われ影響を受けてきた人間であるのは有名な話だが、Nighthawksが BUMPのオマージュ曲である事はあまり認知されていない。

だからといって普通ライブでそんな事をしてしまうのか。終演後はその話で持ちきり。
あれは音源化されるべきである。
映像化が一番望ましいが滅多にそれをしない人なのは理解している。せめて音源。。

米津玄師のライブに何度か行っている身として今回思ったのはライブが上手くなったなぁと言う事。
MCも演奏中もどの場面を切り取ってもとても楽しそうだった。そうではない昔の彼を望んでしまう自分もいるが、変化や進化には応じていける人間でありたい。前髪も進化してたし。

次はいつライブをやってくれるだろうか。
来年あたりにまたやって欲しいなと友人と笑い、BUMPの30周年ライブは一緒に行こうと約束をした別れ際。お決まりのグータッチで別れたこの音楽に対する熱は、お互い冷めやらぬものなって欲しい。

「また音楽で会いましょう」
他のバンドのフロントマンの言葉だが、とても好きな言葉。
アーティストに対しても、音楽好きの友人に対しても、別れ際にはこの言葉を思い浮かべて陶酔する。

そういえば米津さんがMCで熱心に語っていたマインスイーパはまだやっていない。
帰ってすぐダウンロードするつもりが時間がないを言い訳に遠ざけている。
また時間に余裕がある時に爆弾を探してみようと思う。

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