【2023W杯後】「スモールガードは二人もいらない」とは一体何だったのか【ワイ氏のコラム】
○180cm以下の「スモールガード」枠は一つだけ問題
ラマスHCが日本を率いていた2年前の東京五輪、その大会直前の合宿で、キャプテンの篠山がカットされた。
その理由は、「180cm以下のスモールガードは、二人もロスターに入れられない」というものだった。
そのバグレベルに無慈悲な決断は、ワイ氏らに衝撃を与えた───
そうか、世界と戦うには、PGといえどサイズが必要なんやな・・・。ワイ氏らジャポネは世界を知らん・・・こればっかりはしゃーない・・・!
切り替えていけ。
東京五輪の結果は、何とも言えない残尿感が残るものだった。
1戦目のスペイン戦は健闘して「うおおおおおお!!」となったものの、スロベニア戦とアルゼンチン戦は帰化選手のギャビンのケガもあって、実力を出し切ったとは言えない内容だった。
その中で、スターティングPGとしてプレイした田中もTO無しという安定したプレイを見せ、ベンチスタートの富樫もベンチからの得点と安定したゲームメイカーとしての役割を果たした。二人とも悪くなかったので、スモールガードがどうなのかという話はよくわからんまま雲散していった。
───それから2年後、2023年夏。W杯直前。
多くの人が、「篠山キャプテンカット事件」の傷を心に抱えていた。
そして、こういった論調がちらほら見られるようになった。
「スモールガードはチームに一人だけでいい」「富樫か河村くんさんはどちらかをカットすべき」「テーブスと西田でいい」・・・。
ネットでもリアルでもワーワーと激論が繰り広げた。
そんな中、ホーバスHCから最終ロスターが発表された。
そこには「富樫」「河村くんさん」のスモールガード2名の名前があった。
果たしてスモールガードは世界に通用しないのか?
日本のバスケは世界に通用しないのか?
その答えが、今明らかになる───
○「スモールガードは世界で通用しない」ってマァージー?
・結果~オフェンス編~
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