2023 参政党の混乱🧐

8月30日の記者会見で突然、神谷氏より松田氏が代表を赤尾氏がアドバイザー辞任したと公表された。参政党の内部の混乱は現在も続いている。ここに至る一連の混乱の経過を関係者達の発言などから時系列でまとめる。

5月〜支部の役員の入れ替え

武田氏の動画の文字起こしより

主要な支部長クラス、支部長ったっていっぱいいるんですけども、ま、そういったクラスがかなり多く罷免されたり、一方的にですね、非常に一方的に、つまり、何か支部の協議で外されてりしているんじゃなくて、「お前やめろ」という(よう)な形とか、酷い時は、本部の事務局が行って、取り囲んで恐喝するというようなやり方で、辞めさせられたという(よう)な人が、かなりいまして、そういう状態は変わっておりません。

「広島から 中国総領事館 誘致に待ったをかける」さんのブログより引用

武田氏によると支部の支部長などが多数入れ替えられたとされる。これは各自治体が公開している公報で確認出来る。その他離党した元党員の書き込みなどから、5月から各地で多数の役員の入れ替えが行われたのはほぼ間違いない。

群馬県公報より

6月、7月 党幹部の話し合い

神谷氏の記者会見や武田氏の動画などによると、6月23日と7月某日に松田、武田、赤尾、吉野氏らと神谷氏と党執行部で話し合いの場がもたれたようだ。

武田氏の文字起こしより

それで、今年の5月になってですね、そういう声が上がりまして、一度やはり5人が集まって、ちゃんと話をしなきゃいけないじゃないかっつうのが、確か6月の、この、あの(23日)、はい、いわゆる30日に、5人で話をしたと、その時の主なことはですね、もう非常に単純で、選挙前に言ったことを選挙後もやろうじゃないか、選挙までに言ったことと選挙後のことが全く違うので、180度違うんですから、そりゃやっぱり、選挙…党員の方にも悪いっちゅうか、約束違反だし、国民にも約束違反だ。そういうことであれば、党費の使い方としても、ま、厳しく言えば違反と言わざるを得ない。ということで、それじゃあ5人で話してもしょうがないので、まあ、現在の執行部も、交えて話そうじゃないかってことで、それから2週間か、1ヶ月か、なんかそのくらい経った時に、今の党の執行部の方々と我々5人、というか4人がですね、集まって話し合いをしました。

「広島から 中国総領事館 誘致に待ったをかける」さんのブログより引用

話し合いの詳細は不明だか、松田氏らが神谷氏の党運営に意見したと定例記者会見で説明された。解任された役員達から話を聞いた松田氏らが、党運営に苦言を言ったと推測される。

8月30日 定例記者会見

8月30日、神谷氏より松田氏が代表を赤尾氏がアドバイザー辞任したと公表された。2人とも神谷氏から辞任を要請され承諾したということらしい。
神谷氏が代表になり、事務局長と党唯一の国会議員も兼任するという神谷氏の独裁体制が確立された。

翌31日、松田氏が自身のチャンネルで代表辞任について語った。基本的に記者会見で神谷氏が話した内容と同じだった。新たな情報として、松田氏は党に残り活動を続ける意思を表明した。

9月14日 加藤秀視氏アドバイザー辞任

加藤氏からは辞任の理由は語られなかった。加藤氏は神谷氏と10年以上前からの知り合いで、支部長や公認候補者の合宿などを開催していた。

9月〜 立候補予定者の離党

9月12日、24日の伊東市議選に立候補予定だった人が離党した。理由は未だに語られないが、何ヶ月も前から準備していた人が選挙の2週間前に突然離党し、無所属で出馬した。

無所属となった候補者の応援のために赤尾氏が現地入りした。赤尾氏はこの段階でアドバイザー辞退については語っていなかったが、本部(神谷氏)との関係を象徴する出来事だった。

その後、衆議院選挙の公認取り下げになった人の内の何人かが離党していった。党のために立候補しようとした人達が離党まで決断するまでには色々と思うところがあったのだろう。

10月27日 赤尾氏動画

9月12日、赤尾氏が状況説明の声明を党員向けに出した。

10月27日、これまで公に話さなかった赤尾氏が動画で経緯を語った。概ね記者会見で神谷氏が話した内容と一致する。
"記者会見7分前"や"オレンジの服を捨てた"という話には驚いた支持者も多かっただろう。
これにより赤尾氏が参政党の活動を離れることが決定的になった。

11月4日 武田氏の動画

10月29日、武田氏が短い動画の中で「参政党の執行部に裏切られて酷いことになっている」と話す。

11月4日、武田氏が動画の中で参政党について語る。最初に引用した動画である。上記以外で気になる点は以下。
・武田氏が認知症であるというデマを流された。
・赤尾氏も吉野氏も、同じようなことをものすごく言われた。
・参政党の理想は日本共産党の組織を作ることだと言っていた。

11月 吉野氏のアドバイザー辞任

11月1日、参政党での活動が少なくなっていた吉野氏の名前が参政党公式ホームページから消える。

11月11日、神谷氏の街頭演説で吉野氏、武田氏について言及がある。以下要約。

・吉野氏が10月30日アドバイザーと参政党をやめた
・吉野氏の秘書が参政党の内部情報や神谷宗幣氏のプライベートなこと、誹謗中傷を多数の党員に送りつけていた
・吉野氏と会う約束をしていたがキャンセルされて未だに会えていない
・武田氏にも会って話をしましょうと言ってたが一方的に動画にされた

党として吉野氏のアドバイザー辞任を発表。
なお吉野氏はFacebookの返信欄で"アドバイザーは辞めてくれと言われたから辞めた"、"党員はやめていない"と質問者に回答していた。

吉野氏の秘書が某党の工作員であるという噂が支持者の間で広まっている。吉野氏自身はSNSでこれを否定。真偽は不明。

11月13日、この秘書とされる人物が党員に嘘の情報を流し、それを武田氏が信じたのではないかという内容の動画が参政党公式チャンネルに上げられた。

その他のうわさ

・○○氏のスキャンダルの噂があり、それを匂わすような投稿をSNSに繰り返ししている人物もいる。
・某youtuberから本部の人間が吉野氏や武田氏らのデマを流しているという話をしている。

もちろん真偽は不明。

まとめ

流石の参政党、真偽不明な情報が飛び交っている。
ただ結果として分かることは神谷氏の独裁体制が確立された、ということである。